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親の英語力は必要なのか論争

おうち英語している人や、教室の親御さんにも何万回も聞かれる質問

ぶっちゃけ、親の英語力関係ありません。

親が英語できなくても、こどもの英語は正しくやれば伸びます。
要は、環境作りです。



1. 英語習得の必然性とは?

子どもが言語を習得する大きな動機の一つは、その言語が「自分の生活に欠かせないツール」であると感じることが大事です。

  • 小さい子は特に「生きるために必要なもの」に本能的に反応します。たとえば、親の英語の語りかけは「自分を理解してもらうため」に自然と習得が進みます。英語の例文を書いてみました。

つまり、親が英語を上手に話せるというより、日常的に下手でも使う方が効果があるということです。


例1: お腹が空いたとき

  • 親: "Do you want some milk?"

  • 子: (指をさしながら) "Milk!"

  • 親: "Okay, here’s your milk. Say, 'I want some milk, please.'"

  • 子: "I want some milk, please."

子どもは「自分の欲しいものを伝えるため」に、親の言葉を真似します。


例2: 遊んでほしいとき

  • 親: "Let’s play! Bring me the ball."

  • 子: (ボールを持ってきて) "Ball!"

  • 親: "Good job! Now throw the ball to me."

  • 子: "Throw!"

遊びの中で、言葉を使うと反応がもらえることを学びます。


例3: お手伝いの場面

  • 親: "Can you get the spoon for me?"

  • 子: (スプーンを渡して) "Spoon!"Here you are!

  • 親: "Thank you! You’re so helpful!"

親が英語で話しかけ、子どもが行動で応えるうちに英語が生活に根付いていきます。


このように、「子どもの必要性や興味」と英語を直接結びつけると、無理なく言葉が身についていきます。

これを家庭内で広げるには、英語が「単なる勉強」ではなく「生きたツール」であると感じられる環境づくりが必要です。


2. 英語習得の必然性を仕かける具体的な方法

親の英語力に依存しすぎず、子どもが無意識に英語を必要とする環境を作る方法が一番手っ取り早いです。親の英語力が低くても環境を整えれば問題ありません。

(1) 英語を「特別な日常」に結びつける

  • 例: 英語でしか楽しめないコンテンツを用意する(英語の絵本、動画、歌など)。
    子どもが好きなキャラクターのセリフや歌を真似したくなることで、自然とアウトプットが促されます。

  • 補足: 英語に「楽しい」「ワクワクする」という感情を結びつけることで、学びという意識なしに習得が進む。

(2) 英語を「遊び」として取り入れる

  • 例: 親子で英語のボードゲームやカードゲームをする、英語でしかルールを説明しない遊びを取り入れる。

  • 具体案: 「I Spy」ゲーム(周りにあるものを英語で探す)や、「Who Am I?」クイズを英語で行う。和書のミッケシリーズは特におすすめです♪


3. 親が英語力を高めるよりも効果が早い理由

  • 親の英語力を高めるには時間がかかるため、「親自身が英語を教える能力」を頼りにするのは非効率。

  • 一方、子ども自身の「興味」や「楽しい経験」に英語を結びつければ、親の英語力に左右されずに学習が進む。

  • さらに、英語を使う必然性を感じた子どもは、自分で学ぼうとする意欲が生まれるため、親が教え込むよりも自発的にアウトプットが増える。


4. 日本でおうち英語が成立する理由

  • 日本でおうち英語が可能なのは、必然性を感じられる環境を作り、子どもが自然と英語を吸収できるよう工夫するからです。

  • 例えば、「親がネイティブ並みに話せないとアウトプットが伸びない」というのは誤解で、実際は「環境設計」の方が大事です。


まとめ

英語習得の必然性を感じる仕掛けは、親の負担を軽減し、子どもの自発的な学びを引き出す最善策です。
「親が教える」ではなく、「親が環境を整える」ことに重きを置くことで、短期間で楽しく効果的な英語学習が可能になりますよ。

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