「やらなきゃできるようにはならない」は根性論ではなく当たり前
前職の上司によく言われた言葉があります。それは「できるかどうかじゃない、やるんだよ」というもの。
根性論のようにしか聞こえなくて反発したりもしましたが、よく考えたら当たり前のこと。まぁ言い方はいろいろありますけど。
できなくても、やる。
できないことを「やれ」と言われるのは相当なストレスです。このままやってもできないから、という理由で「いま」やらない、ということもあります。
前職ではそれでも「やれ」と言われました。ただしその「やれ」は今すぐという意味ではなく、段取りをつけろという意味。「いつかやる」「今はできない」ではなく、とにかく「やる」と決めるて前に進むことを求められました。
できない、というのは言い訳。何かしら理由があるのであれば、こういう理由で「やらない」と決めて次に進むのです。
できないから、やる。
取り組み始めたことにすぐに結果が出なくても、とにかく行動し続けることを求められました。それは同じことを繰り返し続けるという意味ではなく、結果を出すためにはどうしたらいいか考え続けるということ。
自分のスキルや能力を高めることはもちろんですが、新たな問題に気づく、やり方を変える、切り口を変えるなど、できないからいろいろなことをやってみる、という意味でもありました。私は行動する前にあれこれ考えて動けなくなってしまうタイプ。そのたびに上司に「頭の中ではなく、現実を動かせ」と言われました。
「できないからって何もやらなかったら、本当にできないのかどうかもわからない」
「できないから、本当にできないのかどうか確認するために、やる」
「失敗は成功の母」という言葉がありますが、失敗を経験するためにも行動しなければ何も始まらない、というのが上司の考えでした。
やってみるから、できるようになる
先日、ジムでインストラクター(スパルタw)が「やろうとしろよ!」と言っていたのが聞こえました。それを聞いて、できるできないより前に、やろうとしているかどうかのほうが大きな問題なのだなと気づかされました。
最初はできなかったことも繰り返すうちにできるようになったり上達したりしていきますが、できないからとそこでやめてしまったら、できるようになることも上達することもありません。
できなくても、やる。
できないから、やる。
できるようになるために、やる。
これって考えてみれば根性論というより当たり前のことです。できないことはやらない理由にはならない。最近忘れかけていたような気がするので、あらためて意識して過ごしたいと思います。
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