いい加減、グラスワンダーを武士というのをやめなさい。
なるほど、さっぱりわからん。
グラスワンダーキャラ解説です。パチパチパチパチ。
世間一般を見ていると、未だにグラスのことを武士だの室町だの言っている方が居ますが、今すぐアプリを閉じてポルノハブにでも行って女子○生動画でも見てきたら良いと思います。別モンだから。
これがグラスワンダーのプロフィール。アメリカ帰りの清楚可憐な大和撫子というキャッチコピーが書かれていますね。もう武士じゃありません。QED.
なんてことはとくにないです。
大和撫子って英語でもYamato Nadesikoと呼ぶらしいです。
ここからキャラクター像を読み解いていきましょう。
なんでこいつ薙刀持ってんの???????
ちなみに、薙刀は女性の武具なので、ここから武士であると展開するのは無理筋です。
こういう燃え盛る情念の炎や独占力からヤンデレ方向に進む人も居ますが、それもまぁ解釈が浅い。というよりも、ヤンデレ方向から武士方向へと振れたのが現在と読み解くべきかもしれない。
残念ながら、グラスワンダーは武士ではなく、SAMURAIと読むのが正確です。
同じやんけ! と思う人もいると思うのですが、コレは大きく性質が違うものです。大和撫子がYamato Nadesikoであるということと、これは近しいもので、つまり、外から見た日本文化を愛好している、あくまで再解釈された文脈を纏っているのがグラスワンダーであるということです。
グラスワンダーを読み解くもう一つ大事なワードとして、この怪物があり、グラスワンダーはこの名称にかなりこだわりがあります。育成ストーリーでのマルゼンスキーとのコミュニケーションもそうですが、グラスワンダーにはこういった形式への強いこだわりがあるミーハーです。
こういう部分を、武士と誤読する向きがあるようですが、むしろこれは、高潔な精神を持った架空の人物を模範とするところから発展した者だと考えたほうが自然で、本来の武士からはかけ離れたものだと捉えるべきなのです。
イギリス人のジェントルメン(英国紳士)と同じですね。
蛮族が蛮族すぎるので、架空の模範を作り出した流れ。
頑固で意固地で、理想ばかり見ているのがグラスワンダー(素体)で、それが交流を経て変化していく。
これはウマ娘全てに共通していることですが、ベースになる性格やキャラクターの思考は、シナリオを経て変化します。
育成シナリオクリア後のグラスワンダーは、理想ばかりを追うことをやめ、回り道も許容するようになりますがそこは一旦横におきます。
グラスワンダーは大和撫子でおっとりし、闘争心に欠ける
から始まり
実は彼女は内に秘める熱い闘争心がある
が明かされる第二段階です。
ここから更に踏み込めば
勝負への熱いこだわりがある(ここが武士やヤンデレと評された点)
なんですが、ここから更に踏み込まなくてはグラスワンダーのキャラクター性を理解することにはならないです。
グラスワンダーはマルゼンスキーから引き継がれている怪物という呼称にこだわりがあり、日本人以上に日本文化に親しみを持っている。けれども、彼女のルーツは本来、日本を愛するアメリカ人なのです。
あくまで、武士の時代を生きた当事者ではなく、再解釈した鎧を纏う、現代を生きる人物として解釈しなくてはいけない。
そう読み解くと、親友であるエルコンドルパサーとの関わりも見えてくるものがあります。
グラスワンダーは、表面的なものをものすごく意識してしまうという悪癖があるんですね。
つまり、グラスワンダーは、ベースの状態では未成熟な人物であると描かれているということがすごく重要。
再掲ですがコレ。
いまだ、Yamato Nadesikoであり、SAMURAIでしかない彼女が、未熟さを乗り越えて本物へと至っていく道筋こそが、グラスワンダーというキャラクターの魅力だと考えています。
本物へと至る道筋は曲がりくねっていて、ときに迷うこともあるでしょうが、強い芯を持つ彼女は、磨かれていずれ本物のWazamonoへと至るでしょう。
温泉イベントは自力で見てもらうとして、彼女の改めての決意が語られるいいイベントでした。
さあ、グラスワンダーを推しましょう。
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