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2025年2月からLivret AとLEPの金利は引き下げ予定

Livret Aは、フランスで最も人気のある貯蓄口座で、LEPは開設に所得上限がある貯蓄口座です。両者とも非課税という特徴があり、利息部分には社会保険料と所得税が課税されません。(通常は利息部分に社会保険料と所得税合わせて30%の課税。)

Livret AとLEPの利率は、フランス政府と中央銀行(Banque de France)が物価上昇率(インフレ率)や市場金利の動向をもとに、年に2回 2月1日と8月1日見直し、毎年12月31日に利息分が貯蓄口座に加算されます。

Livret AとLEPの口座開設条件や上限金額は、過去記事を参考にして下さい。

Livret A の金利は 3% から 2.4% へ引き下げ 

最近のインフレ率と市場金利の水準の低下を考慮し、1年半にわたって3%で凍結されていたLivret Aの金利が2.4%に下がります。ちなみに、Livret AとLDDSの金利は同じです。

LEP の金利は 4% から 3.5% へ引き下げ

中低所得者を対象とした特別な貯蓄口座です。開設するには一定の所得条件を満たす必要があります。金利はLivret Aよりも高く設定されており、2025年2月には4%から3.5%に下がる見通しです。

LivretAの金利が2.4%に引き下げられましたが、依然として元本保証の安全な貯蓄手段であることは変わりません。次回の金利見直しは2025年8月になります。




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