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もっと照らして - JO1「流星雨」 〜JO1_5thANNIVERSARY〜

2024年12月11日。
JO1結成5周年おめでとうございます!


大好きな人たちが集まって5年、当たり前のことじゃないと思うからこそ、どの時間も愛おしく眩しく尊く感じるのだと思います。


そんな大切なこの日に、数あるJO1楽曲の中でも、私が大切で大好きな【流星雨】の歌詞を読み解いていこうと思います。


はじめに


アイドルが「夢は叶った」と歌うこの曲【流星雨】は、2022年5月25日に発売されたJO1の2枚目のアルバム【KIZUNA】の中の1曲。音源が一部公開された時から大好きだ。11人のそっと語りかけるうようなあったかいボーカルと、曲全体から感じられる「夢」や「希望」の眩しさ、いつまでも傍にいたいと願う詩も、どこをとっても大好きでずっと大切にしていきたい曲です。

今日は大好きなこの曲を、「アイドル」と「ファン」の話として歌詞を読んでみようと思います。(当方、残念ながらアイドルの経験はないため、完全なる”想像”でお届けします)


1:照らし出すよ

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夢見心地

眠りから目が覚めても
まだ夢の中みたい
君が隣にいるから

柔らかくゆったりとしたイントロから始まるこの曲に目が覚めたのか覚めてないかまだわからないふわっとした感情。
ここで言う「夢」は、応援してる「君」に会えた時間、または応援してくれる「君」に会えた時間、としておきたい。「隣」のように身近に感じることができる「君」との時間が幸せでまだまだ夢見心地なイントロ。


色鮮やかなこの瞬間が
目の中でゆらめいて
一つ一つが重なっていく

真っ先に思い浮かぶ「色鮮やかなこの瞬間」はペンライトの海。
カラフルなペンライトでいっぱいになった会場を見渡す「君」はどんなことを思っているのだろう。


深い闇に打ち上げた花火
照らし出すよ祝福のように

「深い闇」は上手くいかないことや悩みなどを表していると考える。
そこに「花火」や「照らす」などの明るい光をイメージさせる言葉で
深い闇にいる「君」を明るく照らすような表現をしているのではないかと考えた。

また、「深い闇」のような苦しい時でも、嬉しいことがあればみんなで「おめでとう」が言える関係でこれからもいたいなと思う。


二人の思い出を心に刻んで
始まりの幕を開けよう

「始まりの幕」はまさに自分らが輝くステージ。楽しい嬉しいももちろん、暗い苦しい「思い出」も胸に置いて次に進んでいく気持ちを表しているよう。


高揚感を抑えながらも、しっかりと慎重に一歩を踏み出すようなこのサビ前のパートが大好き。


夢は叶った
降り注ぐ星 輝くこの瞬間
永遠に君といたい

アイドルが「夢は叶った」と歌うこのパートが、ほんっっっとに美しすぎる。

この「夢」とはとはなんだろう。
「始まりの幕を開けよう」のパートから続くこの「夢は叶った」は初めてのライブなのか、目標にしていた会場でのライブなのか……”幕”と言われるとどうしても舞台のイメージが強くライブの話になってしまったが、”新しい始まり”という解釈でファン視点で考えてみると、夢にみていた「君」とお話しできる時間 などとも取れると思う。

(またライブのような情景に戻ってしまうが、)「降り注ぐ星」はファン一人一人のペンライトとして考えると、会場が大きな夜空のようで綺麗な景色が頭に浮かんだ。アイドルもファンもこの時間が「永遠に」と思うだろう。


僕たちの願いが
交わればいいのに
闇深まる空 もっと照らして

どこかのアイドルが「客席に誰もいない会場は暗くてブラックホールみたいで怖い」と言っていた。
「闇深まる空」はファンがまだいない会場だとしたら、誰もいない客席を見て「もっと照らして」と願う君がいるのかもしれない。
客席が真っ暗で吸い込まれてしまいそうなら、ファンが星になって照らしてあげれたらなと強く思った。


迷わずこの手を握ってよ right now
誰とも比べられない君は only one

ここは「アイドル」と「ファン」の掛け合いみたいと感じていた。

アイドルが「迷わず」と言うのは、他の何かに惑わされずに”自分だけ”でいて とも取れる。「この手を握ってよ」は「この手を離さないでよ」とも取れる。
そして”自分だけ”と言うアイドルに対して、「誰とも比べられない」「only one」と返せるファンでありたいと思った。


我慢できない 君を求めて
宇宙漂ってるみたいだね
眩しくなるくらいに
もっと照らして

「我慢できない」ほど「君を求めて」しまうのはファンなのかアイドルなのか……双方であれば嬉しいなと願ってしまうファンですが、
「眩しくなるくらいにもっと照らして」は歌う・話すよりも願いだったり嘆きにも聞こえて胸がキュッとなる。「”もっと”照らして」と言うことは、現状ではまだ満足しておらずさらに上を……とも取れる。



2:溢れ出すよ

不器用

上手に言えないけど 不器用な言葉でも
I wanna let you know
心の奥にある この気持ちを伝えたいんだ

可愛い(感想)。

上手に言えないし不器用な言葉でもちゃんと気持ちを伝えたいほど、大切に思っている関係だと受け取れる。私も下手くそな日本語を連ねながら、ここで届かないような気持ちを届けてます。


季節を超え巡り合う奇跡
溢れ出すよ祝福のように

「祝福のように」は1番と同じパートだが、1番は「照らし出すよ」2番は「溢れ出すよ」になっている。1番で深い闇を照らして救ってくれていたなら、2番では溢れ出すほどの幸せで包まれているのか…


輝き出す瞬間 僕らの光は果てしなく広がる
始まりの幕を開けよう

アイドル自身がそう思っていて欲しいとい話ですが、ステージに立てば、アイドル自身のそのパワーが光となり果てしなく広がっていくよ!と、そう思っていて欲しい。
そう言う気持ちで、ステージに飛び出してきてくれたらいいな。


夢は叶った
降り注ぐ星 輝くこの瞬間 永遠に君といたい
僕たちの願いが交わればいいのに 闇深まる空 もっと照らして
迷わずこの手を握ってよ right now 誰とも比べられない君は only one
我慢できない 君を求めて 宇宙漂ってるみたいだね
眩しくなるくらいに

1サビではこの後に「もっと照らして」とつくが、2サビでは「眩しくなるくらいに」で切れてしまう。「もっと照らして」をグッと飲み込んだようにも聞こえるし、どこかへ消えてしまったような寂しさも感じる。


遥か遠くに浮かぶ
星に願いをかけたなら

「遥か遠くに浮かぶ星」は”まだ叶っていない夢”のことなのか、それとも”会えない間に想うファン”のことなのか……遥か遠くのまだ届かない夢に思いを寄せているような情景が浮かぶ。


胸に抱かれて囁いてよ
“いつまでも一緒だよ”と

「胸に抱かれて囁いてよ」__ド妄想になってしまいますが、ファンを抱きしめるアイドルが「いつまでも一緒だよ」と囁いてほしい のか、はたまた逆なのか……個人的には前者で考えたいところです。
「いつまでも一緒だよ」と囁いて欲しいアイドルを応援したい。


夢は叶った
降り注ぐ星 輝くこの瞬間 永遠に君といたい

僕たちの願いが 交わればいいのに
闇深まる空  もっと照らして

迷わずこの手を握ってよ right now
誰とも比べられない君は only one

我慢できない 君を求めて
宇宙漂ってるみたいだね
眩しくなるくらいに

もっと照らして

3度目のサビだが、他のサビよりも希望に満ち溢れて眩しいパワーを感じる。
改めて歌詞を読んでみると、話しかけているような口調の歌詞が所々に散りばめられていて、身近な存在に話しかけているようにも感じられる。身近な存在だからこそ「君といたい」「迷わずこの手を握って」と離れないで欲しいと強く願っているのかと思った。

アイドルが「もっと照らして」と言う限り、私はずっと照らし続けたいと思います。



おわりに

収録されているKIZUNAアルバム以降、KIZUNAツアーと昨年のBTDツアーで披露されたこの曲。(BTD京セラではセトリ落ち…)サビの振り付けがあったKIZUNAツアーのステージも、傾斜のあるステージに座りまるで星を見上げながら歌ったBTDのステージも、どちらも素敵で印象深い。

この曲を初めて聴いた時から私は「…………アイドルとファンの曲では?!」と思っていたが、どこかのサイトの紹介文では"ラブソング"と書かれていた。アイドルとファンお互いを思い合うという意味では確かにラブソングだと思った。


💐 2024.12.11 💐


改めてJO1結成5周年おめでとうございます。
この曲のようにお互いを照らし合える関係でこれからもいたいと思えるのが、私にとってJO1だ。すごく身近に感じて「これからも一緒だ」と思える瞬間もあれば、大きいことを成し遂げて「そのうち会えないほどすごい人たちになってしまう」と嬉しい不安に駆られることもある。本当に嬉しい話ですこれは。
「永遠に」なんて言葉に保証はないけれど、少しでも「永遠に」が長く続く事を祈って、私はこれからもみんなのことを照らしていきたい。


11人が11人でいられる時間が1秒でも長くありますように。私の願いはこれだけ。

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