糸島・あじさい寺~ヲベタ清正公会堂~と、醤油とお豆腐と、全粒粉ピザランチのお話
先週の平日が休みだった日の朝、急遽糸島へ行くことになり、たまたま前を通りがかり立ち寄ったのが、この場所・あじさい寺でした。
今月、前半に少し仕事のシフトが集中してしまい、紫陽花を撮りに出掛ける間がなく、もう無理かなあと諦めていたのですが、思いがけず糸島で、素敵なロケーションに出逢えて嬉しくて、思わず、車をUターンしてもらいました。帰ってきてから調べて、そこが、「ヲベタ清正公会堂」と呼ばれる御堂であることを知りました。
平日であったにも関わらず、人がひっきりなしに訪れていて、なかなか人を入れずに撮るのが難しく・・・私の中では、かなり後ろ髪を引かれつつの退散だったのですが、それでも車で待っていた相方は、なかなか帰ってこん(-_-;)と感じていたようです。
ということで、阿蘇・産山村のキュッフェさんの記事を、と思っていたのですが、先に、今が旬の紫陽花をUPしておきます。
この日、急遽糸島へ行く事になったのは、とある醤油を買う為でした。
我が家には、東京に居た頃からずっと使っている醤油があります。といっても関東の醤油ではありません。奥出雲、島根県のお醤油です。
今はなき、グッド802(グッド八王子)という、こだわりの様々な調味料なども取りそろえた酒屋さんで見つけて購入してみたのがきっかけです。それも結婚前にたまたま相方がお酒を買いに立ち寄って、品物に書かれていたPOPを見て、ちょっと高いけど、試してみよう、と思ったそうで、それ以来、結婚してからもずっとその醤油を使っていました。グッド802が閉店した後は、系列店舗のグランルパという南大沢駅前のアウトレットの中にあるスーパーで、ここもかなりこだわりの食材を取り揃えていたのですが、そこで購入していました。
ただ、こちらへ移住して数年間は、その醤油を手に入れることが出来ず、別の、九州産の無添加醤油を代用していました。九州の醤油は甘味料をプラスしているものばかりで、まともな醤油を手にすることすら厳しく、その中でも、スーパーで手軽に買える中では、一番いいかな、という醤油を選んでいたのですが、灯台下暗しで、なんとすぐ近くのオーガニック系の食品や雑貨を扱うお店に、その醤油を売っているのを見つけ、久しぶりにその醤油を使ってみて以来、あまりの味の違いにビックリしてしまい、こんなに違ったとは・・・と、もう元に戻れなくなっていたんです。
その醤油を気に入っている理由は、材料となる大豆や小麦が良いということや、加熱処理、酵母添加による醸造促進をせず、人の介入を、最小限に自然に委ねた天然醸造天であるということだけではなく、なんといっても、創業以来150年以上ずっと変わらず、蔵つき酵母を使っている、ということにあります。
天然の蔵つき酵母を使っているところは、今では本当に少ないです。でも、その天然の醸造蔵に住み着く微生物たちの醸し出す旨味は、何物にも代え難い旨味です。一度これに戻ってみたら、他の醤油では代用が出来なくなりました。
そして、油断していたら、家の在庫が残り1本を切ってしまい、これはいかんと、通販で在庫があるところを一件だけ見つけ注文を入れ、受注確認メールも届いていたので、よかった、とホッとしていたのも束の間、その休みの日の朝に、「当方の不手際により、在庫数に誤りがあり、出荷出来ない」とメ-ルが届いていたことに気づきました。次回の入荷までお待ち頂けますかと。いやいや、次回の入荷は7月とのこと。それなら、近所のお店にも既に頼んであり、そこまで持たないので、在庫のあるところを探して、やっと見つけて頼んだのに、それはないよなぁとどうしようと、朝から焦っていたら、糸島のいつものお店、あそこになら、ひょっとしたらあるんじゃない?電話してみて、あったら、今日、行くからと相方からの申し出。
電話してみたら、在庫ありました!
これから伺うので、とお取り置きをお願いし、急遽、出掛けました。
そして、糸島のそのお店に、その醤油があることを知っていて良かった、と相方と共に安堵しました。近所のお店は、小さい店舗なので、入荷も少なく、いつも在庫がある、という感じではないので、一応お願いはしていても、切羽詰まったときは、糸島で、というパターンが多かったりします(;'∀')
味噌は、毎年、家で消費する分は必ず仕込むのですが、醤油も手作りしたいと思いつつ、まだそこまでには至っておらず、というより何より、蔵つき酵母など扱える筈もなく・・・
とにかく、いつもの醤油が手に入って良かったと、急遽出かけると言ってくれた相方にも感謝です。
品薄が続いているので、あえて、その醤油の名前を出すことは控えます。奥出雲でわかる方はわかるかもですが。
そして、せっかく糸島へ行ったなら、他にも寄りたいお店があったのですが、生憎の水曜定休で、行けず。
お昼は、前に雑誌で見つけて気になっていた農家さんが開いている直売所&カフェへ。
無添加のピザ、と雑誌には書かれていたものの、念の為と確認したら、その日の日替わりだった自然豚の生ソーセージは無添加ではなかったのが残念でしたが、全粒粉の生地を使ったピザで、ソース等は自家製の無添加で、野菜はもちろん、なんといっても、全粒粉の生地がとても美味しくて、また行きたいと思いました。
直売所で、無農薬、無化学肥料のにんにくやズッキーニ、それと、全粒粉の麺を買いました。全粒粉の麺ってなかなかないので、楽しみです。
そして、あじさい寺で写真を撮ったあと、最後は、伊都菜彩で雷山豆腐のあおばと豆腐を購入。
というより、伊都菜彩へ行こうとして、たまたまナビを入れたら、偶然、そのあじさい寺の前を通りかかったので、紫陽花の写真が撮れたともいえます。
あおばと豆腐といえば、奥会津金山の玉梨豆腐茶屋が有名で、(以前は奥会津へ行くと必ず玉梨豆腐茶屋へ立ち寄り、買っていましたが)検索すると、そこばかり出てくるのですが、雷山豆腐のあおばと豆腐、濃厚でとっても美味しいのです。この辺りも、水がいいのでしょうね。2パックも買ってしまいました(^-^; 木綿等他の豆腐も含め、1日に200丁ぐらいしか作れないという少量生産のお豆腐で、もちろん余計なものは何も使っていない大豆の旨味が濃いお豆腐です。午後だったけれど、平日だったせいもあったのか、残っていてラッキーでした🎵土日だと、夕方はほぼなくなってることが多いんですけどね。