九十九島の眺めに魅せられて移住した人達との出会い
移住のきっかけとなったこの九十九島の眺めに魅せられて、この地へ移住を決めた、という方に、不思議と、偶然バッタリお会いすることが度々ある。
今日もそうでした。
正確には、何度もニアミスしているのだけれど、お話したのが初めてだったという。
定年退職を機に移住してきた、というその方は、毎日のように、どこかしらの展望台へ行き、その景色を眺められているそう。
今日は、たまたまその時、私が展海峰でご案内していたお客様に、映画ラストサムライのロケ地ともなった、石岳展望台からの夕陽がそれはそれは素晴らしいんです、と力説して下さっていた。
そういえば、ここのところずっと石岳展望台からの眺めに思いを馳せていて、しばらく行っていないのだけれど、改めて写真を見直してみていたら、また行きたくなってきていたところ。
石岳展望台からの夕陽の残照 2016年3月
石岳展望台は、どちらかというと、五島列島やその向こうの大陸方向を向いていて、その向こうにある別世界を想像させるような、遠い異国に思いを馳せるような、はたまた、悠久の時を感じさせてくれるような、そんな世界が広がっている感じがあって、人が少ないときには、より一層、ひとりでぼーっとそんな思いに浸ってしまう。
駐車場から薄暗い木立を数百メートル歩いていって、まだかな、こんなに遠かったけな、とそろそろ見えてきてもいいよね、と思った頃にばーっとその展望が開けて、この眺めが広がっていると、またより一層の感動を与えられるというかね。
アクセスしやすい、というのは、特に、初めて、観光で来る、という立場になれば、とてもいいことなのだとはおもう。でも、ちょっとハードルがある、それがより一層、非日常の世界へといざなってくれていて、それもまたありなのかな、という気がしているこの頃。
方角的には、石岳展望台と同じような方角を向いているけれど、標高がちょっと低い船越展望所からの残照は、三日月と共に。かろうじて上の方に入ってます(;^_^A
もっとまた色々とそういった移住されてきた方と話しをする機会が持てたらいいなと思う。