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QC検定3級 基本統計量の解説
みなさんこんにちは
Michiです。
この記事では、QC検定3級で使用される基本統計量について解説します。
職場で「平均値と中央値は?標準偏差はどのくらい?」と言われ、
なんと答えて良いか悩んだことないですか?
この記事を読めば、そんな質問にも答えることができるようになります!
記事全体で30分あれば読める内容になります。
有料の内容もありますが、エナジードリンク1本分で自己投資しませんか?
(๑•̀ㅂ•́)و✧グッ!
基本統計量とは、ある集団の特徴を表す数字のことです。
例えば、今月のあなたの体重を考えてみましょう。
日によって多少の変動はありますが、だいたい50kgと決められますよね。
この50kgというのが、基本統計量の一つ平均値になります。
そんな基本統計量ですが、QC検定3級では次の8つを覚えましょう。
①平均値
②中央値(メディアン)
③最頻値(モード)
④範囲
⑤平方和
⑥不偏分散
⑦標準偏差
⑧変動係数
覚えることが多くて大変・・・ですよね。
でも、職場の人の名前を8人くらいは言えますよね?
そう、きっと大丈夫です!それでは解説に入ります。
①平均値とは
平均値は 「全体の合計 ÷ サンプルの数」 で計算できます。
数式で書くとこんな感じです。
$$
\overline{x} = \frac{1}{n} \sum_{i=1}^{n} x_i
$$
$${\overline{x}}$$ は、エックスバーと読み、平均値のことを表します。
n は サンプル数、
$${x_i}$$ は i番目のxの値
$${\sum}$$ は シグマ と読みます。
$${\sum}$$ は
$${\sum_{i=1}^{n} x_i}$$ と書くことで、
「i=1番目からn番目までのxの値の合計を計算する」という意味になります。
平均値の計算式をもう一度見てみましょう
$$
\overline{x} = \frac{1}{n} \sum_{i=1}^{n} x_i
$$
平均値 $${\overline{x}}$$ は、i=1番目からn番目までの合計(=全体の合計)をサンプル数nで割ることで、計算できますよ という式になっています。
※全体の合計を表すときは、$${\sum_{i=1}^{n} x_i}$$を$${\sum}$$と書くことがあります。
正直、日本語だけの方がわかりやすいし、なぜわざわざわかりづらい数式を使う必要があるのか疑問ですが、理由は主に二つあります。
①QC検定で数式が出されるから
②平方和の計算式で使うから
抽象的な話が続いたので、具体例で考えてみましょう。
例題)5人があるテストを受けました。テストの結果は以下の通りです。
Aさん 0点、Bさん 20点、Cさん 20点、Dさん 30点、 Eさん100点
さて、5人の平均値は何点でしょうか?
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計算すると、
$${(0+20+20+30+100) ÷5 = 170 ÷5 =34}$$
となります。
計算する時は、ちゃんと0点の人もサンプル数に入れてあげましょう。
(つまり5人で割り算をします)
さて、平均値の計算結果から考えてみると、5人中4人が平均値を下回って
しまいました。😐
この結果は、全体の合計をサンプル数で割ったことに原因があります。
全体の合計ということは、今回のように1人離れた値(=100点)をとると、平均値が上がってしまうという事態になります。
その結果、5人中4人が平均値以下になってしまったわけです。
では、今回のテストの結果、「代表的な得点は?」と聞かれたら、
どのように答えられるでしょうか?
その答えの一つが「中央値」です。
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