見出し画像

対話してますか?

忙しい仕事の中で、一緒に働く人たちのコミュニケーションが豊かになればいいのにな。
私自身、自分のこだわりがある方で、しかも不器用なので誰にでも積極的に関わっていけるわけではないので、
「コミュニケーションって難しい・・」と感じながら仕事をしてきました。
豊かになるって、どんなこと?

主に保育現場やそこで働く人たちに関わらせていただいていますが、
豊かさって、感覚的でそれぞれによって違う。
特に保育の仕事は答えが一つではなく対話する時間が必要なのに、業務の忙しさでそれも十分に取れないため、すれ違うことが多いのです。
では十分な時間があれば、人間関係はうまくいくのでしょうか?
それも違うんじゃないかなと思っていて。
経験や年齢、役割や立場が違うけれど同じ専門職の人たちが対話をするときに、
「安心して、そこにいられる」ということがとても大切だと思います。

そういう意味で、第3者が対話の場をファシリテーターとして入ることは有効なのではないかと考えています。
これは、私自身が園長をしていた時に、私ではなく誰かにそういう役割をしてほしかったという経験から感じた事。
自分自身はそんなつもりはなくても、発言をすると相手は「園長の言葉」として受け止めて話出しにくさを感じてしまう。そんなことがありました。

そんな経験から、今、保育現場で「対話のワークショップ研修」をさせていただいています。
対話の研修会も、ワークショップももちろん他にもありますが、
私が大切にしたいことは、

「同じ環境で一緒に働いている人たちとワークをする」

ということです。
日々一緒に働き、過ごす時間が長くても、その人を理解できているとは限りません。
また逆に、自分も相手に伝わっていないことがたくさんあるのかもしれません。
自分と同じように、相手も自分の大切にしている価値観があります。
子どもたちには「違い」を大切に保育をするのに、対大人となるとつい自分とは違うことに反応してしまうということはないでしょうか。
「違い」を受け入れる。
言葉にすると綺麗にまとまってしまいますが、
自分と違うことを受け入れることは、保育に限らずどの人もモヤッとすることが必ずあります。でもその感じた先をどうするかは、自分たち次第なんですよね。
子どもたちや保護者に、どんな保育を提供したいか。
一緒に働く人たちと、どんな保育をしたいか。
どんなチームで仕事をしたいか。
そのきっかけを、「対話のワークショップ」を通してつくっていきたいと思っています。
正解を探すとか、すぐに認め合える関係性を構築したりとか、
答えを急ぐより、違っていることを知り、そんな違いがある人と一緒に仕事をしているんだな〜ということを感じる。
その余白が、人との関係性や保育の豊かさに繋がっていくのではないかと思います。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?