ワクワクを探求する講座の紹介
『潜在保育士の未来を探求するゼミ』という講座を5月にスタートします。
潜在保育士さんにこんなことが必要なんじゃないだろうか?と思ったのは、約1年くらい前。
しかしなかなか言語化できず、随分と長く温めていました。
ようやく「やってみよう!」と決意できたのは、この講座に必要だと思っていた社労士さんに、協力をしていただくことが決まり、背中を押していただいたからでした。
その内容について、お知らせします。
自分にできることって何だろう?
保育をしていた時は、自分が何をするのかが明確でした。
子どもたちの年齢や発達を捉えて、生活や遊びを考える、
そのためにチームで計画をし、準備をする。
保護者との信頼関係を築き、必要に応じてサポートをしていく。
一瞬一瞬に専門性を発揮できる仕事をしていたときは当たり前にしていたことが、
離れてみると当たり前ではなくなった。
潜在保育士になった自分は、一体何ができるんだろう?
そんなふうに感じたことはないでしょうか。
ホイクネクトでは、保育の現場から離れている潜在保育士の方々が、
本当の意味で「潜在」して、社会の中に潜り込んでしまうのはとても残念だと思っています。
保育の現場に戻りたい人も、そうではない人も、
専門性を活かせる可能性や、ワクワクすることを一緒に探求していく講座です。
「対話」自分のことを話してみる
「自分と向き合って考える」という、ひとり時間を持つのもいいのですが、
ひとりで考えると、どうしても自分の経験や思考の中で巡らすので、
考え続けても、なかなかすっきりすることはありません。
ぐるぐると同じところで悩んでいる感じ。
私の場合、保育の現場を離れた当時、自分らしい形で子どもや子育てを支えていきたいと思っていましたが、「自分らしい」がなかなかわからず、共有できる人も身近にいない状況で、彷徨っていた時期がありました。
そんな経験から、人と「対話」をすることが、自分の内面を見つめる「自分との対話」に繋がり、より深い時間になるのだと思っています。
人の話を聴いたり、自分も話してみたり、そうした中で新しい価値観に触れ、自分の内側に生まれてくる声に気づくことがあります。
「ワーク」これまでとこれからをmapにする
自分の内側に生まれてきた気づきは、そのままにしておくとすぐに忘れがち。
そこで、『ジブンmap』に書き込んでいくワークの時間があります。
これまでの自分の経験の中で大切にしてきたこと
好きだったこと
嫌だったこと
これからのこと
過去と、今と、未来の自分を『ジブンmap』に書き込んでいき、4回目の最終回には、あなたらしさが出ているmapが完成しています。
これまで頭の中で考えていたことが表に出てくると、
「あれ?こんなこと考えていたんだ」
という発見があったり、これからのビジョンが具体的にイメージできたりします。
目標をより具体的に描くと、脳は現実化に向けて動き出すらしいですよ。
「異業種から学ぶ」これからの働き方を考える
この講座は4回の講座ですが、3回目には異業種から学ぶ時間があります。
専門職は割と同じ職種の人と関わることが多く、違う職種の方とお話をするのは、
園内で保健の先生をされている看護師さん、給食を作ってくださる調理師さんや栄養士さん、事務の方、他は保護者。
主には同じ専門職である人たちと関わることが多い仕事です。
そういうこともあり、講座の中では、全く違う職種の方から学ぶ時間も取り入れています。
全く違うとは言っても、外から見た保育の世界を知ったり、自分達のこれからに役に立つ情報を学んだりする時間でもあります。
今回の講座では、社労士さんに「働き方のヒント」を教えていただきます。
今後働くなら、できれば自分のライフスタイルに合わせて、無理なく働きたいと思っていても、では自分がどんな働き方をしていきたいのか?ということを具体的に考えたことはあるでしょうか。
フルタイムでしっかりと仕事をしていきたいのか、短時間なのか、フリーランスなのかによって何が違って、何を知っているといいのか。労働に関する法律や制度について、専門的な知識を持ってアドバイスをしてくださる社労士さんに、今さら聞きにくいことも、気軽に相談できる機会です。
「個別相談」で一歩をより具体的に
4回の講座の他に、受講生と木村との個別相談(おひとり様50分)がついています。
これからのことでもいいし、これまでのことでも。
特に相談ってないわ、という方は、木村との対話(雑談でも!)をしませんか?というご提案をさせていただきます^^
この講座を受講していただいた方とは、今後も繋がっていただき、
可能な方は、今後の受講生をサポートしていただいたり、
探求の結果「自分らしさ」を掴んで、仕事や活動を始めたお話をしていただいたり、一緒に『潜在保育士の未来を探求するゼミ』を進めていただけたらと考えています。
4回で終了ではない、未来を一緒に探求していく講座なのです。
まとめ
保育現場で仕事をしていない保育士のことを、潜在保育士と一般的に呼ぶので、
同じように呼んでいますが、実はこの「潜在」と言われることがとてもモヤッとしているのです。
現場にいようがいまいが、保育士であることに変わりはありません。
現場で働くことは、もちろん本来の仕事であり、保育士としての専門性を発揮できる魅力的な場所です。
しかし、地域の中の子どもを取り巻く環境を見たときに、違う方法で専門性を活かせることができるのではないかとも考えています。
その地域の中で、地域の中にいる保育士が働きかけることができたら、いろいろな意味で可能性が広がっていくのではないでしょうか。
自分の可能性を固定概念で決めつけず、ワクワクすることを見つけて一緒に探求していきましょう!