<<編み物書籍出版のお知らせ>>
こんにちは、みちよつです。
ここ2か月ほど、私は
ほぼ家にこもって
PCと向き合ってずっと作業をしていました。
編み物でお世話になっている方づてに、書籍のイラスト描きのお仕事を、出版社の方からいただいて、データを作成していたのです。
今まで、同人誌など、個人的に出版する小冊子等は何回か作成したことはありますが、出版社さんからの依頼は初めてだったので、やや緊張しながらお受けしました。
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書籍の出版というのには、厳格な守秘義務があって
時々PCの作画の不具合レポートなどをツイッターで呟いたりしていましたが、内容に関しては伏せ続け
書籍のことは誰にも何も言わずに
ずっと家でコツコツと作業をしている日々でした。
結構さみしかったけどね、頑張り時だったし我慢できましたよ。
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発売日は来月中頃ですが
Amazonにて予約がスタートしたとのこと
やっと情報少し解禁になりましたので、お伝えします。
誠文堂新光社
横山 起也(よこやま たつや) 著
『どこにもない編み物研究室』
Amazon予約ページ⇒ https://is.gd/kGJSFG
編み物業界のナックルボーラー横山氏
作家としてだけでなく、初心者でも楽しめる編み物ワークショップの講師、ホビーショーで編み関連道具のマシンガントーク実演販売、YouTubeのコンテンツ企画&出演、ハフポストで編み物と社会を絡めたコラムを書くライターさんでもあり、小説家でもあり、多彩で面白い、人気者なお方です。
書籍には、横山氏が現在編み物界でそれぞれ個性的に活躍されている作家さん達と、編み物についてのいろいろなトークセッションをし、さらに各作家さんからひとつづつ、読者の方が楽しめる編み物の技法を指南するページなどがあります。
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メインゲストは、
明治から昭和にかけての編み物の歴史を研究され、つい先日書籍を出版された「北川ケイ」さん
会社員であり牧師であり編み手であり、緻密で美しいフェアアイルのデザインを丁寧に生み出し続けられている「渡辺晋哉」さん
糸を紡ぐこと、手仕事の楽しさを大事に伝える活動をされている「ソウマノリコ」さん
昨年1月にニューヨークで開催された「Vogue Knitting Live!」のサポートでご一緒させていただいた、絶滅危惧種をモチーフにしたオリジナルのあみぐるみを編むことで、世界平和のメッセージを大きく発信している「光恵」さん
海外の編み物作家さんの書籍の翻訳や、英文パターンを読者の方が自力で解読できるようになる方法をやさしくわかりやすい形に噛み砕いて解説された書籍で、日本の編み物愛好家にファンが沢山いらっしゃる「西村知子」さん
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今回の本の凄いところは、
「編み物作家同士の対談のページが一番のメインである」というところで
これは編み物本としては超異端で、超新しいものです。
(私編み物本購入歴22年なのですが、作家さんの自伝エッセイ本や、作品集に少し対談が入っているのは見たことあるけれど、対談メインは初めて見ました)
それぞれ編み物に関して専門の深い知識をお持ちの方々ですが、
トークが一番のメインだから、「編み物しないけど編み物の沼にはまった人間が日々どんなことを考えているのか単純に興味がある」人がいらっしゃったら、手に取ってみると面白いんじゃないかと思います。
少しでも沢山の人に、見てもらえたらいいなと思います。
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私は、約160ページある一冊の本の中の
技法レクチャーの中の数ページ分
イラストや、編み図の制作を担当させていただき
編み図作成、初心者の方ができるだけわかりやすいように、全力で取り組ませていただきました。
今回初めて、線を引くところからデジタルで作成したイラストにチャレンジしました。PCの作業に慣れなくてめちゃくちゃ疲れやすくてすぐに寝込んだり、細かい操作の不具合に困ったり色々大変だったけど、今までやったことがないことを沢山経験できて、本当に良い勉強になりました。
しっかりした自分の血肉になって、次に繋がりそうです。
書籍制作に関わる方々、すごく忙しい業界だと伺っていたのでちょっと怖かったらどうしよう、と不安になっていましたが、皆様優しくて穏やかな方ばかりで、コロナのワクチンを打つとき私の体調を心配してくださったり、本当につらいときは無理せずできるように少し納期の順番を調整してくださったり、作業は結構大変でしたが、メンタル的には、見守って頂いていることを感じながら安らいだ気持ちで過ごすことができました。
本当に感謝です。
そして今回の作業により、私に新しいフレーズの
「編み絵描き」という肩書きが爆誕しました。
面白い人生になりそうです。
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来月が楽しみです。
ではまた(^ω^)ノシ