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いまぼくのこころが或るところ。


どうも。

みっちーです。

鎌倉にうつってきて、ひと月がたちました。

この土地の空気をすい、食をいただき、日々の営みをつみかさねていく中で、少しずつ心と身体がなじんでいくのを感じてます。

さいきんのくらしや鎌倉にきたわけ、いまのこころに或るところをnoteに綴ろうとおもいます。


いえいえの生活

住まいは北鎌倉にある"いえいえ"というシェアハウスにすんでます。


一家族4人と同居人2人との7人くらし。

あさは0歳の赤ちゃんが1番はやおき。
それにつづきみんなもおきはじめる。

出かける時はだれかの"いってきます" という声におくりだされて、帰ってくるとだれかが"おかえり"とむかえてくれる、そんなささいな瞬間に心が温まる。

夜ごはんはみんな一緒に食卓をかこみ、その日にあったことや感じたことを話し合う。

自室の襖ごしに感じる、だれかの存在が日に日に生活に染みこみ、日常になっていく。

縁側からかんじる季節のうつろい、住人と自分の日々のちいさな変化にきづきながらの繊細なくらし。

この土地をえらんだ一つの理由でもある、生きるを繊細に。というあり方が心と身体に馴染んでいくのを感じています。


鎌倉にきたわけ


鎌倉には人の心や身体を調律し、統合的な生命に""をほどこす方法を探究するためにきました。

古都鎌倉は、鎌倉時代に日本の中心として栄え、臨済宗の大本山 円覚寺や建長寺など、「鎌倉五山」をはじめとする禅宗の寺が多数点在し、武家文化や禅など独自の和の文化を紡いできた歴史があります。

現代においても、鎌倉時代から人の手によって紡がれてきた造園や山と海がおりなす美しい自然景観があるこの土地は、マインドフルネスや意識変容といった領域において、国内でも有数の拠点でもあります。


和の意味するところとは?

「和」という言葉には、「日本的な」というほかに「穏やかなこと」「仲良くすること」「結ぶこと」などの意味をもちます。

語源のとおり、禅や茶道、和食など和の文化には、人になごみをもたらし、万物の本質と本質を結い合い、すきまに和をうみだす。

和の文化、ひいてはその源流にある東洋思想には、近年あかるみになってきた、分断がつくりだす不都合な現実(論理では解決に至らない問題)に、正しい/間違いという二項対立のパラダイムはなく、非二項対立の調和的な解決もたらすヒントがあると考えています。

調和的な解決とは?

東洋思想とあわせて、分断の課題への調和的解決の要素として、インサイドアウトという欧米の問題解決の手法があると考えています。

アメリカのスティーブン・R・コヴィー博士や哲学者ウィリアム・ジェームズ氏が提唱している手法です。

インサイド・アウトとは、内から外に向かって問題を解決する手法。

問題が生じた際に自分自身の内面、つまり問題に対する捉え方(認知)をどう変えていけば事態の改善につながるかを主体的に考えることから始める。内面を変えるということは、言い換えれば物事に対する自分自身の観念を見つめ直し、変えてゆく作業です。

インサイド・アウトとは逆に、外部環境を変えることで課題の解決を図ることを「アウトサイド・イン」と呼びます。

アウトサイド・インは起こった事態そのものへの対処療法としては効果がありますが、人の感情等内面的な問題の解決にはつながりにくく、根本的な解決に至らないケースもあると言われています。

分断とは社会構造の課題だけでなく、認知の歪みが作り出す内的課題でもあると僕は考えています。

東洋思想やインサイドアウトに通ずる、内的アプローチ。

起点を自らの心や身体に、内観し、調律していくことで、認知や在り方を適応させ、外側に力学を働かせることなく、調和的な解決をはかっていけるのではないかと。

僕は、自分という存在は他者をうつす鏡であり、自分の内側に存在しない概念は外側の世界にも存在しないと捉えています。

カトリック教会の聖人、マザーテレサの言葉にもこうあります。

愛されることより愛することを。
理解されることよりは理解することを。

まずは、客体としての自己(肉体や情動、精神etc)に対して、主体的に慈愛や思いやりをもって、施しをあたえることで、内側からを醸していく。

認知の歪みが作り出した不都合な現実(論理では解決しない問題)にたいして、外側に対して働きかけるのではなく、内的世界(心理や身体感覚)にベクトルをむけ、身体感覚やニーズ、ビリーフシステムにきづき、自己変容や自己受容体験をとおして、適応的認知やセルフコンパッションを高めていくことで、分断の溝を和やかにときほぐす。

そのためにはどうするべきか?というのを問いつづけながら、今日も自身のあり方や技術、学問の探究を行っています。

この背景にあるパーソナルストーリーやこれまでの活動については、昔にかいたnoteを読んでいただければ嬉しいです。(ながいので、興味のあるかただけで大丈夫ですが。笑)


今後の探究や活動領域


来年度からは、心理と身体の二つを軸とした、ソマティック心理学(身体心理学)を深めながら、身体へのきづきを促すヨガ瞑想講師、心や情動へのきづきを支援するライフコーチとして鎌倉と横浜、オンラインを中心に活動をおこなっていきます。

心と身体の調律をとおして、内側から調和的なのあり方を醸していく。

鎌倉での暮らしや禅の文化から繊細さを育み、自らやだれかの心や身体と向き合い技術を磨き、少しさきの未来にある青写真に想いを馳せながら、いま目の前にある道を愚直にすすむ。

ながい探究の道のりを、みなさまのお力添えをいただきながら、あゆんでいければなとおもいます。


最後にみなさまへのご挨拶


そんなこんなで、みなさまとのご縁を大切にしながら、あいもかわらず元気にやっております。

日日是好日。

かけがえない日々の中で、これまで出会ったみなさまやこれから出会うみなさまとご縁を紡いでいければ幸いです。

ここまで読んでいただきありがとうございました!

2021.04.01 稲葉 通全

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