Winning Post 9 2022 プレイログ03(1983年~1985年)

1983年 勇躍と懊悩とミスターシービー

新年はゼファーオーの迎春Sから。小島太を鞍上に迎え挑むも残念ながらオリーブリーブスの2着。白梅賞へ行ったピクトは惜しくもタケノヒエンのハナ差の二着。とは言え恐ろしい末脚を見せてくれた。
適性距離が1400-1900、融通は利かないことが分かったので、分かりやすくマイル路線に向かう。
一方若竹賞へ行ったイゼット、こちらは全く危なげのない強さ。ならば挑むか、牝馬クラシック路線。

2月に入りギャロップダイナのデビュー戦。全く問題なく突き放して勝利。
一方ビームもリミテッド戦の白富士Sで追いすがるロングワーズを振り切って勝利。と陣営として順調に勝ち星を重ねていく。
ゼファーオーも早春Sで差し合いをクビの差で制し、なんとか勝利。晴れてオープンクラスとなった。
その後、ビームはダイヤモンドSでメジロティターンに勝利。ステイヤーの資質を証明する。となれば次は……天皇賞春!
フェブラリーSはオリンの独壇場。なんと「大差」での勝利である。基本GⅠ-JpnⅠだけ出ることにした。この後、彼女は3年にわたり日本ダートの女王として君臨することになる。

そして迎えたチューリップ賞、ゼファーイゼットは危なげなく勝利。桜花賞へと駒を進める。
ゼファーオーは阪神大賞典に挑むものの4着。ビームと違いゼファーオーは未だそこまでの器量はないか。
まあ実のところ日本の芝適正がゼファーオーにはないのが問題なのだが。……ヨーロッパに行ってみるか? と思うのだが国内実績がないとそれも無理。実際この後「日本の芝に適正がなく勝ちづらいが、重賞勝利がないので海外に行けない」のがひたすらゼファーオーの悩みとなる。

4月。ハーバーソロン83に流星イベント発生!素晴らしい。
そしてこれをもってランク6になり、絆コマンドの回数が+1になった。

桜花賞。一番人気はオオトリタカハタ。しかし、最後の叩き合いで押さえつけ、見事イゼットが勝利を飾った。まずは無敗の桜花賞である。ただ、オークスは距離適性が全く足りないのが……。
かと言ってマイル路線はピクトと被るというジレンマ。
結局、マーメイドステークスからサマー2000路線(函館記念→札幌記念)に進み、最終的には毎日王冠から天皇賞秋を目指すことにした。3歳での天皇賞秋制覇が目標である。目指せ、バブルガムフェロー越え。

そしてアーリントンカップ、ゼファーピクトは見事差し切って勝利。NHKマイルCへの権利を手にした。

5月、かしわ記念はオリンが圧勝、またしても大差勝ち。スピードAなのでそもそも上の難易度でも勝負できる馬、そりゃあ強い。

この頃から「女帝」と呼ばれるように

一方青葉賞、ギャロップダイナが追いすがるブライトシンボリを振り切って勝利。……ってあれ、これダービー出れる? それじゃシービー見に行くかね……。
天皇賞春、ビームはイン狙いでレースを引っ張るも、最後はアンバーシャダイ、メジロファントムにまくられての三着。残念だったが、この大一番を好走できたのは大きい。

オリンのローテーションをGⅠを中心に組みつつ、「完全燃焼」が連戦の時期に発動しないよう調整する。
ゼファーオーはメトロポリタンSで5着。単に勝てないだけでなく割と目なしの負け方なのがきつい。どうするか……。
一方ピクトは大外一気でNHKマイルCを7馬身差の圧勝、星の後継者は自分だと満場に見せつけた。
こちらもマイル戦を中心にローテを組む。オリン、ピクト、イゼットはGⅠで勝ち負けができる、そしてある程度GⅠを分け合える、ということで結構理想的な体制になっている。

そして日本ダービー。最有力馬は当然5戦5勝、「天衣無縫」ミスターシービー。ギャロップダイナも一応対抗に推されているが、いくらEASYでも無理だろうなあ……。
そして雨の東京競馬場。ギャロップダイナは2番人気に推される。
が、案の定、レースはミスターシービーが普通にぶっちぎって勝ちました。いやー、全く勝負になってなくて笑うしかない。
ギャロップダイナは6着。おとなしくクラシック戦線からは降り、サマー2000のイゼットの裏ローテに回すことにする。

そして安田記念。残念ながらピクトはブロケードやハギノカムイオーに敗れ、4着。
うーん、スターほどの強さはないか。スピードEだしなあ。とりあえずサマーマイルで鍛えて貰おう。

宝塚記念、イゼットが上位になるも距離適性の壁で泣く泣く回避。ビームだけを送り込む。
距離延長ができれば2200はぎり走れそうなのだが。

マーメイドS、イゼットは危なげない勝ち上がり。秋に向けて力を溜める。
6月末は宝塚記念と帝王賞。宝塚記念の方はビームは6着。2200程度ではGⅠでは好勝負も難しいようだ。長い距離に賭けるしかないか。
一方、帝王賞も圧倒したオリンは、なんと世界最強戦(BCダートマイル)への招待を受ける。そりゃそうか。
Island Whirlが強敵ではあろうが、ここは一度ローテを白紙化して挑んでみることにしよう。

精神力Dが問題か、パワーの低さが問題か。いずれにせよ海外は厚い壁だった。

一方でゼファービーム、本当にどこで使うかが難しい。一応年末のステイヤーズSを目指して、まずは丹頂Sでステップを積むことに。

オリンのローテーションを組みなおし、BCダートマイルの前にゼニヤッタSに出走。間が空きすぎて完全燃焼されても困るので前段としてJpnⅢのブリーダーズGCに出走、というローテになった。さて、2度目のアメリカ遠征だがどこまでやれるか。
オリンもブリーダーズGCは完勝。海外遠征へ弾みをつける。
この間イゼットはひたすら連勝を重ね、サマー2000シリーズも勝利する。一方でギャロップダイナはぱっとしない成績が続く。ギャロップダイナに関しては、本格化がまだ、ということが大きかったのだろう。結構額面の能力以外の影響もあるのだろうか?
また、イゼットについてはいつの間にか柔軟性がS+になっており距離適性が2300まで拡大されていた。
来年の宝塚記念はいけるかもしれない。

9月。ゼファーコンポが入厩。……ダートの長距離とかいう目眩のしそうな適正だったのは見なかったことにする。
一方の丹頂ステークス、始めてビームとゼファーオーの2頭出し。
ゼファービームがレコード勝ちした一方、ゼファーオーは4着だった。慢心、環境の違い……。

ギャロップダイナは神戸新聞杯に挑むものの、ミスターシービーやカツラギエースにけちょんけちょんにされる。もうほんと書くことないレベルで……。

そして10月。オリン、勝負のアメリカ遠征。まずは前哨戦のゼニヤッタSに挑む。残念ながら3着だったが、逆にこれだけの勝負はできるということ。……と思っていたのだが。
BCダートマイル。
オリンは7番人気。そして逃げを打つがハナを主張できず、最後はずるずると9着に後退。残念ながら世界の壁の厚さを見せつけられた格好に。なってしまった。

一方、日本では天皇賞秋。アメリカ遠征中の柴田政人に変わりイゼットの鞍上には武邦彦。イン付きが見事に成功し、二着に7馬身差つけて、3歳馬が無敗で天皇賞秋制覇となった。やったぜ。

そしてマイルCS。サマーマイルの覇者、ホクトフラッグにブロケードとキヨヒダカをくわえての争い。ここにピクトはどう絡めるか。
3番人気で14枠。かつ逃げが多め……ということで、奇策「最後方強襲」にうってでる。
結果、これが当たり最終直線で一気にぶち抜いての勝利となった。
まあ能力的に海外に出て勝てるわけもないので今後も国内マイル路線ばかりになるが、頑張ってもらいたい。

ギャロップダイナはキャピタルSに出走し、勝利。まああれだ、リミテッドクラスなら勝てるんだが……。
色々考えた末、来年の夏ごろに一旦海外遠征に出すことに。洋芝に対してどうなるか、である。
同日、ゼファーコンポが新馬戦に出走。人気はイマイチながら鞍上南井の力もあり6馬身差の余裕勝ち。

ステイヤーズSはビームが危なげなく勝利、どころかレコード勝ち。だんだん力がついてきたか? 来年もう一度天皇賞春に挑ませても面白そうである。
ちなみに特性「超長距離」がついた。うーむ。
チャンピオンズカップ、日本なら敵はいねぇとばかりにオリンが並み居るライバルを一蹴。強い。

年末。東京大賞典と有馬記念が被るため、最初から有馬に行くイゼットには天皇賞秋に続いて武邦彦にお願いする。
心肺機能強化を使って適性を1300-2600とし、準備万端。
まず東京大賞典、2番人気のトラストホークをものともせず、オリンが一着。東京大賞典連覇となった。
阪神カップ、ピクトは主戦の的場が都合がつかなかったものの、代わりが加賀。1分20秒1のレコード勝ちで年末を飾った。
そして問題の有馬記念。2番人気オオトリタカハタ、3番人気アンバーシャダイに対し、イゼットは無敗の有馬制覇となるのかが焦点。……シービーがおらんかったらいけるやろ、って? まあその。
レースはインを突こうとするイゼットが最終コーナーで逃げ馬をかわし、そのまま2着のリードホーユーに9馬身差、レコードタイム2分31秒1という歴史的勝利となった。3歳牝馬の有馬制覇ってそうとう大騒ぎになるんじゃなかろうか。
12月は獲得賞金が6億近くになった。有馬を勝てばそりゃでかいよね……。この辺からあまり資金を気にする必要はなくなった気がする。
イゼットは来年、海外を目指すことに。

なお年度代表馬はミスターシービーに取られた模様。やっぱクラシック三冠は強いよねえ。
引退しなければいけない馬はいないようなので、引き続き頑張ってもらうことにする。

1984年 皇帝君臨

新年早々、コンポは黒竹賞に出走。9番人気ながら後続を振り切って勝利。いけるのかどうなのか。人気薄なのが怖いっちゃ怖いが。
一応、ローテとしては1800以上のダートをメインに、名古屋グランプリを目指すことにする。
ゼファーオーは万葉ステークス、最終直線で差し切って勝利。オープンなら勝てるんだよなあ……。
ビームは日経新春杯を危なげない勝利。すっかり仕上がってきたようだ。ちなみにこのレース後、西山茂行氏と知り合いになる。知ってる名前が出てくるとなんか面白い。
ゼファーミッディはデビュー戦、ビッグエンドに差し切られ2着。新馬戦を勝てなかった馬は久々ではある。なお、最終的にステータスがとっても微妙ということが判明した。ので、ミッディについては今後あまり触れられないのでご了承願いたい。

スピードFはさすがに

オリンは川崎記念を圧勝。国内は無敵だが海外では勝てないという、なんというかすっごく微妙なラインになってしまっている。
ちなみにGⅠ10勝目。コパノリッキーがなんぼのもんじゃい、すぐ抜いてやるわ。

2月4週、ゼファーオーはダイヤモンドSを勝利。嬉しい重賞初勝利であり、とうとう海外への挑戦権を手に入れた。早速イギリスへ向かうことにする。しかし同レースでブライトシンボリが予後不良に……やるせない。
フェブラリーSは9馬身差で圧倒し、オリンが連覇。GⅠ11勝目である。

ここで悩ましいイベント。オリンがドバイWCに招待されたのである。ちょっとローテ的に辛いが、思い切って乗ってみることにする。駄目でも経験だ。

精神面は大分鍛えたがまだ不安は残る

そして3月3週、イゼットがランヴェットSに出走する。
最初はどうなるかと思ったが、蓋を開ければ圧勝劇。海外GⅠ初制覇となった。
その後クイーンエリザベスSも勝利。豪州遠征をGⅠ2連勝で飾り凱旋した。

ドバイWC、オリンの仕上げは間に合った、どころか絶好調。これで駄目ならどうしようもない、という考えで挑んだものの。
結果は最初前目につけていたものの、プリセンスルーニーとの追い比べで消耗したか、ずるずると後退して9着。オリンはやっぱり海外では勝てないようである。悔しいがこれが現実だ。

4月、幼駒の出産の季節。
☆サクラハゴロモは能力的にはイマイチ。まあこれはこれ。大事なのはこの子供である。
ロイヤルサッシュ84(父ノーザンテースト)が非常に評価が高い。この子は化けるだろうか。

ギャロップダイナの海外挑戦は残念ながらぱっとせず。結局3連敗で帰還することになった。

あと、DLC効果でゴールドシチーを譲ってもらうことができた。史実より好成績を残させてあげたいが、さて。
種付けはまずダイナサッシュにディクタス。ご存知「サッカーボーイ」がこれで生まれてくる。

天皇賞春、ビームはモンテファストに敗れ、2着。とはいえ去年に比べれば段違いによくなったと言っていいだろう。
一方イギリスに乗り込んだゼファーオー。まずはオーモンドS。2番人気だったが、オールドカントリーが1着、ゼファーオーが2着の人気通りのフィニッシュ。
これならいけるかと遠征二戦目、ヘンリーⅡ世S。GⅢながら、最終直線の競り合いから見事抜け出し勝利。よくやった!
なお特性「超長距離」がつきました。そして次戦は4000mの超長距離戦、ゴールドCへ向けていざ。
結果は3番人気ながら、ヘロヘロになる他馬を余裕で差し切り見事勝利!
今一つ勝ちきれなかった馬が、海外で見事GⅠの栄光を掴んだ瞬間である。
ちょっと間は空くが、このままグッドウッドC、ロンズデールCに挑む。

5月3週、ヴィクトリアマイル。
「お前今さら牝馬限定戦に出てくんなよ!」と悲鳴が上がってそうだが、イゼットが参戦。
ダイナカールを圧倒的にぶっちぎって、宝塚記念へと弾みをつけた。

安田記念、ピクトが大外から一気の差し足で余裕の勝利。鞍上は主戦ではなく乗り換えの中野渡騎手だったが、全く危なげなく勝った。
考えてみればピクトも14戦12勝である。強くなったなあ……。
ちなみに秋のマイル路線に向けて、ピクトは暫くお休みである。

宝塚記念。イゼットとピクトが人気上位。ビームも5位、オリンが7位と割と上位に持ち馬が来ているが、出走させるのはイゼットのみ。
大体適正合わないしね……。

コンポは関東オークスを勝つ。2100mでも短すぎるのだが、何気にスピードは高く精神力もある。これなら或いは、海外遠征をさせた方がいいだろうか?
まあつっても一番長いダートが名古屋グランプリなんだが……。
米国三冠に送り込んでたら面白かったかもしれないが、後の祭り。まあ分かってなかったからしょうがない。

帝王賞はオリンが相変わらず意味わからない差し足で圧勝。
そして宝塚記念。柴田政人が帝王賞、通常なら代わりに乗る武邦彦もイギリスの結果、イゼットの鞍上が回ってきた久保の心中やいかに。俺だったら絶対ヤだw
しかしそんな不安もなんのその。逃げをうったミナガワマンナを最終コーナーで軽くかわし、7馬身差の圧倒的勝利。14連勝で2大グランプリの勝利を飾った。
次走はウッドパインマイルSに定める。米国遠征3連戦の後、有馬出走を伺う。

7月。オリンにまたもBCクラシックへの招待。折角なので受けることにする。ローテーションを調整し、前と同じくゼニヤッタS→BCクラシックと回ることに。
ただ前哨戦で完全燃焼を発動されても困るので、ステップレースとしてブリーダーズGCに出ることにする。

ギャロップダイナが七夕賞に出走、タカラテンリュウを抑え込み見事勝利した。青葉賞以来久々の重賞勝利である。

夏場の海外遠征ラッシュだが、コンポは14-12-12と大惨敗。おとなしく国内に戻ってくることにする。そんなに甘くなかったようだ。

一方のゼファーオー。グッドウッドカップは1番人気に推されたが、残念ながら5着。終盤の脚の伸びはよかったが、残念ながらあと一押しが足りなかった。
続くアイルランドトレジャーも5着。
ロンズデールカップも3番人気のMarking Tolomeoに敗れて2着、と苦しい勝負が続いたが、カドラン賞(フランスGⅠ、4000m)では他馬の脚が垂れてきたところを見事に差し切って勝利。海外GⅠ2勝目を挙げた。
「日本国内ではぱっとしなかった馬が、イギリスとフランスの4000mGⅠを連勝」というのは、中々ロマンのある話である。シンボリルドルフとは別の形で人気になってそう。
ちなみにその後もロイヤルオーク賞で、ギリギリの叩き合いを制し半馬身差で勝利。国内で全然勝てず苦しんでいたゼファーオーは見事ヨーロッパで華開いた。

ウッドバインマイルSに出走したイゼットは1番人気だったが、Cozzeneに敗北。残念ながら無敗は途切れてしまった。残念だが1馬身差、やむなしか。
なお次走ロデオドライブSは憂さを晴らすかのように9馬身差の圧勝で飾る。ヤベェ。
その次のBCフィリー&メアターフにも出走。調子の悪さもなんのその、あっさりぶっちぎって勝利である。いや、本当に強い……。

10月、イゼットとピクトの関係が恋愛3になり、また自分の娘も生まれたそんな中、オリンがゼニヤッタSに挑むもMiss Oceanaに差し切られて2着。これはもう、相手が凄かった。
そして迎えたBCクラシック。昨年の雪辱を期してのレースは終始オリンが引っ張る形になるも、最終的にSlew'o GoldとPrincess Rooneyに差し切られてしまい、オリンは5着に。やはり頂点の壁は厚かった。

毎日王冠に出たギャロップダイナは……うん(6着)、ミスターシービーがクソ強かったです……(レコード勝ち)
京都大賞典のビームは10着に沈んだ。これはいよいよ駄目かもわからんね。

で、うっかりしてたのだが2歳馬ベンドが調子△で新馬戦に出ることになってしまった。これはちょっとまずいかもしれない。……と思ったらあっさりぶっちぎって勝ってしまった。どうやらモノが違うようだ。
見たらスピードS+。シンプルにヤバい。これはさっさと海外に送り込むことにしよう。……などと皮算用していたお前はお笑いだったぜ! これがまあ問題児でこの後中々振り回されることに……。

これだけ見ると凄く良さそうなのだが……。

コンポはJBCクラシックに出走したが、全く振るわず9着。うーむ。
ギャロップダイナは天皇賞秋に出走したものの。
結果はどうかって? シービー無双だよ! それでも頑張って3着には入ったのだが。

ベンドはアメリカのナシュアSに出走。12番人気もなんのその、ハートを鞍上にあっさり勝利する。
マイルCSに出走したピクトは頑張ったものの、流石に「名馬の条件を塗り替えた」とまで言われたマイルの皇帝、ニホンピロウイナーには歯が立たず2着に終わった。というかミスターシービーもそうだが史実の名馬が根本的にヤバい。

12月。ベンドはレムゼンS(GⅡ)で2着。うーん、やっぱり騎手がハートではきついか? などとこの時は軽く考えていた。
ステイヤーズSはビームが危なげなく勝利。ビームとゼファーオーという2頭の長距離適性馬を抱えているのは、これはこれで面白かった。
チャンピオンズカップはオリンが全く危なげなくぶっちぎり、見事に連覇を決めた。

そして有馬記念。
イゼットは1位選出だが、2位シービー、3位ルドルフ。いずれも出走してくる。いよいよ直接対決、さてどうなるか。
心肺機能強化も使って準備万端、イゼット、連覇を目指す。

まずは東京大賞典。テツノカチドキと接戦になるも、オリン見事三連覇を決める。

そして中山、有馬記念。イゼットは1番人気、ゼファーオーは5番人気である。ちなみに2番人気はミスターシービー、3番人気はシンボリルドルフ。
ちなみにミスターシービーは秋古馬三冠がかかっている。ヤバイ。
作戦はイゼットは順当に差し、ゼファーオーは奇策として最後方強襲を選択する。
展開はスイートアーメリアが先頭でレースを引っ張るが、途中からルドルフがマークする形に。そして終盤、イゼットとシービーが一気に上がってくる。
しかし、シービーは抜け出すのに手間取ったか思うように伸びず。最後はぎりぎりでイゼットがルドルフを半馬身差で抑え込み、イゼット-ルドルフ-シービーの着順となった。

感慨深い瞬間。何気にカツラギエースを抑えて入着しているゼファーオーも頑張った。

これNORMALだったら普通に負けてたな。いや、どんだけ強いんだこの二頭……。
それはともかく、イゼットはこれでグランプリ春秋連覇、3連覇、有馬記念2連覇となった。
ちなみに年度代表馬はシンボリルドルフでした。無敗三冠だからね、しょうがないね。
また、欧州最優秀長距離馬はゼファーオーが選ばれた。素晴らしい。

さて、長く一線で活躍してくれたピクト、イゼット、ビーム、ゼファーオー(+ミッディ)だが、ここで引退させることにする。
さすがに全体に下降気味~衰えた、になっているので、これ以上は無理をさせない方がいいだろう。
一気に現役馬が減ってしまうが、その辺は順次幼駒がモノになってくれればなあ、という感じである。
なおオリンは6歳になるが現役続行である。……だって全然衰えないんだもの……。

イゼット、ピクトは「殿堂入り」となり、それぞれ「不動の軸馬」「偉大なる母の仔」の称号が与えられた。
なお、ここで難易度をNORMALに変更。勝ち難くはなりそうだが、いい加減勝負はできるだろう。

なんのかんので3勝はしたものの、難易度を挙げることもありさすがにこれ以上は辛そうということでリタイア。血筋はいいので種牡馬としてはそこそこやれそう。
18戦17勝、海外GⅠにグランプリ3連覇など数々の偉業を成し遂げた名牝。
最後の無敗三冠馬二頭との対決となった有馬記念は語り草だろう。
ゼファースターの後を継いだマイラー。とは言えスターほどの強者感はなかったが。
それでdも17戦14勝は立派。
GⅠこそ勝てなかったものの、GⅡ7勝、GⅢ1勝を含む14勝は立派な成績。
ステイヤーズSをはじめ国内の長距離路線を大いに賑わせた一頭だった。
重賞すら勝てなかった馬が、最後には海外GⅠ3勝を成し遂げるというひっじょーに一般受けのする経歴の馬になった。まあ逆説的にスタミナですり潰す勝ち方しかできないということでもあったのかもしれない。

1985年 皇帝を蹴り飛ばした者

明けて85年、ギャロップダイナの中山金杯からスタート。主戦は引退した武邦彦の代わりに嶋田功。
この程度ならとばかりに圧勝し、続くアメリカJCCでもスズパレードを引き連れて1着。これはギャロップダイナは今年が勝負か?

青葉エリカが外国産幼駒を持ち込んできたが、こちらは見送り……というか、よくわからん。

4週には東海Sにコンポが出走するものの、アンドレアモンの2着止まり。これを皮切りに、この年はコンポとベンドが思うように勝てないことに苦戦することになる。

川崎記念はオリンがカウンテスアップと競り合うも、勝利。川崎記念連覇となった。以降オリンの国内GⅠは省略する。まあひたすら勝ちまくったとだけ……。
ベンドは4週にはレベルSに出走。だがここでは7着。これで5連敗である。見てみればサブパラがガッタガタである。原因はこれか……。

いやもう、目を覆うレベルで酷い。

コンポの方も2着-6着と勝てない、パッとしないレースが続く。

一方ギャロップダイナは金鯱賞を猛然と突っ込んできたエルテーストを僅かにかわして勝利。大阪杯へ挑む。

最終週、再びドバイWCに挑むオリン。しかし、結局6着。やっぱり海外は難しいようだ。ちなみに秋には調教師の求めに応じてBCクラシックに3度目の挑戦をしたが、やはり着外だった。オリンは結局海外では1勝もできずに終わることになる。

4月、幼駒が誕生する。サッカーボーイはもちろんだが、他にもエアイザラ85が有力そう。
大阪杯はギャロップダイナが1番人気に推されるも、ウインザーノットをとらえられず結果5着。ううむ。

ベンドは米国三冠に挑ませるも、前哨戦のブルーグラス賞で5着。ケンタッキーダービーは9着。目無しとみて遠征は打ち切り、国内に戻すことに。

5月、種付けのシーズン。結構自家生産馬でいい感じになりそうなのは嬉しい限り。
一方ギャロップダイナは新潟大賞典、縋るロンググレイスを振り切り勝利。どうやら、ようやく「仕上がってきた」のだろうか?
どうも見た目のパラメータとは別のなにかがありそうな気がする。

このタイミングでクラブ設立のお話がきたので、当然受けることに。
また、ベンドはジャパンダートダービーに目標を変更した。
前哨戦として選んだ三宮Sではあっさり快勝。まあこのクラスならスピードだけでごり押しが利くということだろう。

6月。新馬ゼファーマルスが入厩。早熟なので早めから頑張って欲しいところである。

安田記念にはギャロップダイナが出るが、ニホンピロウイナーがいるんだよなあ……。
結果? ニホンピロウイナーのレコード勝ちですよド畜生。ギャロップダイナも2着と頑張ったんだけど……。
続く宝塚記念はニホンピロウイナー、シンボリルドルフ、ミスターシービーに次ぐ4位にギャロップダイナ押されたので、予定通り出走することに。
そして本番。あれ? と思ってたらシンボリルドルフも含め上位は全て回避! 一番人気はポンピリアデニムだが、これは俄然わからなくなってきた。
でもシービーもルドルフもいないとしょっぱいとか言われてそう。
レースは単騎逃げるシンブラウンを他が追いかける格好。後方に控えたギャロップダイナは外に持ち出して比較的好位につける。
そして最終直線に入ると一気に抜け出し、スズカコバンとのマッチレースを差し切って見事に勝利した。
終わってみれば2分11秒8のレコード勝ちである。ギャロップダイナ、嬉しいGⅠ初勝利となった。

今年の世界最強戦には日本からはミスターシービーとシンボリルドルフが招待されることに。
この時点でシービーは14戦12勝、ルドルフは12戦10勝とどっちもすさまじい戦績を誇っている。それぞれの2敗はお互いに1敗ずつと、イゼットに有馬記念で負けたものである。勝ち逃げしてすまんな。

その後、ベンドはジャパンダートダービーに出走するが、地方馬マルゼンアデイアルに底力を見せつけられ振り切れずに残念ながらの二着。
疲労もだいぶ溜まっていたので長めの放牧を入れ、仕切りなおすことに。
同日、マルスが早速新馬戦。鞍上は柴田善臣の都合がつかなかったため、河内に。
2番人気ではあったが、一番人気のマチカネサンタンを振り切ってあっさりの勝利。この辺は成長タイプの差かもしれない。
次走はコスモス賞、そして年末のホープフルSを目指す。

一方のコンポはマーキュリーカップ(JpnⅢ)で混戦から抜け出せずの4着。素質はあるはずなんだが、うーん。

8月の幼駒セールでは、少し微妙めな仔も残すことに。簡単に言えばクラブ用の馬の確保である。要るのか知らんが。
んで幼駒セールでは、シヨノロマンにスーパークリーク、ミヤギミノル…………『スーパークリーク』!?
うっかり勢いでいったが、7億はさすがに高すぎたか……?
これで幼駒としては史実馬をサクラハゴロモ、ゴールドシチー、ダイユウサク(DLC)、スーパークリーク、サッカーボーイと保有することに。

マルスはOPのコスモス賞をあっさり勝利。次走をGⅡ、東スポ2歳Sに定め、長の休養に入る。

9月。ロイヤルサッシュ84に柵越えイベントが起きる。確かいいやつだよねこれ。ちょっと絆コマンドを注ぎ込んでみよう。
ゼファーベンドの疲労回復が明らかに鈍い。これあれか、健康Gだからか……? 賢さE、健康Gが明らかに足を引っ張りまくってる。どうにも思ったほどレースには出せなさそうである。

オールカマーはギャロップダイナ、圧勝。2分12秒4のレコード勝ち。秋の天皇賞からの秋古馬戦線に弾みをつける。

ゼファーマウントは10月4週にデビュー戦。ここはぱっとせず4着。まあ明らかに調整不足だったので、次はきっちり調整してから未勝利戦に臨むことに。
一方、ベンドはリステッドのブラジルカップで圧勝。さすがにこのクラス相手に取りこぼすことはないらしい。

JBCレディスクラシックでコンポはまたしても2着。シルバーコレクターが板についちゃってない……?
そして天皇賞秋。皇帝シンボリルドルフに波乱を呼ぶ馬、ギャロップダイナは対抗できるのか。
一番人気はシンボリルドルフ、ギャロップダイナは2番人気、何かと絡んでくるスズカコバンが4番人気である。
結局、最終コーナーで先頭に立った皇帝をとらえきれず、1分58秒0のレコード勝ち。ギャロップダイナも必死に追ったが4馬身差の2着であった。皇帝はやはり強かった。

11月。浦和記念(GⅡ)に出走したベンドは快走、あっさり勝利して見せる。型にはまれば強いのだが……。
東スポ2歳Sではマルスがテンマアルキーに敗れてしまう。シンプルにすっげぇ悔しい。ただ、河内騎手はちょっとマルスと合っていない(マルスの脚質は逃げ)なので、ここは岡部に乗り換えを考えることにする。
未勝利戦は調整さえちゃんとできればこんなものとばかり、マウントがあっさり勝利。マウントも逃げ先行型なので菅原泰夫騎手と相性は悪くない。このまま主戦になってもらうことに。次走は中京2歳Sで様子を見ることにする。

そしてジャパンカップ、例によってシンボリルドルフとギャロップダイナの一騎打ち。は、またしてもシンボリルドルフの勝利。しかし2分22秒6のレコード勝ちをしたルドルフと今度は半馬身差だった。或いは次ならば……?

12月、ミーティアは新馬戦を大差で圧勝。さすが流星の仔。
また、オリンはチャンピオンズカップを3連覇する。なんで海外で勝てんのや。

有馬記念の人気投票の結果が出る。シンボリルドルフ/ニホンピロウイナー/ギャロップダイナの順。当然ギャロップダイナは出走。

3週。ミーティアは強引にねじ込んだ朝日杯FSに出走できることに。が、これが失敗だった。いやこの時はミーティアの距離適性2000以上ってわかってなかったからね……。7番人気で健闘したもののニッポーテイオーの後塵を拝し4着となった。これはもうしょうがない。

中京2歳S。マウントは主戦の都合がつかず鞍上は新人の柴田善臣、14番人気となったが結果は12着。うーん。騎手の力不足か馬がダメなのか。

年末、東京大賞典。カウンテスアップを差し切れず、オリンついに国内GⅠで敗れる。東京大賞典4連覇はならなかった。まあちょうどいい節目かもしれない。オリンは今年で引退させることとしよう。

ホープフルSはマルスが粘ってダイナガリバー、テンマアルキーを抑えて勝利。久々の新星に期待が躍る。

そして有馬記念。皇帝シンボリルドルフ、ミホシンザン、そしてギャロップダイナが激突する。
内枠の利を生かし、イン狙いをしたギャロップダイナが先行したリードを生かし、2分30秒7のレコード勝ちでシンボリルドルフを下した。2大グランプリ制覇のオマケもついてきて、ギャロップダイナは確かに皇帝に一矢報いたと言えるだろう。

なお年度代表馬はニホンピロウイナーでした。なんでや。

さて、オリンは当初の予定通り引退として、他をどうするか。考えた末他は現役続行とすることにした。オリンがいなくなることでダート路線も空くので、まあ維持してもいいだろう。ギャロップダイナは引退させてもいいのだが、史実でももう一年走ってるしまだ好調なのでもう少し使うことに。来年は頭数が多く大変にはなりそうだが。
オリンは殿堂入り、「砂塵の蜃気楼」の称号が与えられた。

38戦26勝もさることながら、JpnⅠを含むとはいえGⅠ20勝はえげつない。
長く君臨したダートの絶対女王であった。


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