ぼくをAで守って
Cover Photo by NASA
ソルバーをベースとして練習を重ねる人が一番時間を割くシチュエーションはなんだろうかと考えると、BTN vs BBのSRPを思い浮かべる方が多いのではないかと思います。特に、IPがCBを打った場面を想定することが多いのではないでしょうか。
今回は、その局面を少し掘り下げる意図で、次の場面を特定のボードに絞って見ていきたいと思います。
BTN vs BB
フロップ:BBはチェック、BTNがCB、BBはコール
ターン:BBはチェック、BTNもチェック
リバー:?
今回はこのパターンをターンのチェックレンジを中心に、定性的に考えてみようという記事になります。
集合分析で大規模に分析することはもちろん有用なのですが、それ一辺倒でも学習速度は鈍ってしまいます。そこで、今回は少し切り口を変えて、人間にわかりやすい形を再評価してみよう、という試みとなります。
定性的に考える
まずはこの「定性的に」という部分を簡単に定義しておきたいと思います。集合分析によっておおまかな割合を求めることで全体の方向感を掴むことができるわけですが、そこから戦略に落とし込むためにはアクションの内訳であるとかレンジの構成に着目する必要があります。
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