2020年 個人的なまとめ
マラキアスの予言
次が最後の部分。
この予言によれば最後 (Finis) の教皇とされる Petrus Romanus (ローマ[人]のペトロ) が上の図の最終段落 (右端の列の下端) に書かれている。
『新カトリック大事典』(研究社、2009) 第4巻800頁に次の記述。
マラキアスの予言 〔英〕Prophecy of Saint Malachy, 〔独〕Weissagung des Malacias, 〔仏〕prophétie de Malachi アーマー大司教マラキアスの名に帰される教皇に関する予言.ケレスティヌス2世 (在位 1143-44) から世界の終末の後に訪れるとされるペトルス2世 (Petrus II) まで112代の各教皇の特徴を述べる短い託宣集である.しかし,実際にはマラキアスの作ではなく,1590年頃に作られたもので,マントヴァ (Mantova) のベネディクト会修道者ヴィオンのアルノルドゥス (Arnoldus de Wion, 1554-1620頃) が著した『生命の樹』全2巻 (Lignum vitae, 1595) に初めて現れる。マラキアスに帰せられたのは,クレルヴォーのベルナルドゥスが『聖マラキアス伝』のなかで,彼に予言の能力があったと記していることに由来すると考えられている。
【文献】Cath. 8: 235-36; LThK 6:1232; NCE 9:65; P. Grosjean, "La prophétie l'Irelande," AnBoll 51 (1933) 318-24. (北島寛之)
2020年はこの finis となった年として記憶されるかもしれない。
Alternative Media
2020年は MSM (mainstream media) が本来の機能をほぼ失った年として記憶されることは確実だろう。
つまり、本当のことを知る助けは別のところにある。公開情報のみによっても、それに辿りつくことが可能な場合もある。大きな構図についてはおそらくそうだろう。だが、ある種のことがらは、別種のチャネルが必要なこともある。
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具体例をひとつぐらい挙げないといけない。読むメディアでは、The Marshall Report が他では得られない内容を情熱的な文章で語るので、惹きつけられる。見るメディアでは Simon Parkes の驚くべき体験と人脈 (地球的・宇宙的) とすばらしい英国英語とに魅了される。Parkes の語る内容は他ではまったく目にすることも聞くこともないものが多い。少なくとも米国や日本のメディアではお目にかからない。それはある意味で当然で、魂としてだれよりも賢者の域に近い存在といえるだろう。
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仮にどんな事態になっても、みずから信じるところにしたがって、心穏やかに過ごしたいものである。
信仰者なら聖典や経典を読むのもよいだろうし、耕すべき野があるひとはまさに晴耕雨読でもよいだろう。
個人的なことをいえば、わたしは細江逸記博士が1933年に著した文法書を愉しく読んでいる。「新しい理論は必ず古いものよりよいはずだ」の意識が学界を支配しているとしても、それは必ずしも正しくない。
光のほうを向いてお過ごしください。
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