[英詩]Wordsworth, 'She dwelt among the untrodden ways'
※ 旧「英詩が読めるようになるマガジン」(2016年3月1日—2022年11月30日)の記事の避難先マガジンです。リンク先は順次修正してゆきます。
※「英詩が読めるようになるマガジン」の本配信です。
英国ロマン派を代表する一人 William Wordsworth の 'She dwelt among the untrodden ways' を読みます。人里はなれたところに暮らす娘が人知れず世を去ります。そのことがどれほどの違いをもたらすかをうたう詩です。娘が暮らしていた場所も、娘の名前も、詩の中で明示されているにもかかわらず、謎の詩です。この謎は今までだれも解けていません。が、詩のテクストが最大の証拠です。詩そのものにできるだけ迫るのが今回の目標です。
詩のテクストのあとに、日本語訳、韻律、解釈、英語学習のヒントが続きます。
コメント、質問等があれば「[英詩]コメント用ノート(201606)」にお書きください。
She dwelt among the untrodden ways
William Wordsworth
She dwelt among the untrodden ways
Beside the springs of Dove,
A Maid whom there were none to praise
And very few to love:
A violet by a mossy stone 5
Half hidden from the eye!
—Fair as a star, when only one
Is shining in the sky.
She lived unknown, and few could know
When Lucy ceased to be; 10
But she is in her grave, and, oh,
The difference to me!
※ ここから先は有料部分です。
_/_/_/
彼女は人の通わぬところに住んでいた
ウィリアム・ワーズワース
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?