ボケにツッコム英語
川合 亮平『「なんでやねん」を英語で言えますか? 知らんとヤバいめっちゃ使う50のフレーズ』(KADOKAWA, 2016)
関西弁を英語で考える本。
英語を関西弁で考える本ともいえる。
著者は大阪生まれ。イギリス英語にくわしい。
関西弁の典型的なフレーズを英語で言うとどうなるか。そういう翻訳の興味もあるけれど、ボケとツッコミの文化そのものが英語にどう対応するのかの興味もある。日本人(関西人も非関西人も)も外国人(英語ネーティヴも非英語ネーティヴも)も楽しめる本。
***
以上とは別に、英語の翻訳の観点から、ある英語に対し、ぴったりくる関西弁を置くことで英語の表現についての理解が深まる可能性がある。この種の理解は通常の英和辞典類では得られない。ただし、関西弁を理解する人に限られるが。
具体的には次の表現が挙げられる。
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?