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Dialann_2016

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不定期更新。表に出せぬ断章。通り抜けてゆく風。
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#コラム

数百冊

電子書籍の出版を始めた。 そのことを note に書いたところ、Burari さんが数十冊レベルでなく数百冊レベルで書くべしと。 驚いたけれど、考えてみれば、Kindle で「著者セントラル」のラインアップを見たときに、数百冊なら圧倒的な存在感になるだろう。 *** 私の場合、電子書籍を出す目的は、第一に(知の)継承だ。売れることではない。しかし、売れることを読まれることと解すれば、その方法論も考慮に値する。 現実問題として、数百冊は可能か。 ちょっと考えてみる。

¥300

4モーラ

音声学者のT氏の話を聞いた。 ■ 互いに交換可能な歌 それによると、4モーラの韻律条件からなる歌は互いに交換可能という。 ※ モーラ:拍。日本語の音韻はモーラで数える。ただし、音節概念を導入しなければ説明できない現象について議論がある。

¥100

EU Referendum and Ireland

朝の6時からBBCの生放送を見ている。本日(2016年6月24日)の日本時間午後3時には正式結果が発表される。それより前に大勢が決するだろう。 この英国国民投票の結果は大きな影響がある。 個人として影響も大きいので少しそのことを。

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傘をささぬ男

アイルランド帰りの知人T氏は雨でも傘をささない。 じっさい、アイルランドで傘をさしている人を見るのはまれだ。

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妖精譚の今日 (Eddie)

アイルランドからエディー・レニハン (Eddie Lenihan) が2016年来日した。招聘した人から話を聞き、ショックを受けた。今日のアイルランドでは彼が妖精譚を話すと「嘘を話すな」と言われるのだという。(彼は2年後にまた来日するかもしれない)

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夢の中の言語

アイルランド語をしゃべる夢をみた。

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命がけの翻訳

※この記事のフランス文学にかかわる部分はネット上でのご紹介などをお控えください。 「命がけの翻訳」と言った場合、二つの意味が考えられる。命を削るような翻訳と、翻訳が命にかかわる場合とである。

¥7,500

「フォロワー数」が脳内変換される時代

人を評価するときの指標は、上の世代が下の世代を見る場合と、その逆とでは、同じでしょうか。それとも違うでしょうか。 下の世代が上の世代をどう見るかなんて関係ない、と思う人もいるかもしれません。 が、なんらかの共同作業が発生する際には、考慮に入れる価値があるのではないでしょうか。そういう時代に移行しつつあるのだとしたら。 そのことを考えさせてくれる、あるブログ記事があります。そこで言及されるフォロワー数のことについて、私の経験(継続課金マガジンの申請)を交えて考えてみます。

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Purple: Queen & Prince

ナイアガラの滝がパープルに染まった。2016年4月21日のことである。英女王エリザベス二世の90歳の誕生日を祝してロイヤル・カラーのパープルにした。下の写真右。左はカナダのトロントにある CN Tower. やはり英女王のために royal purple にした。(source) ところで、同日、米音楽家プリンスが死去した。ひとびとはパープルに染まる追悼行事を見た。かれの代表曲「パープル・レイン」を思い起こしつつ。たとえば、米国 Los Angeles の LA Forum

¥600

ヒーニと日本

アイルランドの詩人シェーマス・ヒーニ(1939-2013)は日本とゆかりがある。1995年にノーベル文学賞をとった詩人である。 いろいろな面でゆかりがあるけれど、二つだけ書いてみる。 ひとつは、日本の皇室とのつながりだ。

¥100

髪を切ること、洗うこと

・髪を切る ・髪を洗う ・シャンプーが毛髪の健康を阻害する(書評) ■ 髪を切る これはごく個人的な話。最近、髪を切るところを変えた。

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一息

たのまれた原稿4本をやっと仕上げた。ほっと一息。 短い原稿だけど、それぞれにつき3~5冊の本を読むので、書いている時間より調べている時間のほうがはるかに長い。 ・後学の徒のために ・身を削る ・まっすぐな目

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さ・くら

 詩歌のことばが、その楽曲の演奏にどんな影響を与えるか。うまく説明する例はないか考えている。  突拍子もないようだが、日本語の「さくら」を想いつく。この語を用いて詠う(歌う)場合、みなさんなら、どういう意識でやるだろうか。平板に三音等価に 〈さ・く・ら〉 か、間で少し区切る意識で 〈さ・くら〉 か、〈さく・ら〉 か。  ・ことばの意識が演奏を変える ・どこで区切るか ・「さくら」の語源 ・雪見桜

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トランプの勝目

トランプに勝目はあるのか。 2月末に政治学者のY氏と長く話した。Y氏の専門はアメリカ政治だ。 その頃は民主党のクリントン候補がどうなるのかという話題が多かった。サンダーズの勢いが若者を中心に大きくなってきていた頃だ。 ところがY氏は、クリントンの勝ちは動かないという。

¥100