ドイツ生活 607日目 2024/11/12 仮ビザをもらえた!2度目の外人局
今日は火曜日!
外人局の予約日だ。
仕事はちょっと遅れていく代わりに、他の日に残業してカバーさせてもらうことになった。
朝ザールバーン(ザーランドの路面電車のこと)に乗って、外人局のあるレーバッハへ。
前回同様自転車を持ち込んで乗車する。
前回はアポ無しだったので5時台の電車に乗って真っ暗の中移動したが、今日は予約があるので時間ギリギリに到着で行くことにした。
寒いけど空は晴れていて綺麗だ。
ザーランド州の州都はザールブリュッケンなのに、外人局はなぜかザールブリュッケンから1時間離れたところにある小さな町に一箇所しかない。
外国人が通う大学や勤める会社のほとんどは州都であるザールブリュッケンにあるのに、なんで外人局はこんな辺鄙なところにあるのか。
そして予約時間の5分前に外人局に到着!
前回同様、アポなしで突撃した人たちの列があった。
待合室は混んでいて、前回同様受付は1つしかいない。
こりゃ混むのもわかる。
そして予約番号を入り口の機械に入力して、2階の待合室で10分ほど待った。
そしてついに自分の予約番号がモニターに表示されたので、指定の部屋へ移動した。
可愛らしい女性が担当してくれた。
私が前回提出した書類を持っていて、今回さらに追加でパスポート写真、給与明細などを追加で提出した。
ケルンの時は全部書類をデジタル(PDF)で提出したが、ザーランドは全部紙で現物またはコピーしたものを提出したことに気がついた。
部屋をちらっと見渡してみると、何千ものクリアファイルが棚にびっしり詰まっている。
もしかして…
ザーランド州ではここに住む外国人のデータを全て紙で管理しているのだろうか、、?
もちろん私の個人情報などはパソコン画面に表示されていたので、デジタルのデータベースはあるのだろうが、その個人に紐づく書類(雇用契約書、健康保険、賃貸契約書などなど)は全部クリアファイルに入れて本棚で管理しているのだろうか?
ドイツはかなりデジタル化が遅れていると聞いていたが、ここまでだとは思わなかった。もちろん薬局での電子処方箋などはハイテクで日本より進んでる!と感動したが、外人局での紙でのやり取りには驚いた。
紛失したらどうするの?と本当に疑問に思ってしまう。
それはさておき、担当者の女性は私が手渡した書類をチラッと見て、
「今日は仮ビザをお渡しします。一階のレジで13ユーロ支払って領収書をもらってきてください。」
え?仮ビザに13ユーロかかるの?
こっちは6月からメール送ってて、それをずっと無視されてたから明後日ビザが切れることになって、申請がもう間に合わないからその繋ぎとして仮ビザが必要になったのに!
すぐに返事が来ていたら余裕を持って申請できていたから13ユーロはかからなくて済んだのに!!!
色々言いたい事はあったが、ここで何か言っても無駄なのですぐに支払って戻ってきた。
そしてついに!
これがFiktionsbescheinigung(仮の滞在許可証)だ。
私の今持っている就労ビザは明後日失効してしまうのだが、それまでに新しい就労ビザの発行が間に合わないので、この仮の滞在許可証が必要になるのだ。
そこら辺の道を歩いていて警察官に事情聴取された時や、ドイツ以外の国に行って戻ってくる時に、この紙が滞在許可証の代わりになる。
カードの期限は切れているけど今新しいカードを申請中なのでそれまでは合法的に滞在できますよ、という証明になる。
来月友達とフランスのストラスブールに行くのでその時にまた絶対国境コントロールがあるはずなのでそこで必要になるはずだ。
できればそれまでにカードを受け取れたらいいが、まあ待つしかない。
数週間して申請が許可されたら、また家に郵便で予約票を送るらしい。
そしたら今度は93ユーロを支払ってカードを受け取ってね、とのことだ。
本物のカードを受け取りに、もう一回ここに来ないと行けないようだ。
これは、すごい試練だ。
相当やる気と根気がある人じゃないとザーランド州、というかドイツでは就労ビザを申請できないんじゃないかと思った。
行政手続きにこんなにやる気・根気が必要になるとは。
外人局の予約はメールか電話でと書かれていた。
メールしても無視されて。
電話しても無視されて。
公式ウェブサイトには「予約なしに勝手に来るな」と書かれていて。
それでもめげずにネットで情報を探した。
「予約なしでも早朝に行けば予約が取れます」という情報を見つけた。
朝7時前から、州都から1時間も離れた町にある外人局に並んだ。
受付の女性に、申請にはおよそどれくらいの時間がかかるのか聞いたらなぜか怒られた。
提出したはずの書類をもう一度提出しろ、と言われた。
メールや電話をずっと無視されていたからビザが切れるのに、その延長のために13ユーロ余計に払わせれた。
なんだかまるで攻略ゲームみたいな?そんな印象を受ける。
ドイツが私たちが簡単にビザをゲットできないようにわざとあれこれ罠を仕掛けたり重要な情報を隠したりしているような感じだ。
誰もがこのウェブサイトを見て、ここから予約を申し込んで、ここにリストアップされている書類を用意していけばOK!
みたいな情報は公式には一切用意されていなくて、みんながそれぞれ個人で頑張って情報をかき集めてトライ&エラーしてなんとかビザゲット!みたいな感じだ。
まあひとまずは今のところうまく行っているのでよかった。
来年はこの余計な13ユーロを払わなくて済むように7月か8月くらいの時点で外人局にまた突撃訪問すべきだな、と学んだ。
ちょうどお昼頃にオフィスに戻ってきたので、お昼ご飯を食べて仕事を開始した。
夜はトマト牛乳パスタを作った!
とにかく今日は仮ビザをゲットするという重要なミッションをクリアできたのでよかった!
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