ドイツ生活 520日目2024/08/17 ベルギーの一軒家🇧🇪
今日はベルギー3日目!
ホテルに2泊したので、2回目の朝食バイキング!
さすがヨーロッパ、パンの種類がたくさんある。
せっかくなので色々食べたかったが、私は朝はパンよりごはん派なので(ごはんはもちろんここにはないが)あまりパンは食べられなかった。
朝食後はホテルの周りを少し散策して、昼前に大学時代の友達がホテルに迎えに来てくれて、一緒にその子の家に行く!
一年ぶりの再会、とても嬉しかった!
自分たちでは回らなかったブリュッセルの他のエリアを散策した。
とても可愛い石鹸やさんを見たり
地面にかわいい装飾があったり
友達の家に行くにはブリュッセルから電車で30分ほどの場所にあるのだが、なんと週末は線路の工事で電車がないので代替バスに乗る必要があるらしい。
そのバスに乗るときにお金を払うのかな?と思ったが、誰も何も払わずにバスに乗り込んでいた。
友達に聞いたら「まあ電車より時間かかるし、同じサービスとは言えないからお金は払わなくていいんだと思う」と言っていた。
駅からバスに乗って約40分ほどで、友達が住む街に着いた。
そして駅から10分ほど歩いて友達の家へ向かう。
昨日の雨は嘘だったかのような爽やかな空だ。
そして友達のお家へ到着!
友達はベルギーの人と結婚してこの家に2人で住んでいる。
去年私が訪ねたときはブリュッセルのかなり中心地で小さなアパートを借りていたのだが、旦那さんの家族の住んでいた家を貸してもらえることになり、ここに移ってきたらしい。
ブリュッセルから遠いので通勤は大変だと言っていたが、それでもこんなに広くて庭もあったら、日々の生活はこっちの方が充実していそうだ。
そしてちょうど1週間前からこの家に黒い野良猫が遊びにきているらしく、友達はクロという名前をつけていた。
大体一歳前後くらいではないか?とみんな言っていた。
超小さくはないが、ガリガリでまだかなり小さい。
兄弟やお母さんは一体どこにいるのだろうか。
離れ離れになってしまったのかな。
クロはすごく人懐っこい猫で、おいで〜と声をかけて芝生を手で撫でる仕草をすると、ササっと小走りでこちらへ向かってくる。
抱き上げて膝の上に乗せると、自分の上ですごくリラックスしているかのように寝転がる。
昨日の猫カフェで傷つけられた自尊心が、今日思わぬ形でクロに癒されることとなった。
友達と旦那さんがランチのサンドイッチを用意してくれていた。
バゲットをふたつに切って、バターを塗ってチーズと生ハム、野菜、マスタードを塗って食べた。
彼は私の友達とその旦那さんと会うのが今回初めてなので、自己紹介をしたり色々おしゃべりをした。彼も友達の旦那さんも日本語学習者なので、お互い日本語の勉強方法などについて会話していた。
彼は完全独学で周りには日本語学習者の友達がいないので、今回旦那さんと知り合いになれてよかったと思う。
食後はクロと庭で遊びながら少しゆっくりした。
そして午後は4人でテニスコートへ!
私とその友達は同じ大学のテニスサークルで知り合ったので、お互いテニスをしている。彼と旦那さんはテニスをしたことがなかったが、それぞれ私と友達の影響を受けて始めた。
せっかくだし4人でテニスしようよ!と元々計画を立てていたので、ザールブリュッケンからわざわざベルギーまでテニスラケットを持ってきたのだ。
歩いて20分以上くらいのところに高校のテニスコートがあり、そこを予約すればレンタルできるらしい。
東京ではテニスコートは大人気で予約がかなり大変だが、やはりドイツと同じくベルギーでも田舎の方だとガラガラのようだ。
風船のように膨らんで丸くなっているドームの中に入ると、とても綺麗なテニスコートが2面あった。
色々ラインがあるので、フットサルとかバスケとかもできるようだ。
旅行先でテニスをするのは初めてで、楽しい体験だった。
4人でペアを組み替えながらダブルスをしてミニ試合をしたりしてとても楽しかった。
いい汗をかいて、1時間くらいプレーしたところで帰ることにした。
家に帰ってきたらクロは玄関に置いてある水を飲んでいた。
友達は「野良猫が1週間前からうちに遊びに来ている」と言っていたが、私が思うにクロはただ遊びに来ているのではなく「ここに本気で住もうとしている」ような気がする。
2人もクロを受け入れることを少し考えているようで、「冬までには決断しないと」と言っていた。確かに今の時期はポカポカで庭の芝生の上でも暖かいので大丈夫だが、ベルギーの冬はドイツ同様にかなり厳しいだろう。
周辺には旦那さんの親族が数名住んでいるらしく、長期で家を空けるときも預かってもらえる環境があるみたいだ。
私がクロの立場だったら、絶対にこの家に住みたい。
クロ、このチャンスを掴むんだ!!!
テニスの後はサングリアを飲みながら庭でおつまみを食べた。
ドイツに来てから、公園や庭などの自然がある場所でのんびりしたりすることがすごく好きになった。
今までは東京の中心に住んでいたので、近くにずっと開いているお店や面白いイベントや催し物があることが普通だった。
それがないとなんだか不安な感じになっていた。
だけど、こうして好きな人と一緒に自然の中にいるとそれだけで満足した気分になれる。もちろんこれ夏のかなり限られた時間ならではの楽しみ方だが、、
夜ご飯は友達と旦那さんが手巻き寿司を準備してくれた!
欲張りすぎて海苔に酢飯、アボカド、友達の庭で取れた紫蘇、スモークサーモン、きゅうりを乗せて巻ききれないくらい太い手巻き寿司が出来上がった。
それが崩れないようにわさびを溶かした醤油にちらっと先をつけて頬張る。
ありがとう。
感謝の気持ちでいっぱいになる美味しさだった。
友達がこの前日本で買ってきた梅チューブもあって、それをつけて食べたらまた最高だった。
そうか梅チューブというものもあったのか、と勉強になった。
前回はあまり何も考えずにリストなども作らずにたまたま目に入った食料品を買ってきただけなので、後から「あれ買えばよかった!」というものがどんどん増えてくる。
次の買い物リストには必ず梅チューブを追加しよう。
ブリュッセル、アントワープと大きな都市を観光した後で、今日は一日ブリュッセルから離れた田舎町の暮らしを少し体験することができてとても嬉しかった。
やっぱり将来は庭付きの一軒家だな!