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ドイツ生活 666日目 2025/1/9 オフィスも植物も引っ越し🪴
今日は木曜日!
引っ越しが近づいてきて最近は新しい食材をあまり買わずに家にあるものでできるだけ料理するようにしているのだが、そうすると新鮮なものを食べなくなってしまうので果物とかを持ってきた。
トマト、みかん、バナナだ!
黄色とオレンジと赤でかわいいし、なんか並べたら顔みたいになった!
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今私のアパートは絶賛家具を売り払い中で、もちろん全部家主がやっているのだがほぼ毎日誰かしらが家に来て家具を買い取っていく。
お皿や調理器具、小さな雑貨などは家主は売る気もないので「自由に持って行っていいよ」と言ってくれたので、この植物の小さな子供を植えてあげるための植木鉢をもらってきた。
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先輩が家から私のために土を持ってきてくれたので、それを新しいポットに入れて植え替えた。
大きい親の方を新しい鉢に入れた。
小さい子どももいたので根っこをちぎらないようにゆっくり親と引き離して、元の植木鉢の真ん中に植え直してあげた。
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子供の方も無事に大きくなってくれるといいのだが、何せ私は植物を育てるのが大の苦手で、今まで数々の植物を枯らせてきた。(なんだか誇らしいような文章に聞こえるが、もちろん誇ってなどいなく、むしろ恥じている)
いろいろ調べるとこの植物は水をあげるのは週に一回、冬場は二週間に一回とかなり低頻度でいいみたいなのだが、先輩はしょっちゅう私に「ミツキの植物の土、また乾いてるよ!」と指摘してくるので一体何を信じて水をあげたらいいのかわからない。
引っ越しの際は鉢が割れたり土がこぼれたりしたら大変なので、新しいオフィスには自分の手で運んであげようと思う!
そして夜はカボチャを追加で買ってきてカボチャスープを作り、さらに余っていたラクレットの材料で野菜とソーセージのグリルを作った。
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家主はキッチンの売り手がなかなか見つからないので焦っているようだが、私はすぐにキッチンが売れてしまったらご飯を作れなくなってしまうのでできるだけ一月末まで売れないで欲しいと願っている。
ドイツの物件はキッチンが含まれていないものがかなり多く、入居時にキッチンのスペースに合わせてキッチンを購入、退去時は次の入居者に売るか、売れなかったら自分で取り外して出ていかなければならない。
最初にそれを聞いた時は目玉が飛び出るかと思った。
キッチンを自分で買うなんて状況、マイホームを購入する時以外にあり得ないと思っていたが、ドイツでは大学生が数年間一人暮らしするためのアパートでもキッチンがついていないものも本当によくある。
何十万もかかるものだからできれば退去時に売りたいだろうし、けど売れなかったら自分で取り外して持っていかないといけないというのも大変すぎる。しかも次の家の間取りがピッタリ同じなはずはないから、過去に使っていたキッチンを新居でも同じように使えるとは限らない。
家主は家具を買い取りにくる人に毎回「キッチンもいらない?」と聞いているがみんな当然笑って「もう家にあるよ」と答えている。
「ああ!ちょうどキッチン欲しかったんだ!ワオ!間取りも実はこの家と全く同じだから、そのまま使えるね!ラッキー!いくら払えばいい?」なんて言ってくれる人はザールブリュッケンの街中を探しても見つからないんじゃないかと思う。
まあ私は一月後半にかけて新居が整ってあっちに完全に引っ越してからキッチンが売れてくれればいい。でも売れなくて家主が不機嫌になって私の敷金が返ってこなかったりしたらそれは嫌なので、いい感じのタイミングで売れて欲しいとは思っている。