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ドイツ生活 521日目2024/08/18 ベルギーから帰れない!Flixbus許さない
今日は日曜日!ベルギー旅行最終日だ。
朝ごはんはいつも近所のブーランジェリー(フランス語でいうパン屋)にいくというので、ついて行った。
小さくて可愛らしいパン屋さんだった!
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パンだけでなくてスイーツも売っていて、クオリティが高そうだ
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そして甘い系のパンとクロワッサンを数個買って帰ってきた。
お茶とコーヒーを入れてもらって、私はほうじ茶を飲んでパンを食べた。
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昨日のランチも今日の朝も庭のテーブルで食べているのだが、外で食べるだけでこんなにいい気分になれるなんて、本当に幸せだ。
もちろんクロは朝からずっと庭にいて、ご飯を食べている間も庭でずっと遊んでいた。もう遊びにきているのではなく、完全にここの家の子になろうとしている。いいぞ、それくらいの強引さがないとやっていけないぞ!
押しに弱い友達とその旦那さん、庭だけでなく家に入ってこようとするクロを最初は阻止していたが、もう諦めたようだ。
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彼の帰りの電車は午後4時、私のバスは午後8時45分(遅すぎ)なので昼過ぎにブリュッセルに戻ることにした。
まだ時間があるのでボードゲームをしよう!ということになり4人でミステリーと推理のゲームをした。
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最後に出発前にクロを抱き抱えて私の膝の上にも乗せてみたら、すごくリラックスしたようでずっと寝ていた。
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ますます、おとといのアントワープの猫カフェはなんだったんだ?という気持ちになる。
彼の猫は人の膝の上で寝たりするタイプの猫ではないので、彼もクロの人懐っこさに癒されていた。
旦那さんとは駅でお別れして、友達がお見送りに一緒に来てくれることになった。昨日と同じように代替バスに乗ってブリュッセルへ戻る!
そのあとはレストランで友達と彼と私の3人でランチをした。
メニューは全部フランス語だったので難しかったが、友達がお勧めしてくれた牛肉のビール煮込みを注文した。
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ヨーロッパはやっぱり付け合わせには必ずポテトがついてくるのだな。
ご飯と一緒に食べたくなるような濃厚な美味しさだったが、ポテトも美味しかった。
そしてゆっくりお散歩したりしたあとは先に電車に乗って帰る彼を見送りにブリュッセル中央駅へ!
駅の中にワッフル屋さんがあり、そういえばワッフル食べてない!ということに気づいて急いで買って食べた。
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マウスは彼のスーツケースに入れてケルンへ。
次に会うときはイタリア旅行!
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時刻通りに出発したICEを見送って、友達と一緒にタピオカ屋さんのゴンチャに来た。
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一昨日もアントワープでタピオカを飲んだとは言わずに、「やった!タピオカだ〜」と言ってタピオカを飲んだ。
日本と変わらない味で美味しかった。
市街地を散歩していたら、古い建築の表面部分だけ残して後ろを全部新築している工事現場を見つけた。
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この写真だけだと普通に奥行きのある建物に見えるが、ただの表面だけのプレートのようになっていて、横から見るとただの板なのだ。
古い建築物の持つ雰囲気を残すためにこうして建物は新築だけど外観は何百年も前のものを使うのだな、すごい執念だと思った。
どんどん新しい似たような高層ビルばかりを建てる東京にも少しは見習ってほしいなと思う。日本の場合は耐震性の問題があるので簡単には言えないが、、
アヒルがたくさん浮かんでいる可愛い広場で座って少しおしゃべりをした。
大学時代の仲のいい友達とこうしてヨーロッパでも会うことができて、いろいろな相談や近況報告などができてとても良かった。
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私の帰りのバスは20時45分でかなり遅くてそれまで待って見送ってもらうのは申し訳ないので先に友達は家に帰ってもらい、残りの数時間は自分1人でブリュッセルを楽しむことにした。
市街地をフラフラ歩いていたら、前見た時もすごい長蛇の列になっていたポテト屋さんを見つけたので晩御飯に買って食べた。
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ブリュッセルの中心地ではあちらこちらで工事が行われており、街の勢いを感じた。たくさん若い人がいて、エネルギーを感じる。
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そして20時をすぎてバスの時間が近づいてきたのでFlixbusという高速バスの乗り場に移動する。
ブリュッセル北駅周辺は治安があまり良くないから気をつけて、と友達に言われていたのだが実際にこうして歩いてみると東京で言うと大手町とか八重洲のような雰囲気だ。
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そしてバスの時間が近づいて来たのでバス停に停まっているバスを一台ずつ確認する。ブリュッセルからルクセンブルク、ザールブリュッケンを経由して最終的にイタリアまで行くバスなのだが、私たちのバスはまだ来ていない。
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バスの出発時刻が過ぎた。
それでも私たちが乗るバスが来ていない。
バス停で同じように狼狽えている人同士で話し合ったりして、状況を確認し合った。
そうするとほぼ同時にみんながメールを受け取った。
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出発時刻:20時45分から7時」
なんということだ。
出発時刻を30分過ぎた時点で、翌日の朝7時発のバスに変更されたというメールが来た。
バス停にいた人たちはみんなパニックになったり、しょんぼりしたり、怒り狂ってしまった。
私もかなりパニックでどうしたらいいかわからなかったが、ひとまず彼に電話した。彼はすでにケルンに到着して家で晩御飯を食べているところだった。
もともと出発が夜の9時でザールブリュッケン到着が深夜1時だったので数時間の遅れなら仕方ないが、代替便が朝の7時となると10時間15分の遅れだ。
しかもその連絡が来たのが出発時刻の30分過ぎ(午後9時14分)だったので、他の交通手段もなく朝7時まで待つ以外の選択肢がない。
前もって教えていてくれればICEでケルンに向かってそこからザールブリュッケンに帰るなどいろいろできたはずだ。
ブリュッセルで急遽一晩過ごさなきゃいけなくなったので、追加のホテル費用は絶対にFlixbusに払ってもらうよう領収書をもらってホテルに泊まることにした。
バス停で同じくザールブリュッケンに行く予定だったおじさんとその奥さんが市街地に安いホテルを取ったから一緒にくる?と言ってくれたので一緒について行ったのだが、かなり汚くて怪しかったので断ってやめた。
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自腹だったらボロい宿で数時間過ごすだけだと思ってそこに泊まっても良かったが、Flixbusへの怒りで震えていて絶対にこのホテル代は全額負担させる!という思いで溢れていたので、バス停近くの普通に綺麗なホテルを予約した。
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ホテルに到着したら、エントランスの前に大きな観光バスが停まっていた。
よく見たら日本語で何か書いてある!
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土地勘があまりないブリュッセルの街でいきなりバスの遅延で延泊することになりいろいろ不安になっていたが、日本人が泊まっているホテルで寝られるというだけで少し安心できた。
ホテルは98ユーロだった。
普通にちょうどいいサイズの清潔感のあるホテルという感じだった。
朝食が朝7時からだったのが残念だ。せっかくなら食べてから行けたら良かったのに!
領収書をもらってきたので、これを写真に撮って明日Flixbusの返金フォームに貼り付けて送信だ。
せっかく楽しいベルギー旅行だったのに、最後はFlixbusへの怒りで終わってしまって少しイラッとする。とにかく明日本当に朝7時にバスは来るのか?
むかつきながらベッドに入った。