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ドイツ生活241日目 2023/11/9 暖房が壊れて寒い
新居二日目!初めての夜はよく眠れてよかった。
マットレスも新品なのですごくいい感じだった。
少し硬いが熟睡できたので、身体に合っている気がする。枕もふわふわで布団も暖かかった!
だが、昨日入居した時にオンにした暖房がまだ冷たいままだ。
ルームメイトにも聞いて暖房の付け方を教えてもらったが、問題なさそうだ。おそらく暖房が壊れているらしい。
彼の家は最近建てられた建物なので暖房なしでもそこまで寒くなかったが、家主の家や新居はとても古い建物なので暖房をしっかりつけないと寒い。
寒すぎて爪が少し紫色になった。
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これは暖房の故障で間違いない、ということで不動産会社の女性に電話したら、住居で何かトラブルがあったら大家さんに連絡してください。と言われた。
契約書を見ると大家さんの住所はドイツではなくルクセンブルクと書いてある。電話番号も当たり前だがドイツとはちょっと違う。
頭に0をつけたりつけなかったりするのを何種類か試したら、やっと繋がった!と思ったら留守電だった。
「ハロー。昨日入居したNakamuraです。とても素敵な住居ありがとうございます。完璧なのですが、暖房だけが壊れていてとても寒いです。すぐに修理してくれると助かります。」と伝えて電話を切った。
数時間後、地下室で洗濯物をしているときに大家さんから電話がかかってきた!できるだけ早く修理業者を手配するが、いつになるかわからないと言われた。
寒すぎてイライラしてきたので、インターネットでドイツ語で「暖房の故障 家賃の値下げ」と検索したら、たくさん該当するウェブサイトが見つかった。
冬季(外気が12度以下)に3日以上暖房が使えない場合は家賃の値下げを訴えることができる…と書かれているウェブサイトが多かった。
だがもちろんこれは定められているルールとか法律ではなく、結局は円満に家主と入居者が解決しなければならない。
寒すぎてたまらなくなってきたので、洗面器にお湯を溜めて肘から指先まで浸けてみた。足湯ならぬ手湯だ。
最初は冷たい手がいきなりお湯に浸かったので指先がヒリヒリ、痒い感じがしたが、慣れてくると本当に気持ちよかった。
指先が温まると体全体が温まるような感じがする。
手湯をしていたらルームメイトが買い物から帰ってきた。
「何してるの!?」
「いや、暖房が壊れてて寒すぎるから手をお湯に浸けてた」
「え〜!いつ修理できるのかな?早く直るといいね。この暖房器具あったかいから、こうやって少し体を近づけるといいよ!」と言って、バスルームにある暖房の近くに立つよう促された。
ドイツの暖房器具は、日本の暖房と違って熱風が出るわけではなく、じんわりと暖かくなる金属のプレートみたいなものだ。
こんな感じだ
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この画像だと左上にあるハンドルに数字が書いてあって、それを回して暖房の強弱を調節する。
風が出てくるわけじゃないので空間全体が温まるまでに時間がかかるが、風に当たらないので肌が乾燥しにくい気がする。
寒くて死にそうになるが、家の外に出てまた市街地を散歩して、暖房の効いたお店に入ろうと思う。
ザールブリュッケンには手作りジュエリーのブランドショップとその工房が多い。市街地にはチェーン店のジュエリーショップだけでなく、ザールブリュッケン在住のジュエリーデザイナー・職人が構えているお店もちらほらある。
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家にまだ食材があまりなく、料理できていなかったので今日も外で何か温かいものを食べることに。
この前ケルンで食べて美味しすぎて感動したフィッシュ&チップスがあったので、また同じものを頼んでみた!
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同じお店の同じ商品とは思えないくらい微妙な味だった。
ケルンの市街地は常に人で賑わっているので、おそらくどんどん揚げ続けていたのだと思う。だから私が買った時揚げたてのものを食べることができたのだろう。
今回新しい街で食べたフィッシュ&チップスは、おそらく午前中か昼過ぎに揚げたものが売れ残っていて何時間も置かれていた、そんなような感じだった。
白身魚のフライはサクサクとは程遠く、シナっとした衣に包まれた、これまたシナっとした魚がなんとも微妙な歯ごたえだった。
ポテトも表面は温かいが、中身は熱がなくシュンとしている。
ファーストフード、特に揚げ物を頼むときは流行っているお店で買う必要があることを学んだ。今度この店で食べるときは午前中の開店直後か、お昼時のお客さんが多いタイミングを狙おう。
ケルンにもあった、おしゃれなシナモンロールのお店もあった。
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雑貨屋さんには可愛いタピオカのぬいぐるみがあった。
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せっかく新居に引っ越してきたのに、暖房が壊れていて部屋が寒すぎることがむかついてきて、何か温かいものが食べたくなってきた。
ネットで調べたらこの街にもアジアスーパーがあることがわかったので、そこで多少割高でもラーメンを買おう!と思った。
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日本のラーメンを探したが見当たらず、今若者の間で人気のプルダック麺という韓国のインスタント麺、トッポッキ、あとは今後の料理用に味噌とコチュジャンを買った。
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プルダック麺というのは、水分量が多めの焼きそば、というような感じだ。
ちょっとピリ辛のソースがついており、それを入れて混ぜる。
流石にそれだけだと味気ないので、ベーコンとネギ、卵を追加した。
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暖かくてしかもちょっとピリ辛なものを食べることができて、若干体が温まった。そしてそのあとは熱いシャワーを15分以上浴びて、熱いくらいにまで体を温めた。
そしてその熱が逃げないうちにベッドに潜り込んだ。
大型テレビが部屋についていて、ドイツのニュースを見ることができたので寝るまでニュースを眺めていた。
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暖房が壊れていてこのままではつらすぎるので、もう明日にでもケルンの彼の家に帰りたくなった。
だが、今日社長に引っ越したことを報告したら「月曜日にオフィスで会いましょう!」と言われてしまった。
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「それは嬉しいよ!月曜日にオフィスで会いましょう!月曜朝に連絡ください。
本当にありがとう、よろしくね」
月曜まで暖房なしはきついが、仕方ない。
早く修理業者が来てくれるといいのだが…