ドイツ生活 526日目2024/08/23 ルームシェアは大変
今日は金曜日!
仕事に行ったらおじさんの先輩が、庭で採れたラズベリーを持ってきてくれた。
ラズベリーは手で触ってみるとすごくふわふわしていて柔らかい。
甘さと酸っぱさがすごく絶妙なバランスで共存していて、とても美味しい。
ラズベリーを潰してクリームとか生地に混ぜてケーキなどを作るレシピも多いが、納得だ。ラズベリーは果物としての完成度が高くて美味しすぎる。
こんな売り物みたいな食べ物を家の庭で作れるなんてすごいことだ。
日本でもドイツでも自分で食べ物を作り出すことができず、スーパーに買いにいくしかない自分からすると、自分の庭で野菜を作ったりしている人は尊敬だ。農業、酪農、漁業などに携わっている人はさらに尊敬だ。
今年の春実家に帰った時に、両親が庭で育てていたジューンベリー(ブルーベリーのような見た目の美味しいべりー)の木に鳥が群がっていたのを思い出した。
「これだけ美味しかったら、鳥が食べに来ませんか?」と先輩に聞いたが、「それが全然鳥は来ないんだよね。」と言っていた。
柔らかくて食べやすいし、甘さもあって美味しい。なのにラズベリーは鳥に狙われにくいのか。
そしてお昼休みは同僚と一緒に散歩に出かけた。
売店で注文するのを待っているかのように鳥たちが並んでいたのが面白かった。
チャコもいた!
なんだかルンルンとした足取り
そして家に帰ってきて、昨日作ったジャーマンポテトの残りをそのまま鍋に入れておいたものを再度加熱して食べた。
実は最近アパートの中で色々と問題?が発生している。
家主(と呼んでいるが、実は私たちと同じ立場の賃借人)が結構神経質なタイプで、夜に家主の部屋に隣接しているトイレを使うとすごく怒るのだ。
私たちのアパートにはトイレが二つあって、一つはシャワーと同室、もう一つは洗濯機と同室で家主の部屋の隣にある。
基本シャワールームが空いていればそちらのトイレを使うようにしているが、たまに自分以外の誰かがシャワーやトイレを使っていたら、必然的に空いている方のトイレに行くことになる。
それが家主は嫌らしい。自分専用のトイレにしたい&自分の部屋に隣接しているので、トイレの水を流す時の音がうるさくて眠れない&瞑想しているときにトイレの音が聞こえると嫌だというのだ。
家主はベジタリアンで、環境派で、さらに毎日2~3時間瞑想をする、ちょっと不思議な性格の人だ。
これまでにはキッチンのシンクのお湯を止められたり、二つあるうちの一つのトイレの利用を禁止されたり、瞑想の邪魔になるという理由で洗濯機の利用時間がかなり制限されたりしている。
私は最初違和感を感じつつも、まあ家賃安いし中央駅や職場や市街地にも近いし友達や彼を泊まらせたりできるしいいか〜と思っていたのだが、台湾のルームメイトの子が「契約時・物件内見時の内容と現在の状況がかなり異なっているから、状況の改善または家賃の値下げを交渉できるはず」ということで、先日家主に長文メールを送ったのだ。
ひとまず今週末どこかのタイミングで3人で話し合おうということになっているのだが、一体どうなるだろうか。
前住んでいた家は、家主がルクセンブルクに住んでいるおじさんで、住人3人は賃借人という立場だった。
なので基本的には3人の立場は同じで、誰かが住居の設備の利用を制限したり口を出したりすることはできなかった。(それでもブルガリア人の子は最後の方指図してきたが)
なので基本的に何か問題があればすぐに家主に電話またはメッセージをして、すぐに対応してもらっていた。すぐに対応しなければこちらは状況によっては家賃の値下げを要求することができる立場なので、家主もすぐに対応してくれた。
だが今回はちょっと違う。
私は普段この日記の中では家主と呼んでいるが、実は彼女も私たちと同じ立場の賃借人だ。
私たちの家賃をまとめて家主に支払ったり、何か問題があれば管理人や家主と話し合ったり、修理の人を呼んだりする、「賃借人代表」というような感じだ。
だから基本的には彼女が私たちに片方のトイレの利用を禁止したり、エコじゃないからという理由でキッチンのお湯を止めたり、深夜や早朝はともかく普通の時間帯に瞑想を理由に洗濯機の利用を禁止したりすることはできないはずだ。
まあそうは言ってもお互い完璧ではない人間同士の共同生活だ。
なんとかして和やかな雰囲気で3人が納得できる状況を作り上げたいところだ。
さて、この話し合いはどうなるか、、
つづく、、