ドイツ生活185日目 2023/9/14 ミュンスター大学とブレーメン
今日から2泊3日でケルン→ミュンスター→ブレーメン→ハンブルクの旅に出る!
ドイツ鉄道乗り放題チケットがあるので、それを使ってまた鈍行で行く。
前回ブックフェアに参加するためにハンブルクまで1人で行った時は、ケルンからハンブルクまで途中下車せずに向かったが、今回はミュンスターで途中下車して1日目の夜はブレーメンに泊まり、2日目にハンブルクへ向かう。ハンブルクの彼のお姉さんの家に一泊したあと、ケルンまで途中下車せずに帰るという計画だ!
まずはいつものケルン中央駅からスタート!
駅までの道でREWEで買った白身魚のフライのバーガーが今日のお昼ご飯だ。
電車に乗っていたら、この前応募した就活の返事のメールが大量に届いた。不採用通知がほとんどだが、「あなたの応募書類に興味を持ちました。面接しましょう」的なメールもちらほら来ていた!
おおお!
嬉しいいいい!
今回は一気に3つの会社からメールが来た。
そのうちの一つはベルリンの会社で、面接は英語で行われるらしい。
とりあえず来週3つ面接の予定が入った。頑張ろう!
そしてミュンスター駅に到着。
ミュンスター駅から市街地まで歩いていたら、日本の漆を展示している美術館を発見した。
美術館の前で立ち止まっていたら、素敵なおばあちゃんが「この美術館は日本の漆工芸作品を展示していて、入場料は無料よ」と突然話しかけてきたので、行ってみることに。
漆というと食器のイメージだが、こんなふうにオブジェとしても漆の作品がたくさん作られていることを知らなかった。
漆美術館をみた後は、市街地にあるカフェでお昼ご飯を食べる。
パンの上に色々乗っかっているご飯を食べた。
ミュンスターの大聖堂にはハシゴがかかっていて、最初は工事のためのハシゴなのかと思っていたが、これはアーティストの作品らしい。
ミュンスターは昔からある建物がたくさんあってとても可愛い街だ。
広場にはベンチではなく椅子がたくさん置かれていて、みんな好きに移動させてぼーっとしている光景が見れてほっこりした。
そして、彼の両親が勉強していたというミュンスター大学のキャンパスに潜入してみることに。
大学敷地内に入ると、この素敵なキャンパスがお出迎えだ。
これぞまさにヨーロッパの大学、という感じがしてかっこ良すぎる。
大学のキャンパスはたまにオフィスビルのような見た目のものもあったりするが、やはり昔から使われている古い建物のキャンパスは歴史もあるし雰囲気もあってかっこいい。なんか勉強のモチベーションが湧いてくる。
メインキャンパスの中に入ってみると、ミュンスター大学の教授の写真がずらりと並んでいる。
彼のお父さんはなんとミュンスター大学で数学の博士号を取っていて、お母さんは栄養学を学んでいたらしい。
彼のお父さんはちょっと天然っぽい可愛い感じ(家族の中でもいじられキャラっぽい存在)なのだが、数学博士だったとは知らなかった。高校時代に数学ⅡBで苦戦していた私のような人間からすると、数学の博士課程なんて想像もつかない世界だ。
そしてメインキャンパスを通り抜けると、奥にはボタニカル・ガーデンがあった。農学部?や植物学?栄養学?のような、庭・自然・食などに関わる学部の研究の場になっているようだ。
かぼちゃ畑
植物が売られている
世界中の植物がこの庭に集められているらしく、熱帯の植物、東南アジアの植物、などのようにそれぞれの地域の気候に合わせた環境に温室の気温や湿度が調整されていた。
植物が大好きな人にはたまらない環境だ。
突然ミュンスター大学で植物学?(そんなのあるのかわからないが)を専攻する学生になりたい気持ちが芽生えた。
これは東南アジアコーナー
いくつもある温室のそばには大きな池があり、周りにはたくさんの草木が生い茂っていて、ベンチもある。
ここで本を読んだり、お昼ご飯を食べたり、お昼寝したり、友達やカップルで授業の復習をしたりするのだろうか。
これは熱帯の植物の部屋で、部屋に入るとモワッとした湿気のある暑さに包まれた。ドイツでは普段見ることのできないような植物まで観察できるのはすごい。
ミュンスター大学の庭が良すぎて、とても満足した気持ちになった。
彼も「大学生活をもっと謳歌すればよかったなあ。なんで僕はケルンで情報学(プログラミング)なんか学んだんだろう。僕も植物に関する研究をミュンスター大学ですればよかった」と言っていた。
ミュンスター大学の庭を訪れた人はみんな何故か突然植物に興味が湧いてしまうようだ。それくらい本当に魅力的な環境だった。
こんなすごい環境を学生は無料で享受することができるというのは、ドイツのすごいところだと思う。
たくさん歩いたので近くのスーパーに寄って、搾りたてオレンジジュースを買って飲んだ。
ミュンスターは自転車の街と呼ばれているくらい自転車が多いらしい。
そしてミュンスター駅に戻って、さらに北上してブレーメンへ向かう。
ミュンスターからオスナブルックの電車が遅れてしまい、乗り換えに間に合わないかと思われたが、乗り換えの電車もさらに遅れたので無事にブレーメン行きの電車に乗ることができた。
このようにしてドイツ鉄道は芋づる式にどんどん遅れていくのだな、と思ったが、そのおかげで乗り換えがうまく行ったので今回は何も文句は言えない。
駅前のアジア・アフリカショップで、大量の付け毛が売られていた。
ブレーメン中央駅の近くのホテルを予約したと思っていたが、気づけば徒歩20分以上が経過していた。どんどん駅から離れていって飲食店がないエリアに来てしまった。
けどホテルの近くの住宅街にひっそりと韓国料理屋を見つけることができ、今日の夕ご飯はそこで食べることにした。
チヂミ、サラダ、プルコギスープ、チャーハンを頼んだ。
生野菜とお米が美味しかった。
やっぱりドイツで旅行するとどうしてもお肉とパン中心になってしまいがちなので、たまに生野菜とお米を挟むと体力を回復することができる。