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ドイツ生活 597日目 2024/11/2 ドイツで一番天気がいい街フライブルグ

今日は土曜日!
いつもは12時過ぎまで起きていることが多い私だが、昨日はかなり行動量が多かったのですごく疲れて、22時くらいにベッドに入り、8時半まで眠った。

朝ごはんを食べている家主とその彼女の隣で私も紅茶を淹れてビスケットをかじった。日本に色々興味を持って質問してくれて、「ドイツ鉄道はメチャクチャだけど、日本の電車はどうなの?」と聞かれた。
あんまり自慢しすぎるのもあれかな、と思って、「ドイツ鉄道よりは信頼できる」と言っておいた。ちょっと謙虚すぎたかな。

おじさんはバーゼルで学生寮を経営していると言っていた。
今住んでいる家は昔家族で住んでいた家で、離婚して元妻が出ていき、2人の息子たちも成人して家庭を持って出ていった。彼女が住んでいるが、息子たちの子供部屋が2部屋余っているので平日だけAirbnbで民泊をしているようだ。
「お金のためじゃなくて、人と会うのが好きでやっているんだ。君みたいな人がいろんなところから来てくれて、こうやっておしゃべりするのが楽しいんだ。」と言っていた。
学生寮の経営か。大人になっても若い人たちとずっと接点を持っていられるのっていいなと思った。

彼女はスロバキア出身らしくて、東欧の人特有の巻き舌っぽいRの発音が特徴的だった。ちょっと聞き取るのに苦労したが、すごく明るくて優しくていい人だった。

彼女は手芸が趣味で、仕事では障がいを持つ人たちに手芸を教えている講師だそうだ。フライブルクのメッセで今日はオランダの布メーカーがさまざまな手芸用品をマーケットで売るらしく、それに行くらしい。
おじさんは彼女をフライブルクに送るついでに、私も市街地まで送ってくれるとのことだ。とてもありがたい!

地図で見たら民泊とフライブルクはそんなに離れていないように思えたが、実際に車で送ってもらったら30分くらいかかって結構遠かった。
おじさんは市街地の地下駐車場に車を停めて、市街地の広場までフライブルクの説明をしながら見送ってくれた。

「ここがフライブルク大学図書館だよ!帰りの電車の駅はこっち。路面電車でも行けるけど、街を見ながら歩いても行けるよ。」と色々教えてくれた。
すごく優しい。

「じゃあ僕はここで。楽しんでね!また会えるといいね!」と言っておじさんは颯爽と歩いて行った。


堂々と歩いて小さくなっていくおじさんの背中を見ながら、
こういう大人になりたいなと思った。

私は今31歳で、これまでずっと自分だけのために生きてきた。
子供がいないから、自分の持つ時間・お金・体力を全部自分に使ってきた。
これからももしずっと独身で子供がいなかったとしても、40歳前後くらいからは人に与える側に回りたいと思った。

経験を積んだり技術を磨いたりして、若い人や子供に何かを教えたり。
困っている人を助けたり。
絵本を作って、子供を笑顔にしたり。

若いうちは年齢を理由に自分の未熟さや不勉強さを恥じずに、いろんな人に教えを乞うたり、人の時間をもらったりして色々助けてもらってきた。
けどあと5年くらい経ったら、そういうこともできなくなる気がする。
むしろ人を助ける側にならないといけないと思う。

自分が簡単にできることで、人に与えられるものってなんだろう、それを磨こう。そんな気持ちになった。


フライブルクは、ドイツで一番日照時間が長い&温暖な都市として有名だ。
会社の人や家主やいろんな人に「フライブルクに行く!」と言うとみんな口を揃えて「フライブルクはね〜いいよね〜最高だよ」言った。

それですごく期待してしまっていたのだが、昨日のバーゼルでの晴天とは打って変わって今日のフライブルクは曇天だった。しかもちょっと小雨も降っているような?しかも寒い。

右の建物が、フライブルク大学図書館
入り口
かっこいい!

図書館には勉強スペースがたくさんあって、全員が間違いなく座れる!という安心感があった。朝から勉強している学生がたくさんいた。


街を歩いてみる。

かわいい建物

路面電車とマウス

これはMartinstorという中世からずっと保護されている時計塔&門らしい。
この間を路面電車が通ったり、歩いてくぐることができる。

趣深い

朝ごはんは紅茶とビスケットだけだったので、早めにお昼ご飯を食べることにした!昨日はスイスで貧乏生活だったので、今日くらいはちょっと普通に食べよう!ということで会社の人がおすすめしてくれたタコスやさんに行ってみた。

タコスを3つも頼んだ

厨房からはスペイン語が聞こえてきたので、本場のメキシコの人が監修・調理しているのかもしれない。ハーブが効いていてとても本格的で美味しかった。やっぱりドイツ料理以外のものをドイツで食べるときは、現地の人が監修しているお店で食べれば間違いない。

美味しいものを食べれたので満足して、また街歩きを続けた。
途中で一回意味もなく路面電車に乗って降りてみた。

かわいい

お店がたくさん並んでいる通りがあったので、くまなく見て回った。

曇ってるけどレッツゴー

フライブルクにもジュエリー工房があったので寄ってみた。
かわいいいいいいいいいピアス可愛すぎる

欲しいいいいいい
かわいいいいいいい

かわいいな〜〜〜
実は私はジュエリーをそんなに持っていないがとても好きだ。
昔可愛いゴールドの指輪を買ってすごく大切にしていたのだが、ドイツに行くことを決めてバイトを掛け持ちしたりお金を貯め始めた時期に売ってしまったのだ。それを今すごくとてつもなく後悔している。

そのブランドは金の高騰で値上げをし続け、今その指輪は当時の3倍以上の価格になっている。もう同じものを買い戻すことはできない、、。
その時にお金が必要だったから本当に仕方なかったのだが、今思うとお金関係なく大事に一生持っておくべきだったと思う。とても珍しいデザインで、すごく可愛い指輪だったのだ。

18金のジュエリーを買うんだったら、浪費・消費ではなく投資になるのかな?それだったら買っちゃってもいいのかな?と思ったり、思わなかったり、、

とても美味しそうなお菓子屋さんがあった。

行列だった

フライブルクはとても可愛らしい街並みで、歩いているだけで絵本の世界に迷い込んだかのような気持ちになる。

水路がところどころある

本屋さんがあったので入ってみる!

「本は世界を救わないが、何度も週末を救う」
クリスマスがモチーフの本

アーティストの作品が飾ってある部屋の窓

フライブルクからザールブリュッケンまでは5時間ほどかかるので、15時には出発することにした。
出発前にカフェに入って甘いものを食べて休憩だ!

ドイツでよく食べるSchwarzwälder Kirschtorteをまた注文した。
せっかくだからいろんなケーキを試してみればいいのに、いつも知っている味のものをつい選んでしまう。洋酒につけたさくらんぼとチョコレートのスポンジ生地と、生クリームのケーキだ。ドイツのケーキ屋さんに行くと大体どこでも売っていると思う。

わーい

そしてそろそろ帰りの時間が迫ってきたので歩いてフライブルク中央駅へ移動。

フライブルクは路面電車が縦横無尽に走りまくっていて、中心地を移動するのは楽そうだ。

時間通りに一本目の電車がきたので乗り込む。

バイバイフライブルク

旅行に行ったことのある温泉都市、バーデン・バーデンを通過した。
こうして振り返ると、この一年半でドイツのいろんなところに行ったな〜と思う。

今回は遅延や運休ゼロで進んでいてかなりありがたい。

犬がいた

カールスルーエに到着!

ただの乗り換えです

30分くらい乗り換え時間があったので、少し駅の外に出てみた。
日本だと主要駅の構内や周辺にはお店がたくさんあって色々ショッピングしながら時間を潰せるが、ドイツではそうはいかない。

何もないよ

ドイツには駅直結のルミネとかデパ地下とかみたいなものはほぼない。
ベルリン、ハンブルク、ケルンなどの大都市は駅にお店が入っているが(多分ミュンヘンも)、それ以外の駅はあんまり時間を潰せるようなお店は入っていない。


そんなこんなで、本を読みながら電車に乗って無事に20時過ぎにザールブリュッケンに帰ってくることができた!!!

ひき肉のパスタを作って食べた!

美味しかった

旅行だとどうしても買ったものかレストランでしか食べられないが、家に帰ってくると自分の好きなものを作れるのでホッとする。

突然決めた一泊二日のバーゼル・フライブルク旅行、無事に終えることができてよかった!

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