DDBSとBDIは表裏一体だった⁉︎ って当たり前か?
おはよう、清華大学。11月23日火曜日。今日は9:50の中国史の授業に出るために早めに寮を出たが、早すぎたので第四教室楼の自習スペースでこれを書いている。清華大学のキャンパスには至る所にこんな勉強するスペースがあって、学生たちは授業の合間の時間を無駄にすることなく、勉強に勤しんでいる。
今朝は3時半に目が覚めてしまって、Gala Nightの衣装のことをつらつらと考えて居たら睡眠不足になった。それでも8時半には起きて、珈琲を入れて少しだけマシントレーニングをして、それでここにいる。(ジムは9時にならないと開けて貰えないのだ。あ、これ、金曜日の留学生フィードバックセッションでもう少し早くならないか、聞いてみよう。)
9:33、もうすぐ前のクラスの授業が終わる頃だ。後、少ししたら教室に行こう。あ、チャイムが鳴って授業の終わりを告げているが、それでも他の教室で熱の入った講義が続いているのが聞こえる。清華大学の教授も学生も皆、本当に勉強熱心だ。
今日の中国史の授業は北方民族系王朝である元の話。ノマド系の元の人たちが北京に定住しようとしたが、やっぱり飽きてきて王朝が続かなかったという程鋼教授の説明は興味深い。授業の後半は僕たち9人のグループで秦王朝に関するプレゼンテーションを行った。僕は戦国時代の秦の勃興から天下統一までの間に生まれた故事成語を三つ(一挙両得、合従連衡、遠交近攻)をその背景や登場人物も含めて説明した。そのプレゼンテーションは全体としてよくまとまっていて、好評だった。
授業後は程鋼教授とマカオから留学生Aと台湾の留学生のYと僕の4人でランチ。听涛園レストランが混んでいて、空いているテーブルを探すのに苦労したが、みんなの話は非常に面白かった。
13:20、次の授業に行くために僕だけその場を離れる。13:30、授業開始のチャイムと同時に、ディストリビューテッドデータベースシステム(DDBS)のクラスに滑り込む。冯教授の今日のテーマはデータウェアハウス。その目的はトランザクションの実行ではなく、データ分析による意思決定支援だ。だからプラットフォームもOLTP(オンライントランザクションプロセシング)ではなくOLAP(オンライン亜なりティカルプロセシング)になる。オフライン授業は僕の他にあと二人。時折僕が質問する以外は淡々と講義が進む。でも時間内に全ての内容が終わらなかったので来週、今期最終授業を行うことになった。冯先生の講義も来週で最後かと思うと感慨深い。
授業を終えて寮に帰る途中で学生サービスセンターのCビルに寄る。ここに小さなプリントハウスがあることが分かったので、アルゴリズム論の前回と前々回の講義の資料をカラーでプリントしてもらってみる。10元。結構使い勝手が良いということが分かったので、また今度使うことにする。
一旦寮に戻って、少し勉強してから夕ご飯を食べに、一昨日新装開店した紫荆園レストランに行く。今、麻辣香鍋がマイブームなのでオーダーするが、今日はなんと46元(830円)だった。高い!牛肉15元とセンマイ17元が高かったようだ。次回はどちらか一方にしよう。海鮮ベースに唐辛子と花椒を入れてもらった鍋底はバッチリ美味しかった。
夕食後、寮で珈琲を補給して、19:20からのビッグデータインテリジェンス(BDI)の授業へ。今日は前半を朱文武教授が担当して、ビッグデータシステムの話。ここで、今日の午後のDDBSの授業の内容とぴったり話がつながった。AIやデータ分析とデータベース管理とは表裏一体なのだ。データベースの進歩がデータ分析の発展に不可欠であり、一方AIは今後のデータベース管理の手法そのものを変えていく。だから清華大学のコンピュータサイエンス学部はそれらの全てを網羅しているので、僕も広範囲かつ包括的な勉強ができる。で、講義を聞くのがいよいよ面白くなってくる。
BDIの授業の後半は王鑫教授が、データ分析の代表的パッケージであるテンソルフローとパイトーチの説明をしてくれた。この二つのツールは使ってみようと思って既に僕のMacBook Proにインストールしたのだが、何故か上手く動かなかったので、気にしていたのだ。授業後、授業助手のデュアンにお願いして、明日時間をとってもらえることになった。そこでしっかり操作方法を覚える予定。よかった、よかった。
授業から帰ってきたらもう11時近い。明日も朝から用事があるので、今日はこれくらいで休む。