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【考察】なぜ猫ミームは急速に廃れたか

2024年の1月から2月までめちゃくちゃハマってるコンテンツがありました。

それが猫ミーム!!

一時期、SNSを開けば必ず目に入ってきた「猫ミーム」。その愛らしさや面白さ、手軽に見れる楽しさに狂ったようにみてました。

でも最近はたまに見るくらいで、実際以前ほどバズることも少なくなった気がします。

猫ミームがオワコン化してしまった理由について個人的な感想を書いてみました。

1.動画の編集が楽な分、微妙な動画が乱立した


猫ミームは素材を集めて、テキストを入れればスマホでも割と簡単に作れるくらいには編集が楽なコンテンツだと思います。TikTokとかで一時期猫ミームだらけだったし、ユーチューブでもこぞって色んな人が参戦してました。

でも、これが逆に問題でした。似たような動画が大量にあふれて、「またこれか…」って、見てる側が飽きるんですよね・・・。次の項目でも書きますが、同じネタを色んな人に擦り倒されるし、尺が長いわりに面白いと思えない動画だらけになりました。

特に安易な下ネタやパロディを入れとけば面白いと思ってる動画なんかも多いですね。もちろんそういうネタを入れても面白い動画はあるのですが、リアルな性事情あたりを入れてオチなしみたいな動画がおすすめに上がった時にもう見る気がしなくなってしまいました

初期の頃は2-3分でテンポもよく、ほのぼのみたいな感じの動画があってもっと広まれと思っていたのですが、まさかこんなに急速に廃れるとは・・・

2. 自分語りや不幸自慢に利用されるようになった

個人的に大きい理由はこれです。猫ミームという素材を使って自分語りや不幸自慢をしたいだけの動画が圧倒的に増えてしまいました。

自分の面白おかしいエピソードをを猫ミームに落とし込んで作品化するのは全然ありなのですが、自身の思いや主張を発信するだけになるともはやエンタメではないのかなあと

多いネタだとブラック企業の一日や学校での日常、家庭でのトラブルネタなど。特にお仕事系はめちゃくちゃ多いですね。最初の頃はコンビニバイトの裏事情とかサラリーマンあるあるみたいなネタが大好きだったのですが、段々と愚痴や恨み言みたいなのを垂れ流すだけのが増えてきた印象です

酷いものだと政治やコンテンツの批判をしているものもあります。他のSNSに比べて猫ミームを使えばなんでも言っていいみたいな風潮が本当に苦手でした。

3. 情報商材やお金目的の参入者が増えた


そして決定打になったのがこれ。「情報商材屋」の大量参入です。猫ミームのバズりやすさを利用して、「バズる動画の作り方」とか「SNSで稼ぐ秘訣」みたいな情報商材を売ろうとする人たちが、どんどん入り込んできたんですよね。noteでも動画の作り方マニュアルのようなものが乱立しています。

それに伴って、「これ絶対ウケ狙いで作ったでしょ?」っていう作為的な動画が急増。外注したような同じ素材を使った動画が乱立していきました。それでもクオリティが高ければと思うのですが、AIで作成したような台本にテンポが悪くて笑えない動画ばかりでした。

結局エンタメとして楽しんでた私のようなユーザーは、そういう空気を感じ取って離れていきました。「ゆっくり」や「ずんだもん」が流行った時もそうでしたが、オタクが内輪ネタでやっていたようなコンテンツが情報商材屋に目をつけられると一気に廃れていきます。

4.まとめ

まだ猫ミームはオワコンではない!という人もいると思いますが、個人的に感じたことを書いてみました。

グルメネタなんかは割と個人勢で面白い動画をあげている方もいるので、まだ細々見続けたいと思います。

猫ミームが再び盛り上がるのは難しいかもしれませんが、皆に飽きられた後に第二次猫ミームブームみたいなことを密かに願っています!


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