昨今のマーケティング論などに関して
マーケティングという概念は、実は非常に広義であり、人ぞれぞれ何かが異なっています。その考えやフレームも複数存在します。
わたくしがマーケティングや、そこから派生する施策に関して考えていく際に、自分の中だけで、使ってるフレームなどをいくつかご紹介します。色々、聞いて、見て、知って、考えて、一旦まとめたものなので、今後アップデートはしていく必要がありますが・・・
前段
・コトラー?ドラッカー?
・AISAS?(Dual AISAS?)
・4P?4C?ロジックツリー?SWOT?STP?PEST?
・9セグマップ?
何か正解でも何が不正解でもなく、要は何が目的で、その時の戦略や設計に使えば良いだけであり、何かに固執する必要も無いと思います。
ただ、知っておくと便利、精度が上がるというものに過ぎません。
自分なりにまとめたものを
微妙なのが、ある考えやフレームしか知らないということ。そうなると幹→枝→葉の順で実行していくべきことが、葉ありきになってしまう、ということです。
例えばあるプロダクトを事業として成長させるために、マーケティングをどうする?というざっくり議論になった際に「Instagram」使いましょう。まずはかたく「リスティング広告」しましょう。という話になる。
それで、大体失敗します。失敗しないまでも、回収が遅れる、規模が増えない、規模が増えても利益率が低く、次の投資がしずらい、といった形になってしまいます。
よって、そもそも「いつまでに何をどのようにしていきたい」「そのための投資をどう講じて、どう回収していきたい(どういうステップで事業を成長させていきたい)」をまず考えていくべきであると考えます。そこで合わせてマーケティングが必要になってくるものだと。
余談その1
マーケティングにおいて、必要なこととして、事業内容やマーケット、予算などもそうですが、歴史を知っておくと非常に有意義だと考えます。
優秀なエンジニアは例外無くコンピューターの歴史を知っています。同様に歴史を知ることで、今のマーケティングが理解でき、未来のマーケティングも創造できます。
色々なマーケティングにおける書籍もありますが、いつ誰が書いたものかは大事です。その上で、書籍だけの知見を鵜呑みにせず、表面上の情報ではなく、実際の企業のコア事例を知ること。自身で実務を通じた経験を振り返ること。その方法や考えは普遍的なものなのか、瞬発的な再現性の無いもののかを自分で考え抜かないと良い木は育たないと断言できます。
それでも十人十色で、色々な戦略、メソッドが存在するので、自分として(企業として)何を信じるかは、自由です。ただ、一つ言えるのは結果「しっくりくる」ものが良いなと言うことです ^_^
あと評論家になっても意味がないのでマーケターは成果を出す事業家であるべきだと思います。
余談その2
色々、聞いて、見て、知ってで言うと・・・
以下は偏見ではなく事実
・優秀なマーケターはコトラーの支持者が少なく、ドラッカーの考えに影響を受けている
※ドラッカー提唱
「マーケティングの目的は、販売を不必要にすることだ。マーケティングの目的は、顧客について十分に理解し、顧客に合った製品やサービスが自然に売れるようにすることなのだ」
以下は偏見ではなくあくまで傾向(偏見があるわけではない)
・P&G在籍のマーケターは幹がしっかしりている
・PR出身のマーケターは数字や分析が得意なわけではない
・Web出身のマーケターは枝や葉にフォーカスする傾向にある
・マス出身のマーケターはトラッキングしていくことが得意ではない
・クリエイティブ出身のマーケターはロジックに弱い
前置き長すぎですが以下ご参照くださいませ。