【シティリーグs1】無人ダイナ '20 10/11シティ大宮ベスト4
初めましてマイケルと言います。今回はシティリーグ大宮ベスト4になったムゲンダイナのデッキの解説をしていきたいと思います。
1、前語り
noteを書くのは今回が初めてのため、最初に自己紹介の方を行なっていきたいと思います。私は、ポケモンのゲームとカードを両方行っています。主な実績としまして
・カード
2019年度
CL東京7-3完走
2020年度
CL愛知2-3ドロップ
シティリーグs1(ひたち野うしく)3-3予選落ち
シティリーグs1(大宮)5-0予選1位抜け ベスト4
・ゲーム
真皇杯(シングルのオフライン全国大会)第3回 優勝
真皇杯第4回 4位
SM最高レート2062
といったものになっています。
剣盾のレートもやっていますが今はカードをメインに行っています。
2、デッキ選択の経緯
それでは、本題に入っていきたいと思います。ムゲンダイナはかなりデッキパワーが高く、三神ザシアン、コズガと並ぶ環境トップデッキの1つです。そんな環境トップであるムゲンダイナを今回選択した経緯としましては主に3つの理由が挙げられます。
1、マッドパーティの増加
2、セキタンザンとルカメタの数が増えなかった
3、ムゲンダイナへのメタが薄くなった
まず1つ目に挙げたマッドパーティの増加ですが1週間前に行われたCL横浜や前日に行われたシティリーグが原因だと思います。マッドパーティじたい非Vでありながら高火力が望めて、三神とも打ち合える強さがあります。私自身前日までシティリーグはマッドパーティで行く予定でした。しかし、前日の結果を見る感じあまりにも多くミラーを嫌ったため、握るのをやめました。そこで練習段階でムゲンダイナと雷デッキに勝てなかったため、そっちを握ってメタのほうに回ることを決めました。
次に2つ目の項目ですが、これはCL横浜でも活躍していてシティにも増えると私は予想していました。しかし、前日のシティでは、実際あまり増えませんでした。その要因としましては、その2つのデッキのプレイ難易度が高い、試合時間がかかってしまうため時間切れを嫌ったと言った2つのことが懸念されて握る人が少なかったのではと感じました。
そして最後に3つ目の項目ですが、これも2つ目の項目に似ていますがCL横浜でセキタンザンやルカメタの活躍により勝ちきれなかったことからシティ握る人が少ないと感じたのでしょう。その結果、前日のシティではムゲンダイナを握っている人はほとんどいませんでした。そこで、ムゲンダイナのメタはCL横浜よりも軽いものになると感じかなり動かしやすいのではと思いました。
これらの3つの要因から私は前日に今回のムゲンダイナデッキを握ることに決めました。
3、デッキ解説
それでは、ここからCL横浜で調整を行なっていたデッキレシピとシティ当日握ったデッキレシピを比較しながら中身についての細かい解説を行なっていきたいと思います。
まず、今回のムゲンダイナデッキは調整メンバーと一緒に考えたものになります。私は、CL横浜に参加することはできませんでしたが他のメンバーが参加するということで今回は調整のほうに周りました。そして、多くの人と意見を交わした結果以下のようなデッキリストが完成しました。
そして、当日2人のメンバーがこのデッキを持っていきました。しかし、結果はDay1のほうで落ちてしまいました。勝ちきれなかった要因としましては、メタがかなりはられていたのもありますが使用者の感想としてドロソが足りないのとエネに触れなかったといった意見が出ました。そこで、今回私はその意見を参考にしながら以下のようなデッキに改良を行いました。
変更点としまして
out ジグザグマ、リセットスタンプ、ポケモン通信
in ハイド悪エネルギー、マリィ、ボスの司令
となりました。
それでは、ここからはカードごとの軽い解説を行なっていきたいと思います。
●ポケモン
・ムゲンダイナVmax:4
メインアタッカー。できるだけ早い段階で進化させたいため、4枚フルで入れています。
・ムゲンダイナV:4
メインアタッカーの進化前。こちらもできるだけ早めに場に出してエネを貼ったり、進化をさせるために4枚入れています。
・クロバットV:4
デッキを回すサポート役。こいつがいるからこそこのデッキの安定感が保たれていると思います。展開する上で複数枚必要なため、4枚入れています。
・ジグザグマ:3
こいつのおかげで痒いところに手が届きます。ムゲンダイナのちょっと足りない打点を補ったり、イベルタルのgx技を打つための調整なども行ってくれるとても便利なカードです。正直最低40点ばらまければいいのとベンチに4枚並べる余裕がないため、3枚にしました。
・イベルタルgx:1
gx技要因。ジグザグマと合わせて相手のVmaxなどを問答無用で倒せます。そのため、サイド3枚とることも容易なため、サイドプランがかなり楽になります。gx技を打つためだけなので1枚にしています。
・アブソル:1
ジラーチなどの逃げエネを増やして動きを阻害します。特にコズガなどは、ジラーチで回す型が多いので入れておくとゲームテンポを奪うことができます。複数枚入れてもいいですが枠がないため、今回は1枚。
・フーパ:1
1エネで動けるサブアタッカー。今回は悪の戒めのほうを採用しています。主な意図としましては、マッドパーティやコズガなど特性の並ぶ非Vに対して、そこそこの火力を出しながら連打できるため、こちらを採用しました。また、この枠の他候補としまして、アサルトゲートのフーパや恨みだめのミカルゲといったものも1エネで動ける優秀なものとなっているため、そこら辺はお好みで変更してみてください。
・アローラニャース:1
後攻を取った際の有効札。裏にエネをつけておきながら相手に70点を与えることができるとても優秀なカードです。特にジラーチやマグマッグが取れることやムゲンダイナミラーのときに相手のムゲンダイナに70+270で倒すことができるのでかなりのアドを稼ぐことができます。こちらは後攻のときのみしかほとんど使用しないため、1枚採用です。
●グッズ
・クイックボール:4
好きなたねポケモンを1匹持ってこれる最強カード。これが無いとゲームができないため、4枚必須。
・ポケモン通信:2
こちらは主にムゲンダイナVmaxを触りやすくするためのカードです。ポケモンの数じたい多いため、使える機会は多いです。しかし、展開もしたいためポケモンを山にできるだけ戻したく無いので2枚。
・スーパーボール:2
運要素がありますがノーコストで持ってこれるのはかなりアトですしポケモンも多く入っているので、かなりの確率で当たります。しかし、後半はポケモンの数も少なく腐ることも増えるため多くは入れず2枚にしています。
・回収ネット:4
主にジグザグマと合わせて打点に変換していきます。また、バトル場に残ったアローラニャースなどを回収して、ムゲンダイナをバトル場に出すことができるなど使い道がたくさんあるため4枚。
・ポケモン入れ替え:2
このカードはクロバットが初手でバトル場に出てしまった際、逃す手段がなくなってしまうため、最低限ベンチと入れ替えられるよう2枚採用しています。これがないとマヒや眠りなどの状態に弱くなってしまうため、入れないといった選択肢は少ないと思います。
・リセットスタンプ:1
この後出てくる無人発電所と合わせることで巻き返しを狙うことができるカード。終盤このカードがないとワンチャンも作れず負けてしまう可能性があるため、最低でも1枚は入れておきたい。
・カウンターゲイン:1
ムゲンダイナ始動にエネが2枚必要となってしまいますが相手にエネをはっているムゲンダイナを倒されてしまっては次に動けるやつを用意できていないと殴ることができません。そのため、1エネで始動が可能となるゲインを入れることでテンポを落とさずゲームを進行することができます。負けているときにしか使わないのと道具のため付けておけば、使いたいときに使うことができるため、1枚にしてあります。
・デンジャラスドリル:1
道具や特殊エネを剥がすことができる優秀なカード。お守りなど耐久をあげるカードを剥がしてワンパンしやすくしたり、エネを剥がしてテンポを取ることができるため、1枚は入れておきたい。最近は特殊エネも増えてきているのでツールスクラッパーよりも使う機会は多いと思います。悪ポケモンもかなり多く入っているため、困る機会は少ないと思います。
●サポート
・博士の研究:4
自分の手札を捨てながら7枚ドローができるとても強力なドローサポート。ポケモンを展開することにおいて多くドローしたい。そのため、4枚積むことにより序盤から山を掘り進めていき、盤面を整えていくことができます。
・マリィ:3
相手に干渉することができるカードです。こちらも無人発電所と合わせて相手の進行を阻害することにより、こちらがテンポを取りやすくします。また、こちらは5枚ドローをしながら後半に取っておきたいカードを山に戻すことができるため、かなり汎用性が高いため、3枚とそこそこ多めに入れています。
・ボスの司令:4
相手のベンチに干渉ができる超強力なサポートです。正直このカードがないとゲームができないほどにパワーが高いです。ただ、一般的なムゲンダイナデッキには3枚入りが多いものですが今回のデッキには4枚入っています。その主な理由としましては、Vmaxといった耐久の高いポケモンはイベルタルで一体はワンパンで倒せますが次以降のポケモンを倒すのに時間がかかってしまいます。そのため、裏のポケモンを狙うことで確実にサイドを取っていくことができます。また、後攻1ターン目にアローラニャースの出鼻を挫くでベンチのマグマッグやジラーチを倒すことができれば、サイド1枚取れることができ、サイド3-2-1のプランが取りやすくなります。そのため序盤から使えることができるよう今回は厚めに積んであります。
●スタジアム
・無人発電所:3
先程から名前が上がっているカードです。最近では、Vポケモンが多用してきて、昔よりかはgxポケモンは少なくなってきています。しかし、それでもデデンネやオドリドリといったポケモンは強力なドロー効果があるため、今でも多くのデッキに採用されています。そのため、序盤にはって展開を阻害するもよし、終盤にリセットスタンプと合わせて使うことで復帰をさせず逆転を狙うもよしといったようにまだまだ強力なカードとなっています。また、こちらは特性持ちのgxを全く採用していないため、デメリットがないです。そのため、このデッキとの相性はかなり良いものとなっているので3枚採用しています。
●エネルギー
・ハイド悪エネルギー:4
悪タイプ専用の特殊エネルギー。このデッキは悪タイプしか入っていないため、最悪どのポケモンに貼っても逃げエネ0要因として最低限の仕事をしてくれるため、4枚入れています。
・ウィークガードエネルギー:2
弱点疲れるセキタンザンがとても辛くです。そんな相性差をなくすことで少しでも戦いやすくするために入れています。ムゲンダイナが悪無色で動けるため、貼ることに関して支障はありません。しかし、そこまで数はいらないため、今回は2枚の採用することでムゲンダイナ2匹を動きやすくしています。
・基本悪エネルギー:4
技を打つために必要です。エネルギー10枚あれば先行であってもクロバットと合わせて手張りを行うことができるためにこの配分になっています。このデッキは、エネ加速がなく手張りだけでゲームを進めていくため、手張りができないとかなりのテンポロスになってしまいます。そのため、これ以上数を減らすとエネに初手から触れる可能性を下げてしまうので、これくらいが最適枚数だと思われます。
4、当日のマッチング
それでは、ここからは当日のマッチングと試合展開などを軽く解説していきたいと思います。
予選
1、モスノウインテレオン 後6-4
この対戦は、エネバウンスされてテンポを取られてしまう可能性があるため、序盤はベンチでムゲンダイナを育てながら中盤くらいからガンガン攻めていく方針でいきました。後攻を取ったのはキツかったですがジグザグマと回収ネットを合わせて後2でインテレオンVmaxを倒すことができました。その後、相手はエネに触らずダイバレットが打てなかったのでそのままテンポを取って殴り勝つことができました。しかし、相手に望遠スコープがあるとクロバットとムゲンダイナVmaxのサイド5枚取られていた可能性もあったので展開次第ではとても厳しいマッチングだったなと感じました。
2、マッドパーティ 先6-0
仮想敵と当たることができました。それに加えてバトル場はヤバチャのみだったのでジグザグマの先行ワンキルを狙いましたがそう簡単にはいきませんでした。そこで無人発電所を置いて番を返したら、相手はドロサポがなくデデンネgxしか手札を流す手段がなかったため、止まっていたのでそのまま押し切りました。
3、コズガ 先6-0
デッキパワーが高く、数が多いデッキの1つだと思っていたのでこちらも当初のプラン通りマリィや無人発電所を活かしてハンド操作を行いながら、進めていきたした。相手の方はザシアンを採用していたため、無人を無視しながら手札を行っていました。こちらも負けずにマリィを2回ほど決めて相手はうまく止まったため、こちらがムゲンダイナでうまく押し切ることができました。
4、モクナシジュナイパー 先6-4
相手がサルノリスタートでかなり嫌な予感をしていました。おそらく相手は後攻でモクナシの技を使ってくると思われたのでアブソルを出して逃げにくくしようとしましたが持ってくることができず、相手は後1からスーパーグロウを行いました。しかし、相手は対象なしと宣言したため、進化を行えませんでした。あとから聞いたら、サルノリラインがハンドとサイドに来ていたということでこちら側の運がかなり良かったようです。その後はこちらは順調にムゲンダイナを育てていき、マリィなどを絡めてそのまま攻めていきました。相手も負けずにモクローを出してジュナイパーを展開してきましたが、ハンドが細かったので展開をうまく行えていませんでした。また、盤面にはモクナシ、サルノリ2、ジュナイパーだったのでモクナシとサルノリをムゲンダイナで取ったあと、ダメカン4つ乗せてイベルタルのデスカウントでなんとかサイドを取り切ることができました。かなり不利マッチだったため、ここで勝てたのはでかかったです。
5、コズガ 先6-4
本日2度目のコズガです。こちらも3戦目と同じように無人とマリィを絡めてうまくいこうとしましたが後攻3ターン目に350点出されてムゲンダイナが倒れたときは少し焦りましたが、それでもプランは変えずリセスタを絡めて、相手はコズガを用意することができずそのまま押し切りました。
ここで予選5回戦が全て終わって5-0の全勝で抜けることができました。また、順位発表が行われたとき成績表を見て1位に自分の名前があってとても嬉しかったです。
ここからは30分ほど休憩時間を設けて決勝トーナメントが行われました。
決勝トーナメント
1、ムゲンダイナ 後6-5
今大会初めてのミラーマッチです。しかも先行を取られてしまったため、かなり厳しい対戦になってしまいました。相手は2ターン目からこちらのムゲンダイナを倒してきたのは仕方ないことだと思いましたがまさかのクラッシュハンマーが飛んできて、しかも表を出され正直絶望しました。こちらはダメカンが4つ乗っていたのでデスカウントを狙いにいきましたがイベルタルが引けず、仕方なくフーパで殴ってダメージを稼ぎました。しかし、相手は着々と盤面を整えてきてこちらのポケモンを倒してきてサイド残り1枚まできました。相手はハンドがかなりあったため、クロバットと博士の研究を合わせてリセスタを探しにいきました。ですが、結果引けずそのままバトル場のムゲンダイナを倒しました。相手は2エネのムゲンダイナがいて進化とボスがあったら負けだったのでほぼお祈り状態でした。すると相手はどちらも持っておらず、また博士の研究でもムゲンダイナが進化できずに番が返ってきました。そこで私は再度リセスタを探しにいき、うまく打つことができ相手のムゲンダイナを倒すことができました。それでも裏にはエネの付いたミカルゲがいたため、ボスがあったらジグザグマを倒されて負けになってしまいます。2度目のお祈りをしながら迎えた相手の番ですが、相手はなにもできずそのまま番が返ってきて勝つことができました。正直この試合は、勝てるとは思っていませんでした。後半の運がかなり良く、この一勝はかなりでかいものとなりました。
2、モクナシジュナイパー(再戦) 後5-6
こちらの対戦は予選で当たった人との再戦でした。お互いデッキ内容もわかっていたため、こちらはじゃんけんに勝利して後攻を選びました。こちらのデッキは最低限後攻でも技を言うことができるため、そこでうまくサイドを取りに行ければと思いました。序盤から中盤は、予選と同じようにお互い殴りながらゲームが進んでいきました。こちらはジグザグマを絡めてジュナイパーにダメカンを乗せていき準備を進めていましたが相手もさすがにわかっていたため、マオスイで回復されてしまいました。その後、フーパを合わせて2回目のダメカン4つの場面が来ましたがこちらもマオスイで回復されて、こちらのプランが崩れて、ジュナイパーを倒すことができずに負けてしまいました。正直、相性がそこまで良くないので再戦したらまた勝てるとは思っていなかったので納得の負けだと思いました。
これにて自分のシティリーグは、全て終わりました。結果としてはベスト4ということで自己最高を達成できたのでとても嬉しかったです。特に今年はシティとトレリくらいでしかcspがまともに入らないため、50ポイント手に入ったのはとても大きいことだと思いました。
5、総括
ここまで長々な文にお付き合いいただきありがとうございました。初めての記事というところで拙い部分もあったと思いますが少しでも知識の蓄えになってくれていたら幸いです。最後に今回全文無料で公開しましたがもしこの記事が良かったよと思ってくれる方がいましたら投げ銭してくれると嬉しいです。また、なにか質問等がありましたら、Twitter(@Michael_pokemo)までお願いします。
それでは、次のCLやシティでも勝っていけるよう日々精進していきたいと思います。また、機会がありましたらぜひよろしくお願いします。
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