冷たい風

冷たい風が吹き付けて
時は儚く凍りついていく
残酷な想いが心を締め付け
闇の深みに引き込まれていく
抜け出せるだろう、抜け出せるだろう
終わりなき約束のない時を越えて
消せるだろう、消せるだろう
忘れたくない日々が怖くても

一人で築いた幻想の中で
涙が傷跡を刻む
こぼれ落ちる涙にまた深い傷を
失った春を取り戻すために

冷たい風に吹かれて
凍りついたこの心に
朝が来たらどうかすべて溶けて
全て捨てられるように、散りゆくように

残された未練、冷たい記憶
叶わぬ怨みが俺を刺す、卑怯だ
散らばることのないその痕跡が
足元を縛りまた罪悪感を起こす
夜は長い、終わらないようで
心の奥の小さな声も閉ざされて
この恨みを晴らして、すべてを捨て去る
炎の中から再び花を咲かせる

心の奥で想いは毒のように広がる
空っぽの心に重なる傷
誰にも気づかれず泣いた夜
冷たく包み込む虚しさの感覚
でもこれで終わりじゃない、火種は残る
涙さえいつか道を照らすだろう
寒い冬を越えて、春が来る
失われた自分を取り戻す

断ち切れた縁を胸に抱いて
冷たい時を燃やし尽くして
寂しい寒さも今は消え去り
心の中の残された恨みを解き放つ
抜け出せるだろう、抜け出せるだろう
凍りついた記憶の中の自分さえも
消せるだろう、消せるだろう
新たな朝のために

一人で築いた幻想の中で
涙が傷跡を刻む
こぼれ落ちる涙にまた深い傷を
失った春を取り戻すために

冷たい風に吹かれて
凍りついたこの心に
朝が来たらどうかすべて溶けて
全て捨てられるように、散りゆくように

雪に覆われた心に
小さな火を灯して
氷のようなこの傷も
春の日差しで溶けていくように

この痛みもいずれは思い出になるだろう
冷たい季節も温もりに消えるだろう
憎しみも、恨みも、後悔も全て燃やし尽くし
もっと強い自分で立ち上がる、春のように

目の前には光、その先には自由
失われた自分を探すこの道の理由
風に乗せて送った痛みは消えて
新しく咲く命の花のように

冷たい風に吹かれて
雪に覆われたこの心が
朝が来たらどうかすべて溶けて
全て捨てられるように、散りゆくように
失った春を再び迎えられるように

eng. ver.