■NBA日本人対決■通算6度目■2023-24■八村塁、渡邊雄太■

2023年10月20日(現地19日)
八村塁が所属するロサンゼルス・レイカーズと渡邊雄太が所属するフェニックス・サンズがカリフォルニア州パームデザートのアクリシュア・アリーナでプレシーズン戦で対戦し、通算6度目の日本人対決が実現した。
両者共にベンチからのスタートとなった。

渡邊は15分58秒間のプレイで3ポイントショット4本中2本成功を含むフィールドゴール8本中4本成功、フリースロー4本中2本成功の12得点。そのほか、3リバウンド、1アシストをマークしている。ターンオーバーはなし、パーソナルファウルは1、出場時のチームの得失点差を示すプラスマイナスはチームで2番目に高い+22だった。

八村は19分11秒間のプレイで3Pショット1本中0本成功を含むフィールドゴール5本中1本成功、フリースロー1本中1本成功の3得点。そのほか、1リバウンドをマーク。ターンオーバーとパーソナルファウルはそれぞれ1、出場時のチームの得失点差を示すプラスマイナスは-30だった。

両チームともあまり良いスタートを切れなかったこの試合、第1クォーター途中に八村と渡邊がベンチから登場。八村のドライブに対して渡邊が良い守備を見せるなど、早速マッチアップする形となった。

先に得点を決めたのは渡邊。ドリュー・ユーバンクスからのハンドオフを受け、そのままスクリーンを使ってフリーでのミドルジャンパーを沈める。さらに、レブロン・ジェームズに3Pを決められた続くポゼッション、今度は渡邊がクイックリリースでジェームズの上から3Pを決め返し第1クォーターに5得点を記録した。

前半は無得点に終わった八村だが、第3Qにディフェンダーのジョシュ・オコーギーをショットフェイクで飛ばし、ファウルを受けながらもバンクショットを決めるアンド1を獲得。フリースローも決めて3得点をマーク。八村はこれが唯一の得点となった。

渡邊は第3Qにサイドラインプレイからの3P成功、そして第4Qにはベースラインカットから豪快なツーハンドダンクを叩き込み、12得点と好調さを見せつけた。
両チームともこれが最後のプレシーズン戦で、サンズは4勝1敗、レイカーズは2勝4敗の成績で終わった。

NBAレギュラーシーズンは2023年10月25日(現地24日)に開幕し、サンズはゴールデンステイト・ウォリアーズとレイカーズはデンバー・ナゲッツと対戦する。
八村と渡邊の次回対戦は開幕2戦目の10月27日(日本時間)で実現すれば、通算7度目の日本人対決となる。

八村塁(レイカーズ)と渡邊雄太(サンズ)
2023-24シーズン対戦予定 

10月27日(@ロサンゼルス)日本時間
11月11日(@フェニックス)日本時間
1月12日(@ロサンゼルス)日本時間
2月26日(@フェニックス)日本時間

 NBAでの日本人対決は過去5度。
直近の日本人対決は、昨季レギュラーシーズンの2023年1月30日で、レイカーズの八村は16得点、ネッツに所属していた渡邊は12得点し、そろって2ケタ得点を挙げた。試合はネッツが121―104で勝利した。

《NBA日本人対決は渡邊負けなし》
これまでNBAで
渡邊VS八村の日本人対決は5回実現している。
全ての対決で渡邊所属のチームが八村所属のチームに対して5戦全勝となっている。

❤️NBA日本人対決の歴史❤️

■2019-20シーズン■

2019/12/15【NBA史上初の日本人対決が実現】
ウィザーズ 111-128 グリズリーズ
八村:29分40秒出場/10得点/4リバウンド
渡邊:7分7秒出場/0得点/3リバウンド

2020/2/10【2度目の日本人対決】
グリズリーズ 106-99 ウィザーズ
渡邊:10分8秒出場/0得点/1リバウンド
八村:25分58秒出場/12得点/11リバウンド/1アシスト

★当時ルーキーだった八村と、2ウェイ契約2シーズン目の渡邊はこのシーズンに2度対戦。どちらも試合に出場し、2019年12月の試合では第2クォーター途中に両者がマッチアップし、渡邊が八村のフェイダウェイジャンパーを守り切るシーンも。初戦では八村が約29分出場して10得点4リバウンド、渡邊が約7分プレーして無得点に3リバウンドをマークしている。

 八村が鼠径部の痛みから復帰して3戦目となった2020年2月の試合。先発パワーフォワードを務めた八村は約25分の出場でダブルダブル(12得点11リバウンド)、渡邊は約10分プレーして無得点に1リバウンドを残すも、両選手によるコート上のマッチアップは実現せず。

■2020-21シーズン■

2021/2/11
ラプターズ 137-115 ウィザーズ
渡邊:不出場
八村:32分17秒出場/15得点/7リバウンド/3アシスト/1スティール

2021/4/6
ウィザーズ 101-103 ラプターズ
八村:不出場
渡邊:18分39秒出場/2得点/3リバウンド/2アシスト/1スティール

2021/5/7
ウィザーズ 131-129 ラプターズ
八村:不出場
渡邊:不出場

★20-21シーズンは渡邊が八村と同じイースタン・カンファレンスに所属するラプターズへ移籍したことで、レギュラーシーズン中の対戦数が3試合に増加。だが初戦は渡邊、2戦目は八村、3戦目はそろって欠場してしまい、日本人対決は実現しなかった。

■2021-22シーズン■

2021/10/21
ウィザーズ 98-83 ラプターズ
八村:不出場
渡邊:不出場

2021/11/4
ラプターズ 109-100 ウィザーズ
渡邊:不出場
八村:不出場

2021/12/6
ウィザーズ 90-102 ラプターズ
八村:不出場
渡邊:17分22秒出場/7得点/2リバウンド/1アシスト

2022/1/22【3度目の日本人対決】
ラプターズ 109-105 ウィザーズ
渡邊:6分47秒出場/0得点/2リバウンド
八村:20分50秒出場/11得点/8リバウンド

★21-22シーズンは開幕戦から両選手が所属するチーム同士の対戦が組まれたのだが、最初の2戦はいずれも欠場。12月の試合で渡邊が出場して7得点を残すも、八村はコンディション調整のため欠場していた。

 2022年1月の試合ではともに出場し、2シーズンぶりの通算3度目の日本人対決が実現。同時出場する時間帯ではマッチアップも果たした。八村は試合後のインタビューで「いつもどちらかに何かがあって対戦できなかったので、久しぶりにこうやって対戦できて良かったと思います」とコメントし、試合ができたことへのうれしさをにじませた。

■2022-23シーズン■

2022/11/5 【4度目の日本人対決】
ネッツ 128-86 ウィザーズ
渡邊:24分2秒出場/14得点/8リバウンド/1スティール/2ブロック
八村:18分41秒出場/2得点/2リバウンド/1ブロック

2022/12/1
ウィザーズ 107-113 ネッツ
渡邊:不出場
八村:不出場

2023/1/31 【5度目の日本人対決】
レイカーズ 104-121 ネッツ
八村:27分48秒出場/16得点/4リバウンド/1アシスト
渡邊:21分21秒出場/12得点/1リバウンド/2ブロック

★22-23シーズンは互いに各チームの主力選手としての立場を築いた状況での対戦が実現。開幕間もない時期に行われた通算4度目になる11月の対戦では、渡邉が日本人対決では初めてとなる2ケタ得点を記録するなど存在感を発揮した。

 12月の試合は互いに不出場となったが、八村がレイカーズにトレードされたことで2023年1月に通算5度目の日本人対決が実現。
互いに2ケタ得点を記録するなど両選手がこれまでで最もハイパフォーマンスを披露し、日本のファンにとっても忘れ難い一戦となった。


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