渡邊雄太全試合記録★2021-22★18試合目★ウィザーズ戦★日本人対決★

★渡邊雄太★

18試合目
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八村塁、渡邊雄太の試合後の会見
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2022年1月22日(現地21日)、
ワシントンDCのキャピタルワン・アリーナにて、八村塁の所属するワシントン・ウィザーズと渡邊雄太の所属するトロント・ラプターズが対戦。NBA史上3度目の日本人対決が行なわれた。八村塁は今季7戦目の出場、渡邊雄太は今季18試合目の出場となった。

八村は19分50秒プレーし、11得点(フィールドゴール5/12、3ポイント1/3)、8リバウンド、渡邊は5分47秒プレーし無得点、2リバウンドを記録した。

 ともにベンチからの出場となった一戦、第1クォーター残り4分25秒に八村と渡邊が同時に起用されて2020年2月9日以来、約2年ぶりの日本人対決が実現。2人が同じ時間帯にコートに立つのは2019年12月14日以来2度目のこととなった。

 八村は第1クォーター残り1分12秒に初得点をあげると、第2クォーターにはユーロステップからの技ありレイアップやミドルジャンパーなど3本のショットを成功。第3クォーター残り3分8秒には4戦連続となる3ポイントを沈めて、3試合連続の2桁得点に乗せた。リバウンドはチーム最多&今季自己最多の8本を奪った。
 
 3試合ぶりの出場となった渡邊は、最初のプレーでマッチアップした八村のシュートのミスを誘うなど持ち前の守備で存在感を発揮。一方でシュート機会は訪れず、後半は出番がなかった。第2クォーター残り10分38秒にベンチへ下がるまで、2人は5分47秒間同時出場を果たした。

 試合は第4クォーター序盤にラプターズが18点のリードを奪ったものの、ウィザーズも反撃を見せて残り1分10秒に同点に。しかし最後は7連続得点を奪ったラプターズが敵地で接戦を制し、109-105でラプターズが勝利。

 ラプターズは新人のスコッティ・バーンズが最多の27得点、8リバウンド、フレッド・ヴァンブリートとパスカル・シアカムが各21得点をマーク。ウィザーズはブラッドリー・ビールが25得点、8アシスト、スペンサー・ディンウィディーが17得点、7アシストでチームを牽引した。

 3試合ぶりの勝利となったラプターズは22勝21敗でイースタン・カンファレンス8位に浮上。次戦は2022年1月24日(日本時間)に6試合ぶりのホームでポートランド・トレイルブレイザーズと対戦する。

23勝23敗で同9位のウィザーズは次戦、1月24日(日本時間)ホームでボストン・セルティックスと対戦する。


直近6回(昨季3回、今季3回)の両チームの対戦でおあずけとなってきた日本人対決は、約2年ぶり、通算3度目の対戦。

八村は今季最長となる19分50秒間のプレイで3ポイントショット3本中1本成功を含むフィールドゴール12本中5本成功。11得点をあげた(フリースロー試投なし)。また、チーム最多の8リバウンドも記録。ターンオーバーやパーソナルファウルはなく、出場時のチームの得失点差を示すプラスマイナスは-13だった。

一方の渡邊は5分47秒間のプレイでFGやFT試投はなく、2リバウンドをマーク。プラスマイナスは-2だった。

『ジャパン ヘリテージ ナイト』(日米友好を祝うイベント)として注目される中、八村と渡邊は第1クォーター残り4分25秒に同時に出場。八村がケンテイビアス・コールドウェル・ポープと、渡邊がパスカル・シアカムと交代し、会うのは東京オリンピック以来という2人が一緒にコートに立った。

最初のウィザーズのポゼッションで、八村と渡邊はマッチアップ。両選手がNBA公式戦のコートで直接マッチアップしたのは、渡邊がメンフィス・グリズリーズに在籍していた2019年12月15日(現地14日)の第2Q以来だ。この時は渡邊が八村のフェイダウェイショットを防ぐ場面があった。

そして今回も、渡邊が守る中、八村が第1Q残り4分12秒にジャンプショットを放ったが決まらず。こぼれ球を渡邊が拾ってリバウンドを記録した。渡邊は同2分39秒にもディフェンシブリバウンドを拾っている。

第1Q残り1分12秒、八村はドライブからのレイアップでこの日初得点をマーク。同42秒のステップバックジャンパーは外れ、FG3本中1本成功の2得点で第1Qを終える。第2Q最初のプレイでも八村はトップから3Pを放つが、これも決まらなかった。

第2Q残り10分38秒、渡邊はギャリー・トレントJr.との交代でベンチへ。年明け初戦を終えてからNBAの安全衛生プロトコル入りして4試合を欠場し、直近の2試合連続でベンチ入りしながら出場機会がなかった渡邊は、ここでこの日のプレイ終了となった。

一方、八村は第2Q残り10分9秒、フェイダウェイジャンパーを沈めると、同9分37秒にはドライブから見事なステップを見せてレイアップ。同7分48秒にも素早い反転からジャンプショットを決めて8点目とし、同6分34秒にコーリー・キスパートとの交代でベンチに下がった。

54-55とウィザーズが1点を追って迎えた後半、八村は第3Q残り5分13秒にスペンサー・ディンウィディーとの交代で再登場。同3分8秒にブラッドリー・ビールのアシストからこの日最初にして唯一の3P成功を記録し、3試合連続で二桁得点を達成する。

八村は第4Q残り7分56秒、モントレズ・ハレルのパスを受け、ゴール下でダンクを叩きこもうとするが、シアカムのブロックに遭って得点ならず。同7分14秒、コールドウェル・ポープとの交代でベンチに下がり、この日のプレイを終えることになった。

試合はラプターズが第4Qに一時18点をリード。だが、ウィザーズはこのクォーターで13得点をあげたビールの活躍やハレルの連続5得点で、残り1分10秒で102-102と同点に追いつく。

しかし、残り59.5秒にフレッド・バンブリートの3Pで再びリードしたラプターズは、さらにOG・アヌノビーのレイアップとシアカムのFT2本で突き放し、3連敗を回避した。

ラプターズ(22勝21敗)は新人スコッティー・バーンズが自己最多の27得点、8リバウンド、バンブリートが21得点、12アシスト、シアカムが21得点、7リバウンド、トレントJr.が13得点、アヌノビーが12得点、9リバウンド、クリス・ブーシェイが10得点、7リバウンドを記録している。

一方、ここ4試合で3つ目の黒星を喫したウィザーズ(23勝23敗)は、ビールが25得点、8アシストを記録した一方で、自己最多の9ターンオーバー。そのほか、ディンウィディーが17得点、7リバウンド、7アシスト、ハレルが10得点をマークした。

ロード5連戦を終えたラプターズは、1月24日(同23日)にポートランド・トレイルブレイザーズをホームに迎える。一方、ホーム8連戦中のウィザーズは同日、ボストン・セルティックスと対戦する。


★NBA日本人対決の歴史★

2019-20シーズンに八村がウィザーズに入団したことにより、前年からメンフィス・グリズリーズでプレイしていた渡邊とともに2人の日本人選手がリーグにいる状態となった。八村のプロ1年目であるそのシーズンに、NBA史上初めてとなる日本人対決が2度実現している。

初対決は、2019年12月15日(現地14日)にフェデックス・フォーラム(テネシー州メンフィス)で行われたウィザーズ対グリズリーズ戦。この試合の第2クォーターには渡邊と八村が直接マッチアップする時間帯もあり、渡邊が八村のフェイダウェイショットを防いでいる。試合は渡邊のグリズリーズが128-111で勝利。渡邊は途中出場で約7分プレイして無得点、3リバウンド、先発出場の八村は約29分のプレイで10得点、4リバウンドを記録した。

2度目の対決は2020年2月10日(現地9日)、アウェイのグリズリーズがウィザーズに106-99で勝った試合だ。先発出場した八村は約25分出場、12得点、11リバウンドのダブルダブル、途中出場の渡邊は約10分出場、無得点、1リバウンドを記録したが、2人が直接マッチアップする場面はなかった。

翌2020-21シーズンは、渡邊が移籍したラプターズと八村のウィザーズの対戦が3度組まれていたものの、いずれも一方もしくは両選手ともに欠場する不運が重なり、日本人対決は一度も実現しなかった。2021年2月11日(現地10日)は137-115でラプターズの勝利(先発出場の八村は15得点、渡邊は左足首捻挫のため欠場)、4月6日(現地5日)は103-101でラプターズが勝利(途中出場の渡邊は2得点、八村は右肩の張りのため欠場)、5月7日(現地6日)はウィザーズが131-129で勝利(体調不良の八村と右足首を痛めた渡邊がいずれも欠場)した。

今季もここまでラプターズとウィザーズの対戦は3度あったものの、どちらか一方もしくは両選手とも欠場しており、6試合連続で日本人対決はおあずけとなっている。2021年10月21日(現地20日)の開幕戦(ウィザーズが98-83で勝利)と11月4日(現地3日、ラプターズが109-100で勝利)の2試合は2人とも欠場。12月6日(現地5日)は渡邊のみが出場して7得点、ラプターズが102-90で勝利した。

渡邊雄太の今季の状況

今季開幕前のプレシーズン中に左ふくらはぎを痛めた渡邊は、開幕から約1か月後となる2021年11月25日(現地24日)のメンフィス・グリズリーズ戦で今季デビューを果たした。自身にとって今季8試合目となった12月14日(現地13日)のサクラメント・キングス戦ではキャリア初のダブルダブル(12得点&11リバウンド)、同11試合目となった12月27日(現地26日)のクリーブランド・キャバリアーズ戦では今季自身初先発出場&自己最多となる26得点をマークした。

だが、年が明けた1月5日(現地4日)には新型コロナウイルスに関する安全衛生プロトコルにより戦線離脱。4試合を欠場したあと、12日(現地11日)のフェニックス・サンズ戦で復帰して、それから3試合連続で出場したものの、18日(現地17日)のマイアミ・ヒート戦と20日(現地19日)のダラス・マーベリックス戦にはベンチ入りしながらも出場機会がなかった。

渡邊の出番のなかった直近のロード2試合(ヒート戦、マブス戦)で、ラプターズは7選手だけで戦っている。また、フレッド・バンブリートとパスカル・シアカムのプレイタイムは直近のロード4試合連続で40分を超えている。主力を酷使している状態で迎えるロード5連戦の5試合目となる次戦のウィザーズ戦で、ニック・ナース・ヘッドコーチがどのような采配を振るのか気になるところだ。

トレーニングキャンプ3日前の昨年9月26日(現地25日)に個人的理由によりキャンプへの合流が遅れると発表された八村は、その約3週間後にワシントンDC入りし、安全衛生プロトコル明けの翌週から個人練習を開始した。クリスマス前後の12月下旬には公式戦2試合にベンチ入りしたものの、再び安全衛生プロトコル入り。そして年明け1月10日(現地9日)のオーランド・マジック戦で今季初出場を飾った。

過去2シーズンは出場した試合に全て先発出場してきたが、復帰後はベンチからの出場が続いている。復帰後は6試合連続でベンチから15分前後の出場時間をプレイ。18日(現地17日)のフィラデルフィア・76ers戦では今季自身初の二桁得点(11点)、続く20日(現地19日)のネッツ戦では今季自己最多となる14得点をマークするなど、徐々に本来の調子を取り戻しつつある。

直接対決 今後の予定

今季4度目の対戦となるラプターズとウィザーズの直接対決は、今季のレギュラーシーズンとしては今回が最後の対戦となる。

4月11日(現地10日)に閉幕するレギュラーシーズンの成績によっては、プレイイン・トーナメント(レギュラーシーズン東西各地区7~10位によるプレイオフ進出チーム決定戦)やプレイオフ(東西各上位8チーム出場)で両チームが対戦する可能性がある。

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