そっと寄り添いながらも、バシッと背中を押す
かいみさです
今日もnote読んでいただき、ありがとうございます
さて、私ですが、かれこれ10年は医療介護の現場で相談員の仕事をしてきています
「早く退院を!ベッドを回せ!」という急性期病院ならではのプレッシャーの中で、ソーシャルワーカーとして働きました(非常勤の期間含めると7年半)
そして、今は病院(元職場も含む)から「受ける側」になる、介護施設で相談員をやっています(3年目?4年目?現在育休中、4月から復職予定)
病院勤務時代は毎日が忙しく…
整形外科・形成外科メインで担当していた時は、
交通事故により、左の肩から先を切断せざるを得なかった30代とか
自殺企図で飛び降り、脊髄損傷で下肢麻痺になった10代とか
突然の怪我で生活が180°変わってしまった人もいて
(それでも、担当の大体が大腿骨骨折の高齢者でしたが)
呼吸器内科担当していた時は、
肺がん治療中も経過は良くなく、家族とは疎遠で連絡つかない、最期はどこで引き取る?亡くなった後どうする?「ソーシャルワーカーさん、なんとかせえや」みたいな視線が痛かったり
(いろいろあって、最期はちゃんと家族と会えて、亡くなった後も引き取ってもらえたレアケースでしたが)
そんなこんなで、急な病気や怪我で、人生が大きく変わることになるのに、病院からは入院とほぼ同時に退院の話が出る
(これ、病院の役割分担がされてるので、急性期病院はその役割を全うするためなのです)
「病院は3ヶ月は置いてくれる」
もはや、そんなの昔のことなのです
例外もあるでしょうが
そんな身も心も落ち着かないけど先に進まなきゃいけない人達の相談対応してきたので、話を聞くことは慣れています
その時にその人が感じてることを、その人自身の言葉で外に出してもらうことで、その人自身で気づき、整理していくことができるのを何度も見てきました
(みんな、すぐ退院、転院していっちゃったけど)
話を聞いてもらえる人がいるって、結構、大きい存在ですよね
たとえそれが、仕事でも一時的なものだとしても
私は、自己破産を経験していますが
当時は自分の置かれた境遇に悲嘆して、耐えられなくて、誰かの何かのせいにしたくて、失望して、拗ねて、諦めて
でも、実は心のどこかで、そうやって周りのせいにして逃げる自分が一番嫌でした
何か変わるんじゃないかと思えるものに出会えたとしても、変わろうとしてた時って、やっぱり怖かったです
でも今は思うのが、怖くても最初の一歩が出せたら、次の一歩も出せちゃったりする
そう、一歩出ちゃえば何とでもなるんです
しんどい思いはかなり経験してきてるし、職業柄、話を聞くのは得意な方なので、とことん聞いて、そっと寄り添う
でも、一歩を出す勇気のいる時には、バシッと背中を押す
私は、そんな風に、本気で現実を変えたい人の後押しをしたいです
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