2021/09/30|本日メルカリを退職します
2016年3月から5年半働いたメルカリ。本日2021年9月30日で卒業します。
まずはメルカリで働くにおいて関わったすべてのみなさんにこの場をお借りして心からの感謝をお伝えします。本当にどうもありがとうございました。
5年半。メルカリは私のキャリアでは3社目になりますが、気づけば一番所属期間の長い会社となりました。
もはや社内はYOUR CHOICEしながら自然にリモートワークしている環境なので、「直接ご挨拶できずに申し訳ありません」というのも逆に変なのかもしれません。(でもたまたま直接お会いできた方とご挨拶できたのは、やっぱり対面よいなとも思いました。)
大好きなメルカリを卒業し、新たなチャレンジをする私にとって節目ではあるので、駄文ではありますが、つらつらと振り返ってみたいと思います。
メルカリとの出会い
メルカリとの出会いは、前職のリクルート、スターフェスティバルでのつながりがきっかけです。リクルートで当時お客様として担当させていただいていたクライアント先の担当の方。スターフェスティバルでCS(Customer Service)を担当していた時に出会ったメルカリCSで当時マネージャーをしていた方。このそれぞれの方が当時メルカリで一緒に働いており、私との飲み会の場をつくってくれたことがきっかけでした。
そこからメルカリ人事の方(後に同じチームで働くことに)とも接点を持つようになり、当時とてつもない頻度で実施していたDrink Meetup with Mercariのイベントに誘ってもらったり、誘ってもらったかと思ったら当日急に登壇を振ってもらったりしながら、メルカリの中で働いている人との接点をたくさんつくってもらいました。そんなこんなで色々端折りますが、メルカリに入社を決めたのを今もはっきりと覚えています。きっかけをつくってくれた手代さん、山田さん、石黒さん、ありがとうございました。
以下、かんたんに年ごとにキーワードで振り返ります。
※メルカリの方、これはここじゃないとか、こういうこともあったぞとかあったらフィードバックくださいmm 即反映します。
2016年
メルカリCS配属で入社 / CS People チーム立上げ / 仙台のCSオフィスと東京をいったりきたり / プロダクト合宿 / TOKYO CS JAM立上げ / SENDAI CS JAM立上げ / CS採用 / 入社初月のコーポレート合宿で真っ赤な全身タイツでセバスチャン / 入社直後の3ヶ月でGo Bold賞 / US爆発(急激に伸びた)
2017年
福岡CS拠点立上げ / 3拠点チーム運営 / CS Manager / 福岡拠点初の達成会 / 東京仙台福岡を行き来 / ファミリーデーに妻を案内 / CSリーダー合宿 / コーポレート合宿でミニオン / 仙台拠点移転 / CS Manager合宿 / CS人事制度構築
2018年
CS People 合宿 / CS Fellowshipチーム合流 / CS People Developmentチームに昇華 / IPO / CS オンボーディングチーム立上げ / 派遣メンバー超受け入れ / CS Mission Statement構築 / 万葉倶楽部 / HRへ異動 / Mid Career 採用 / グループ人員計画
2019年
Organization & Talent Development チームへ異動,立上げ / EX 向上PJ立上げ / Talent Managementの0→1 / Talent Review 立上げ / Next Leadership Program(検討) / Employee Engagement Survey / 社内異動プログラム(検討) / 育休取得 / Mechanism / O&TD Planning チーム
2020年
Executive Assessment / HR Operation チームへ異動 / Workday PMO/ Workday HCM Go Live / Workday Ops 構築
2021年
HRIS チーム立上げ / Workday / New Member Onboarding PJ / PJ Access management / 介護休職取得
※キーワードは追記する
メルカリをやめる理由
シンプルに、新卒で入社したリクルートでの経験、その次のスターフェスティバルでの経験、そしてメルカリで5年半かけて得てきた経験を総動員して新しい環境に還元することにチャレンジしてみたいということに尽きます。
メルカリ取締役Presidentの小泉さんが、IPO前のある時、「メルカリという作品をつくりたい」ということを言っていました。これに私は個人的に、とても共感しました。そういう「作品づくり」を私も改めてしていきたいなと思いました。
それと、今はあまり「やめる」とか「抜ける」とかいうことが一世一代の覚悟をもって行っていくものという雰囲気は薄れつつあるかなと思っています。コミットメントシフトという考え方のように会社と会社の移り代わりがなだらかになってきている時代でもあります。株式会社インターネットとかインターネット株式会社(調べると実在されてますね笑)と比喩で言われるように、「またどこかでつながるよね」という感覚を近しい多くの人が持っていたりもします。
勝手ながら、「さようなら。」という気持ちはなく、「またどこかで。」という感覚の方が近いかもしれません。
お礼。そして今後への気持ち。
この場を借りてのお礼になります。それは私の家族に。
メルカリ在籍期間中は、途中でいろいろありながらも独身から結婚を経て夫婦に。そして出産。今では息子は2歳半。保育園にも通いはじめ、夫婦で分担しながら送り迎え。直近は、昨年の10月に病気の診断とともに余命宣言をされた大切な母を、今年の8月に看取ることにもなりました。それらにともないメルカリでは育休をいただきました。介護休職の期間もいただきました。実家と行き来しながらリモートワークの環境もフルに活用させていただきました。Sick Leaveの制度も有効活用させていただきました。
支えてくれたメルカリには本当にどれだけ感謝してもしきれません。ですが、やはり、何よりの当事者としての家族の存在は何にも代えがたいものでした。
それは直接的に物心両面からまさに直接的に誰よりも支えてくれた妻と、満面の笑みと淀みのない心で信頼してくれている息子の存在です。
この12月には、2人目の息子の出産も控えています。ライフイベントというものは生きている限り何かしらに接することがほぼ必ずあり、うれしいものもあればかなしいものもあります。そして家族みんなにとってとても負担のかかるものも。それらはダウンサイドリスクを抱えることと常に表裏一体の関係にあります。
母を支える場面においては、介護、闘病、コロナ、ひとりっ子、遠方の親、妊娠出産、育児ということがすべて重なる中、それでも生活は続いていくということを身をもって経験しました。こういったことは、個々人の程度の差こそあれ、働く私たちの身にいつ起きてもおかしくありません。さらにそれはある日突然やってきます。
この経験はこれからのキャリアにおいても大切にしていきたいし、活かしていかねばという想いにも駆られました。
この場で私の家族に感謝するとともに、
・生活しながら、人生の体験を少しでも良くしていく
・人生の体験を良くしていきながら、生き生きと生活することができる
そんな「一見普通のようなことに見えて、ある日それはとても遠い存在になりうる」ことについて、今後一層役に立っていけたらと思っています。
メルカリは積極的に全方位採用中です
毎度毎度、こんな結びで大変恐縮ですが、ある意味一番大切なことでもあります。メルカリは現在積極的に全方位で採用中です。
上でも重ね重ね書きましたが、2016年3月から5年半、メルカリにはとてもお世話になりました。およそ200人規模だったところから2000人手前くらいの規模の組織を、IPOはさみつつ中で経験し、メルカリ成長の一端を担うことができたのは私のキャリアの中でも代表的な"誇れること"の1つです。これからはメルカリファンの1人として応援していきます。
まだまだメルカリは成長していきますし、日本発グローバルテックカンパニーだからこそ対峙できるエキサイティングな課題も目白押しです。だからこそ、働く魅力はこれからも高まる一方だと思います。
今、メルカリは採用のアクセルをトップギアで踏んでいる状態です。ぜひ、こちらをご覧いただいて働く場所としてのメルカリをご検討ください!
We are Hiring!
これからもよろしくお願いします
ということで改めて新しいチャレンジをしていく私です。ぜひみなさんキャッチアップの機会をください!また改めてみなさんから学びのシャワーを浴びながら再スタートしていきたいと思っています。
なかなか対面では会いにくい昨今ではありますが、Casual WEB talkだからこそ気軽に接点持てることもあると思います。ぜひ気軽に、FacebookからでもTwitterからでもInstagramからでもなんでもご自由にご連絡いただけるとうれしいです。
これからもどうぞ、よろしくお願いします。