Izumo no Tamer

これは、1人の少女がのちに伝説のテイマーとして名を馳せる、その始まりの物語。

今はまだ手探りの生き方しか知らず、魔法の修行に明け暮れる毎日。

いつになったら一人前になれるのか、希望を見出せない彼女は、1人の女性と出会う。

そんな、むかしむかしの物語。



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ドクン…ドクン…ドクン…
(ハァ…ハァ…ヤバイヤバイヤバイ!頭がクラクラするッ!)

私が居る場所は、首都ブリテインの郊外、北の森の中にある墓場だ。

ここは初級冒険者の修行のメッカだ。墓場というからには、勿論出現するモンスターはアンデッドが多い。

スケルトンは私でも難なく倒せる。足も遅いからね。

ただしレイスとワイト、やつらはダメだ。毒が、怖い。あと魔法を撃つのは好きだが撃たれるのは嫌いだ。

現在の私は、所謂「瀕死」というやつだ。

「あああ!毒!ヤバい![An nox]!…」ブッシュー…

毒のダメージで詠唱が妨害されて、呪文の詠唱が完成しない。



「あーー!死ぬ死ぬ死んじゃう死…フゴッ!」

予想通りの結末が待っていた。


「OoooOoo…」(またやられた…。)
「ooOoOOooo!」(あっ、こら骨め!秘薬をルートするな!しないで下さい!やめて下さいやがれ…)

貯めたお金と、魔法を使うための秘薬の詰まった袋が無情にも、モンスターにルートされる。この世界の理の一つだ。

私はルートされている様子を見ていても出来るとは何もないと悟り、ヒーラーの元に走る走る。

多少の焦りはあるが、蘇生前のゴースト状態では興奮するとその姿が朧げに見えてしまうので、心を落ち着けながら、街に戻る。


街のガード圏内ギリギリにある鍛冶場、通称『ブリ北鍛冶屋』では、出発前に軽口を叩き合った生産職の先輩が元気にハンマーを振るっている。

「お?今日もやられに行くのか?装備はしっかりと直していけよ!」
「やられないよ!もう慣れたから!」なんて会話を思い出す。


この姿は気まずい。心を落ち着けよう。


ブリテインの街中を東へ走り、魔法屋「デライト」を右折し治療院へ向かう。
慣れたものだ。慣れたくないが!

そして私は漸く蘇生を果たす。


「はぁ…またやられちゃったよ…やっぱり解毒用のポーションを持ち歩いた方がいいのかな…」

私の財布の事情から、解毒手段は魔法に頼る他ない。
秘薬とて、まとまった数を入手しようとしたら、大金が必要だ。常に金欠の私はその辺に落ちている秘薬もせっせと集めているのだ。

「でももしも、ポーションもルートされてしまったら大赤字…ひえっ…」
想像すると胃に痛みが走るような気がした。

負け癖、という言葉を思い出す。いつだったか酒場で聞いた言葉だ。

「稼ごうと思っても失敗して赤字になるし、負のスパイラルハリケーン、まさに失意のズンドコというやつだね。やるせないねぇ…」


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私には師にあたる人物がいない。

装備の整え方、モンスターとの戦い方や距離の取り方など全て見様見真似だ。

「せめてなぁ。鬼逃げ出来るように騎乗できる相棒がいればなぁ。でも馬って買うと高いしなぁ。」

装備品の回収はとっくに諦めている。他の冒険者に頼るのもいいが、勇んで出立したのに体裁が悪いと考えてしまう。

それが初級冒険者が通う、通称「ブリ北墓場」だから猶更だ。

バッグの中の所持品を確認する。いつも通りのアイテムだ。何故かカバンに残るダガーとハサミ。価値は無いはずなのにずーっと一緒にいる。

いつまでもこのくすんだローブ姿で居る訳にも行かないので、銀行に預けてある予備のチュニックとショートパンツに着替える。

今いるのはブリテイン第一銀行だ。

ここブリテインには2つの銀行があり、第一銀行は大きめの銀行だ。
行ったことはないが、トリンシックという騎士の街には、支店もあるらしい。


「はぁ。手詰まり感がハンパない。どうしたらいいんだ・・・取りあえず予備の秘薬は心もとないから、動物を狩って皮を集めて当面の資金にして・・・。」

人通りの多い銀行前、通称ブリ銀広場の端っこの方で、銀行に預けたアイテムと睨めっこしながらあれこれと考えながら空を仰ぐ。


(ん?視界の片隅に何か変わったものが写ったぞ?)
視線を地に戻して、変わったものを改めて見る。

(あの青色の生き物は、オスタード?だったかな。かわいいなぁ。鳥?トカゲ?鳴き声は鳥っぽいよね。かわいいなぁ。)

もっと近くで見たいと思い、無意識に足が向く。

(あれ?飼い主が居ない???)

オスタードの横には、馬・ラマがおり、みんな大人しく待っているが飼い主ぽい人はいない。

「おー、お前たち。おりこうさんだね。みんな毛並みが良くて大切にされてるんだね、うんうん。えらいえらい。」

言葉は分からないだろうけど声をかけ、オスタードの喉を撫でる。目を細めておりとても気持ちよさそうだ。


こんにちは、その子と友達になりたいの?


振り返るとそこには、長身の女性が居た。

真っ白な長い髪、透き通るようなこれまた白い肌、プレーンドレスを着こなしハーフエプロンをかけている。インナーとしてのダブレットもいい感じだ。


「えっ、あっ、ごめんなさい!ペットに勝手に触ってしまって!」
慌てて頭を下げる私。

「こちらこそ急に声をかけてごめんなさいね。いいのよ、その子達は人間が大好きな子達なの。撫でられるのも大好きなのよ?ね?かわいいでしょ。」


おっとりとした声色と口調とは裏腹に、押しの強い言葉。

「あ、はい。とてもかわいいですね。大人しいですし懐いてくれますし。お姉さんがこの子達の飼い主ですか?」

「そうよ。今日はブリテインに行商に来ているのよ。
そ・れ・で。さっきの質問の答えは如何かしら?」

さっきの質問って、友達になりたいかって話だよね?そりゃなりたいし、飼ってみたいけど、私には先立つものが無い。悲しいけどコレ、現実なのよね。

「そうですねぇ。こんなに懐いてくれるし出来ることなら友達になりたいですが、今はちょっと手持ちがなくて、またの機会ですね。」

お姉さんは少し首を傾げ(お姉さんもかわいいなコンチクショウ)、悩んだ後に私を見据える。

「決めました。貴女にこの子を譲ります。いっぱい大切にしてくださいね。ハイ、これはこの子が大好きなリンゴよ。」


えっ?

はっ?えっ?


あれよあれよという間に譲渡されてしまう。


「ええ??本当に?ありがとうございます!でも、なんで私なんかに親切にするんですか?」


「わたし『なんか』なんて、自分を卑下しちゃだめです。そうですね、強いていうなら私の直感かしら?貴女、妙に動物に好かれないかしら?」

少し青の入ったお姉さんの眼が私の眼をじっと覗き込む。

言われてみれば森を歩いていてもモンバットに絡まれることも少ないし、凄腕の調教師が連れているドラゴンにも懐かれる。

「貴女たぶん、テイマーへの適性と素質があります。」

そう言われてビックリする。
正直なところそんなこと言われてもなぁ・・・

メイジとしての腕も未熟だし世間一般では一流になるのが難しいとされるテイマーの素質と言われても・・・・・その気になっちゃうかも。私チョロ。

「でもお姉さん、どうやって修行すればいいかも知らないし何よりよく知りません。」

「貴女のお師匠様のツテとか、そういったものは?」

「私には師がいないので全て独学なんです・・・。」


私が冒険者として伸び悩んでいるのは、師が居ないせいなんて転嫁はしないけれど、こういった質問はやはり心にクるものがある。

「うーん、そうねえ・・・だったらウチのギルドに入ってみてはどうですか?いえ、入りなさい。今、決めました。」


やっぱりお姉さん、押しが強い。

迷う要素は皆無。少し怖いけど。


「ペーぺーな私なんかでもギルドに入れてもらえるんですか?」

「ほらまた。『なんか』なんて言っちゃダメです。うちの陛下の方針でもあるし何も問題ないわ。」

「陛下?王様?ですか?」

「ふふ、私の実弟のあだ名なんです。昔から、尊大な態度を取るから私がつけたあだ名。少しぶっきら棒だけど、優しい子なの。さてと。そうと決まったらギルドハウスへ案内するわ。デシート島にあるのでその格好だと少し寒いわね。これを羽織ってください。」


お姉さんは自分のバッグから裁縫キットを取り出し、瞬く間にマントを縫い上げる。

着たきり雀の私でも分かるほどの上質なマントを手渡される。

「こ、これ、こんな上質なマントを!」

「問題無いです。こう見えても私、グランドマスターテイラーですもの。ギルドメンバーの衣装や私のこの洋服だって、自分で作っているのよ。ギルドハウスに行く前に厩舎にこの子達を預けてきましょう。一緒に。」

ブリ銀広場から西の橋を渡ったところにある厩舎に向かう。

ペットを預けたことのない私は、少しモタモタしながら頂いた青いオスタを預け終え、私はお姉さんのほうへ振り向く。


「お姉さん、預け終わりまし…ってえええええ!?」

いつのまにか、お姉さんがユニコーンに乗っている。

「何を驚いているの?」

「その子ってユニコーン、幻獣ですよね!?お姉さん凄腕のテイマーだったんですね!?お針子さんじゃなかったの!?」

「凄腕かどうかは分からないけれど、ギルドのペット確保は私が一手に引き受けています。さ、ゲートの魔法を出しますね。Vas Rel Por。」


魔法の腕も凄腕!?本で読んだことはあるけれど、恐らく唱えているのは7thのゲートトラベル・・・!!のはず。

一体どれだけ私を驚かせるの、このお姉さん。

「ゲートの先では、もう少しだけ、驚くかもしれないわ。」

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うん。

予想の遥か上だった。驚くほどの驚きだった。私の語彙がヤバイ。

ゲートのトンネルを抜けると、そこは雪国だったし、城があった。


「ようこそ、我れらがギルドハウス『Snow Castle』へ。そして我らがギルド『Mage's Banquet(魔術師の宴)』へ。」

「聞いてないですよ!なんですかお城のGH(ギルドハウス)って!えらいビックリしましたよ!」

「うふふふ、黙っていた甲斐がありましたね。」
いたずらが成功したような表情で、お姉さんが微笑む。


「そういえば自己紹介を失念していましたね、ごめんなさい。
私の名前は雪(Yuki)。ギルド『魔術師の宴』のサブマスターを担っています。」

「あ、はい。情報量が多くて混乱していますが・・・。私はハーネラ。まだ駆け出しの冒険者です。これから宜しくお願いします。」

お互いに自己紹介を終えてから、堅牢そうな城の門をくぐる。

GH(ハウスか?これ)の内装はとてもシンプル。

GHの周りの雪景色にマッチするよう、シックな色でまとめられており、庭には雪だるまがおいてある。質素だけどどこかしらかわいらしい雰囲気がある。あ、桃色うさぎのヌイグルミがある。


1階は誰の趣味の内装だろう?やっぱり裁縫師のユキさんかな?

「ハーネラさん、陛下が2階でお待ちです。一緒に行きましょう。『魔術師の宴』では、サブマスターの私にもギルドへ加入させる権限が付与されていますが、慣例として全て陛下が加入の許可を執り行われております。」

ギルド加入って初めてだけど、めっちゃ緊張するよ!あんまり慣れるものじゃないとおもうけどね?私もいつか、自分のギルドを持つことになるのかな。

不安げな様子の私の手を取り、ユキさんは2階へエスコートしてくれる。
2階への階段を登る途中、ユキさんが教えてくれる。

「陛下はお言葉が少ない方です。ですが不機嫌なわけでも、嫌っているわけでもないのでご安心くださいね。*smile*」


「は、はい。わ、わかりもうすた・・・。」
緊張で喉が渇き、舌が貼り付き良く回らない私の口と頭は、良く分からない返事をしてしまう。

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2階へ上がると、1階とは雰囲気がガラリと変わる。


黒い石造りの大きなテーブル、壁に絵画、甲冑がハルバードを携え、暖炉の上には剣と槍が飾られている。

「陛下、少しお時間を頂戴しても宜しいですか?」

陛下と呼ばれた男性は、ユキさんを一瞥するとコクリと頷く。本当に寡黙な方のようだ。陛下さん(?)の真っ白な髪は、ユキさんと同じだ。


「本日、ブリテインで行商をしていた際に、こちらのハーネラさんとご縁がありました。テイマーの素質があると、私の直感が告げております。どうか、ギルド加入の御許可を。」

そう紹介された私は、変な汗が出てくる。断られたらどうしようとか変な考えが頭を廻る。


陛下が私をじっと見ている。
ユキさんも陛下をじっと見ている。


ううぅ、どうなんだ、どっちなんだ・・?
緊迫した空気が、陛下の言葉で弛緩する。

「姉上が・・」

こう言っては失礼だが、纏う空気と声の若さと高さが意外だった。

「姉上がそう言うならそうなんだろうな。ハーネラよ、我らがギルド『魔術師の宴』への加入を認める。歓迎しよう。」

「良かったわね、ハーネラさん、ようこそ。」

緊張と不安から解き放たれた私は、安堵から全身の力が抜けるような感覚に襲われる。

「ありがとうございます、精いっぱい頑張ります!」

「ハーネラよ。ギルドのルールなどは姉上から聞くとして、俺から一つだけ、ギルドマスターとしての命令をする。頑張りすぎないことを頑張ってみよ。以上だ。」


ん?どゆこと??

頑張らないと伸びないからそれはダメとして、頑張りすぎないのを頑張るってどうやるんだ??

「そのうちに分かる。下がって良いぞ。姉上、加入の手続きはお任せする。」

「承りました、陛下。御前失礼いたします。ハーネラさん、執務室に向かいますよ。」

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執務室へ向かう道すがら、私はユキさんに質問する。

「ユキさんはテイマーなんですよね?あれ?裁縫もグランドマスター?魔法の腕も確かですよね。どれが本当のユキさんなんですか?」

「どれも私ですよ。たまたま、好きなことを楽しんでいたらこうなっていました。魔法だけは好きであっても伸び悩んでいましたが、ギルメンの大メイジ、アシュラムさんに手伝って頂きました。もしもハーネラさんが魔法の腕を磨きたいのであれば、私からもアシュラムさんに口添えしますからね。」

新しい人の名前が出てきたぞ。
魔法はアシュラムさん。

そうこうしているうちに、私たちは重厚な扉の前に立っていた。

「さて、ここが執務室です。私がGHにいるときにはコチラにいることが多いので、気軽にお越しくださいね。」

中に入ると整理整頓が行き届いた、こじんまりとした部屋であった。

机、イス、花瓶、書棚、ギルドストーン、青色うさぎのヌイグルミ。

「ハーネラさん、こちらへ。このギルドストーンに手を翳してください。・・・・。はい、登録終了です。お疲れ様でした。サブマスターの権限で称号を授けます。あなたの称号は『Apprentice Tamer』です。」

なんだか、カッコいいような恥ずかしいような。『見習いテイマー』か。

「ありがとうございます。一先ず今日の所は自分の宿に帰ろうと思います。あの、どうやってブリテインに帰ればいいですか?」

「あらあら。ここは孤島ですよ。ほら、この地図のここがブリテイン、そしてここがGHのあるデシート島です。」

ユキさんが地図に指を置き、教えてくれる。

泳ぎは得意じゃないんだよなぁ…
って泳いで辿り着くなんて無理に決まってる!本当どうしよ。

「荷物は明日取りに行きましょう。私も同行しますね。今晩は私の家に泊まって行くといいですよ。晩御飯もご馳走します。メニューは鹿肉のシチューです。」

有無を言わさぬこの押しの強さ。慣れてきた。

お邪魔しても良いのだろうか。美味しいものがいただけるならば是非もない。

「お世話になります。」

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半刻ほどしてからGHを後にし、ユキさんのお宅へ。
勿論、ユキさんのゲートトラベルでだ。

ユキさんの家は、先ほどまでの雪国とは違い森の中にあるようだ。静かな場所だ。

そして、どんな大きな家が出てくるかと身構えていたら、2階建てのヴィラタイプの家だった。

「少し身構えてましたね?流石に生活する場所は普通のお家ですよ。」

バレてーら。

しかしね、ユキさん。言葉には出しませんが、昨今の住宅事情は何処にも家が建てられないし、スモールハウスだって持っているだけで勝ち組なんですよ。

そんな中でこの大きな家は普通のお家じゃ無いですよ!

「どうぞ、中へ。2階のテラスで少し寛いでいてください。」

中へ入ると。うん、知ってた。桃色うさぎのヌイグルミがいるね。

壁には絵画ではなく、詳しくはないけど色々な動物や生き物の刺繍が飾られている。

「あまりまじまじと見ないでくださいね。刺繍はお見せするほどの腕じゃありませんので。」
なんて謙遜してるけど素敵なステッチだなと、私でも思う。

2階のテラスに通される。

暫くすると段々と帳が下りて森に夕闇が訪れる。
テラスから下を覗き込むと、普通のガーデニングかと思った玄関口の植物から、淡い光が見える。なるほど、ガーデニングの中に光源を忍ばせているのか。
どんだけオシャレか。

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その後は、晩御飯も頂き(本当に美味しかった、料理スキルもあるんじゃないの疑惑)満腹だ。その時の会話は美味しい料理と体験した情報量のせいであまり覚えていない。

もう寝る時間だ。
私は貸してもらったベッドで陛下の言葉を思い出す。

『頑張りすぎないことを頑張ってみよ』

どういうことなのか、まだわからない。
ユキさんも答えを教えてくれなかった。

『これから先に分かることですよ。』

これから、分かるなら今は分らなくてもいいか。うん、そういうことにしておこう。分からないことは明日の私に任せよう。おやすみなさい・・・




  • あとがき

自伝的なものでした。
登場人物のハーネラは、実際に出雲にいるキャラですが本人は釣り師で、テイマーは別のキャラです。
その別のキャラとは私を知っている人ならご存じのIshtarです。

時代背景は、2002年の1月ごろ。出雲シャード。
まだパワースクロールもなく、ペットのお気に入りもなく、ドラを5匹連れ歩けていた時代です。

どこかでも書きましたが、Ishtarの装いである、プレーンドレス、ダブレット、ハーフエプロン、骨腕は、師であり憧れであるユキさんの恰好を真似ています。

また、CMN(ちゃんねるマユタ)のゲスト回に参加させていただいたときにも話しましたが、Ishtarは元々、ユキさんと同じ『お針子テイマー』でした。今は下げていますが、実はPSCは120を食べています。

5/1から、飛鳥・ブリタニアでは「第5回 飛鳥文学賞」が開催されております。この流れに乗って、少しでもイベントの盛り上がりに後押しできればと、私も書いてみました。

書いたものを見てもらうだけなら、こんなに簡単に公開できるようになったのは、いい時代です。

WW(ホワイトウィルム)テイム連続死亡事件などもありますが、何かのタイミングで続きが書ければいいな。

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