自分を愛するって我儘じゃないの? - なまけ者のさとり方19
今日も、「なまけ者のさとり方」の第四章『困難に直面したら』から、著者タデウス・ゴラスが読者の皆さんにこれだけは覚えておいてほしいと述べているフレーズについて書いてみようと思います。
今日のお題は、あまりにも言われ過ぎていて、もう誰もが聞き飽きたであろうフレーズですが、これを飛ばすわけにはいきませんので、タデウス・ゴラス先生の言葉をさらにわかりやすくミカリュス流にまとめていきたいと思います。
『自分を愛しなさい』
あまりにも言われ過ぎて、この言葉の上辺だけの意味だけが素通りしている場合もあるかもしれませんので、ここでは、なぜ、自分を愛することが他者への愛につながっていくのか、延いては(ひいては)地球上すべての平和に繋がる壮大で光溢れることであるのか、ここで今一度復習してみたいと思います。
愛とは、他の人とスペースを共有することでしたね。実は、私たちが自分だと思っているもの、「自分の体」、「心」、「感情」は、何億という他者を含んでいるのです。人間の意識というものは、ニューヨーク市長のようなもので、ニューヨークが市長だけでもっていないように、私たちの体も心も自分のエゴだけで維持され、機能しているわけではありません。
あなたが自分自身を愛するとき、実は、あなたは愛となって、無数の存在へと広がっているのです。
そしてあなたが愛を広げれば広げるほど、あなたのうちの存在も、まわりの存在も、大きな愛になっていきます。
どんなレベルにおいても、私たちはお互いに影響を与え合っているバイブレーションそのものなのです。幸せなメロディを奏でれば、幸せな踊り手が集まってくるのです。
自分を愛するということは、エゴを甘やかし、巨大化させることではありません。
エゴイズムとは、自分のことが大嫌いなのに、自分は偉いのだ、大したものなのだと証明しようとすることです。
自分を愛すれば、エゴは消えてなくなり、自分は人より優れているのだなどと証明する必要を、もう感じないですむようになるのです。
(なまけ者のさとり方 P76-77)
引き寄せブームの煽りで、自分を愛することの意味を取り違えている人もいるかもしれません。
ワクワクという言葉もそうですが、言葉だけでその奥の深い意味を知らずに取り入れると、自分よがりになってしまって、辛いことや危険なことも、無理にワクワクして乗り切ろうとしてしまったり、自分を愛するのが先と聞くと、相手の気持ちを顧みないような幼い我儘を押し通そうとしてしまうこともあるかもしれません。
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