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幸せって何なんだろう

今日は徒然なるままに幸せについて語ってみようと思う。



私がシングルマザーになってパリに移住し、パリの7区の小さな屋根裏部屋に住んでいたとき、出会ったフランス人マダムがいた。


彼女はなぜか私のことをたいそう気に入ってくれ、そしてただ気にいるだけでなく、とても気にかけてくれていた。



そしてある日、ボヌール(Bonheur=フランス語で幸福という意味)について古今東西の哲学者が語っている分厚い本をプレゼントしてくれたのだった。


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今、私は私専属バーマンが私のためにライムを手絞りして作ってくれたカイピリーニャを飲みながら、ほろ酔い加減でこの記事を書いている。

そして、度重なる引っ越しのと断捨離のため、手放してしまった、クリプトの絵画が表紙の幸福とういうタイトルのフランス語の本のことを思い出して涙している。



彼女の名前は何だったんだろう。

彼女は私よりずっと年上で、当時はメールアドレスも持っていなかったから古いメールボックスを探しても連絡先は見つからないだろう。



そうだった。

彼女はいつもパリ7区の私と小さな息子が住んでいるパリのアパルトマンに手紙を送ってくれていたのだ。



私が今こうして幸せに生きていることを伝えたい。

伝えたいのに、連絡先がわからなくて、今、私は途方に暮れている。



なぜなら彼女は、ある日、パリを離れることのなり、遠くの街に行ってしまったから。


そして私は、自分のことにかまけて、思うようにいかないことばかりの異国暮らしの中で、彼女に連絡を取ることもなく、月日が流れていってしまったから。


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そういえば、今まで、たくさんの不義理をしてきた。

自分のことだけでいつも精一杯だった。



そして、今ならわかる。

そんな至らない未熟な私だったけれど、どんなときも私はちゃんと守られていたということを。。。


ちゃんと見守ってくれていた人がいたのだ。



気にかけてくれていた人がいたのだ。





だから、今、幸福が何かわからない人も大丈夫だから。



本当に絶対に大丈夫だから。



ちゃんとあなたのことを見ている人が存在しているから。




だから絶対に幸せになることを諦めないで。



フランスから愛を込めて♥

ミカリュスより



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