今を味わい愛でて、天寿を全うする生き方をしよう
死は怖いもの、避けたいものという観念で生きていると、実は、かえって、今を充実して生きることができなくなります。
病気や死を恐れて過ぎている人が、今、どういうふうになっているかを見ると、よくわかると思います。
病気になりたくないあまり、予防に力を入れすぎて、かえって副作用で病気になってしまったり。
死を恐れて、病気と共存するのではなく、戦おうとして、化学物質で病気の部分とともも、体全体を痛めつけたり。
いろいろ書きたいことがありますが、まずはこれらの本を読んでみて、自分はどう生きたいかを、今一度、考えてみるのいいかと思います。
☆☆☆
東京大学医学部救急医学分野教授、同大病院救急部・集中治療部部長であった矢作直樹先生の著書です。
わたしにとって、本全体を通して、とても腑に落ちる内容でした。
食べられなくなったら、それはお迎えのサイン。
療養型病院と救急医療の現場で死を見届けてきた医師が伝える穏やかな逝き方。
超長寿社会のなかで、置き忘れられているのが、長生きしたその先にある、どうやって平穏に旅立っていけるかです。残念ながら現在の日本の病院は、平穏に旅立たせてくれる場所ではありません。病院は「生かす」ことが目的ですから、延命治療が行われます。その方法は、平穏とはほど遠い施術です。
本書には、なるべく病院のお世話にならず、幸福なまま旅立つための大事な心得が詳細に書かれています。
長生きを楽しみつつ、平穏なままエンディングを迎えるために、是非、本書をご一読ください。
【目次より抜粋】
第一章 命は、終わらない
・あの世で決めたテーマを学びに、この世に来る
・魂(運転手)は、最適な身体(車)を選んでくる…etc.
第二章 感謝上手は、死に上手
・心配すると、それが現実となる
・目の前のヒト、モノ、コトすべてに感謝する…etc.
第三章 みんな死ぬときは、ひとりです
・あの世から迎えに来る人、待っている人
・「孤独死はかわいそう」の風潮にまどわされない…etc.
第四章 お迎えが来るその日まで、精いっぱい楽しむ
・目の前のことに夢中になる
・「努力」「一所懸命」を目的にしない…etc.
第五章 「死に上手」になるための準備
・ピンピンコロリと逝くために
・家族がいてもいなくても、リビングウィルを作っておく
・在宅医療をしてくれる、かかりつけ医を見つける
・墓は必ずしもいらない…etc.
第六章 今の医療で「死に上手」になるために
・医療はほどほどに使う、という提案
・病院は平穏死をさせてくれない所だと、覚えておく
・突然倒れてしまったら
・延命治療とは、どんな治療か知っておく…etc.
第七章 「死ぬこと」は自然にまかせて
・食べられなくなったら、お迎えのサイン
・寿命を知っていたら、どう生きる?
・「死ぬこと」は心配いらない…etc.
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