王子様の薔薇になる方法
サンテクジュペリの星の王子様を読んだことがありますか?
星の王子様は、一輪の薔薇をとても大切にしていました。
王子様は、その薔薇が世界中で一つしか咲いていないと思っていたのです。
しかし、ある日、あるきっかけで、薔薇は一輪だけでなくあちこちに無数に咲いていることを知ってしまいます。
王子様は、たいへんなショックを受けます。
世界で一つだけの薔薇だと思っていた彼の薔薇と全く同じ薔薇が無数にあるということを知ってしまったのです。
でも王子様は、自分の薔薇は特別だということを思い出します。
風が吹いて花びらが散らされてしまわないように、ついたてで薔薇を守ってあげたこと。
雨が降らないで、大切な薔薇が萎れそうなときは、冷たいお水を注いであげたこと。
そのときの薔薇の嬉しそうな笑顔。
その薔薇は、他の薔薇とは違って、王子様自身が手をかけて大切にしてきた薔薇だったのです。
男性は、自分が大切に手をかけた女性から離れることはできません。
あなたがもし星の王子様の薔薇のように愛してもらいたければ、彼にいろいろしてもらってください。
彼には無理と決めつけないで、彼のできることをしてもらってください。
最初は、アイスクリームを買ってもらうなどの小さなことから始めてみてください。
フレーバーが気に入らなくても、文句を言ってはいけません。
最初の段階では、彼があなたに与えることが怖くなくなることが大切なのです。
あなたがどのフレーバーが好きかをわかってもらうチャンスは、これからいくらでもあります。
まずは、彼からの愛情を受け取ってもいいんだよというクリアなメッセージを送ってあげてください。
きちんと育った良識のある男性であればあるほど、相手の負担や迷惑になることをしてしまうのを恐れるので、女性の方からOKサインを出してあげることが大切なのです。
反対にプレイボーイでなんとかしてその女性を口説き落とそうと思っている男性は、相手の気持ちなんてお構いなしに、どんどん迫ってくるものです。
そして、たいていの場合、その女性が彼のことを気になり始めた頃から、スゥーと熱が引いて、女性の方がヤキモキすることになります。
女性が受け取り上手になると良い点は、相手の男性が、自分を本当に愛して大切にしてくれる男性かどうか見分けることができることです。
女性が多くを与えてしまうと、彼女を愛しているからという理由以外の、彼女といると便利だからとか楽だからという理由でずるずると関係が続いてしまうこともあるのです。
男性は女性に与えれば与えるほど、その女性が特別な人になっていきます。
星の王子様が、世界中にたくさんの同じような薔薇が咲いていることを知った後も、自分が大切に世話をしてきた薔薇だけを愛し続けたように。
女性は誰もが男性にとっては美しい薔薇です。
けれども、彼が一生かけて愛して守りたいと思う女性は、彼が大切にしてきたあなたという薔薇一輪だけなのです。