踊り場はチャンスのとき - なまけ者のさとり方１１

自分の前に現れるあまりありがたくない事柄を上手に扱い、一つずつ愛せるようになっていけば、そのうち、あなたを悩ませる悪い出来事がどうしてもこの世からは消え失せはしないということに気がつくでしょう。その代わりに、どうすればこの事態を切り抜けられるか、少しずつ自分でハンドルを切れるようになり、ついには、もう何も困ることは無くなってしまいます。（なまけ者のさとり方：P５２）

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私たちの苦悩のほとんどが、自分たちを悩ませる悪いことが起きて欲しくないという強い執着から生まれています。

そして、何か自分に都合の悪いことが起こるたびに、なぜ自分がこんな目にあうのか、自分の考え方が悪かったのか、前世で何かしてしまったのかなどと、自分を責めたり相手を責めたりしてしまうことがあるかもしれません。

でも、どんなに精神世界のことを学んで、どんなに愛を持って生きていても、起こることは起こるのです。

私たちにできることは、悪いことが起きないように願ったり、今の幸せに執着するのではなく、起こることを受け入れながら、そのときにできることを淡々とやっていくことなのだと思います。