自分の愛し方 楽チン講座

自分の望むように相手に見られたい。

誰かに自分の価値を認めてほしい。

という気持ちは『承認欲求』と言って誰にでもあるものです。

相手が自分の思う通りに動いてほしい。

望むとおりに反応して欲しい。

という気持ちは『コントロール欲求（制御欲求）』と言って、これも誰にもあるのものなのです。

でも、この二つの欲求は、対人関係を複雑にし、いつも何か足りないような飢餓感のような、そんな気持ちになってしまう大きな要因になります。

誰かに認めてもらうことでしか自分にイエスと言えないのなら、それは本当の自分を生きていることになるのでしょうか。

誰か自分以外の人を思い通りにしたい気持ちは、その人を幸せにするでしょうか。

なぜ、まずは自分を愛しましょうということが、今、こんなにも言われているのでしょうか。

自分で自分を認めることがきちんとできていると、相手からの承認が必要なくなります。

そして相手をコントロールしたいとも思わなくなるのです。

不思議なことに、そうして自分を愛し始めると、カップルの場合は、相手からも愛されるようになります。

対人関係では、きちんと自分を認め、自分の気持ちを大切に扱っていると、そこにズカズカと入りこんで来る人がいなくなってきます。

反対に自分を愛せなくて、認めることができていないと、いつも他人の視線が気になり、他人の自分への対応や扱い方に満足できなかったり、ないがしろにされているような気持ちになったりしてしまうのです。

自分のできていないところも愛する（認める）ことができていたら、人から何か言われたとしても、そこに激しく反応しなくなります。

自分はこれでいいと思っていることでも、誰かに指摘されたとき、言い訳したくなったり、反論したくなったり、理不尽に感じて怒りの気持ちが出てきたときは、その部分を許していないのは自分自身なのです。

何か苦手なことがあったり、外見などの容姿の一部に気になるところがあっても、そんなのは誰にだってあるのですから、それも含めて自分を認めてあげることができれば、不思議とそこが魅力に変わっていき、そういうあなた全体を愛してくれる人が集まってきます。

さて、どうしたら自分を愛することができるのでしょうか。

楽チン講座なんてタイトルをつけてしまったので、簡単にできる方法を伝授しなければなりませんね。

私がやってみてうまくいった方法をお教えしますね。

それは、『開き直る』ということです。

だって、できないものはできないし、嫌なものは嫌なんですもの。

年齢だってもっと若い方がいいと言われても、脳内年齢は変えれても、パスポートに書かれた年齢は変えれませんよね。

金髪碧眼の８頭身美人が好きと言われても、日本人ですからそれは無理ですし。

人の評価が気になる人は、この開き直りが苦手な人が多いような気がします。

できないと思われると不本意だったり、恥ずかしかったり。

頑張ればできると思っているので頑張ってみたり。

でも、それを頑張るって本当に自分のしたいこと？

誰かの評価を得るために頑張っている時間を、もっと自分のやりたいことに費やした方がいいのでは？

実は、我が家では夫がどちらかというとそのタイプで、特に私との関係で承認欲求がすごくあるのです。

まあ、中世の騎士並みの忠誠心なので仕方ないと思っているのですが、はっきり言ってしんどいなって思うこともあります。

＜参照＞

私は夫に私の落ち度を指摘されても、

あ〜ら。

忘れちゃってわ。

ごめんね〜〜。

としか思わないのですが、

夫は、

激しく反応して、ショックを受け、機嫌が悪くなるというおまけまでついてくるのです。

世が世なら、もう何度も切腹していたと思います。

でも、そういうふうに反応してしまうところも、愛する夫の一部なので、私もそこには反応せず、

ああ、また始まった、可愛い奴め。

くらいに適当に流しておけばいいのでしょうね。

お天気が良すぎた今日のパリ。

足長おじさんになっちゃった。

雨に濡れた枯葉も嫌いじゃないけれど、こんな乾いた枯葉の絨毯は、歩くたびにカサカサと歌ってくれてすごく好きです。

フランスから愛を込めて

ミカリュスより❤️