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#3 ででぽぽ日記 『京都古家の再生〜リフォーム事業支援について調べた』
京都には古家がいっぱいある。ボロボロの家もウチを含んでいっぱいある。家同士は近いし木造も多いので火事には本当に注意しないと燃え広がる可能性もある地震も同じ。
自分たちで解体して修繕していくつもりだったが、なんせ長屋なんでお隣さんはすぐそこだ。壁と壁がくっついている。
我々の命だけでもないってことになるのだ。
ちゃんとした壁作ってちゃんとした柱になるように修繕して、耐熱の壁やら、軽い屋根やら…そうなると工事費用も高くなるわけで我らにはきつい話になる。
でも、夢のマイホームなので一生かけてお付き合いするのであればちゃんとした安心なお家にするのも大事なのではないかとおもいいろいろ調べた結果
京都に『京安心すまいセンター』というところがある事を知った。
ネットで調べてみると
令和2年4月10日からこの事業が更新されていた。
最大100万円
京町家なら340万!
昭和56年以前。。。それについてマイホームは建築日は『不詳』としか記載されていない。でも電話して聞いてみようという事で電話しました。
すると、
電話の相手Aさん「建築日によって対象が変わります」
我々「建築日は『不詳とかいてあるんです。」
Aさん「建築年数が分からないと改修内容がかわります」
我々「建築日は不詳としかかいてないんですけど」
Aさん「葉書で申し込みを郵送していただかないと、、、」
我々「葉書をとりにいきます」
Aさん「葉書は役所などでも置いてあります」
などなど、今どき葉書での郵送のみ受付とかないよなぁとおもいながら、とりあえずその葉書をもらいに伺いますという流れで伺いました。
実際にその電話のAさんとお話しする事に(コロナあって面会時間や透明ビニールシート越しでの会話)
そこで分かった事は
●長屋は補助金が難しい。長屋は一つの建築物とみなされるみたい。なので繋がっている全ての住宅の耐震審査が必要で補助金も長屋全体でみるため一つの家だけで限度がでてしまうらしい。話を聞いていくと長屋の補助金は割に合わないし長屋の補助金の例がない。。。例がない?どういうことだ?
よくよく聞いてみると
補助金には「本格的な耐震改修」と「簡易的な耐震改修」の2種類が存在し、長屋の補助金の出た例がないのは、「本格的な耐震改修」の場合であるようだ。
つまりは、本格的耐震改修になると長屋全部の話になるので現実的にあまり実施されないということだ。簡易的な耐震改修とは屋根や基礎など部分的な耐震改修のことでこちらは部分的ではあるが長屋の一戸でもつかえるようだ。
ほっ良かった。。。
でも次に電話で揉めていた建築日によって補助内容が変わるという事についてしらべてみた。
●京町家(昭和25年前に建築)か木造建築(昭和25から56年前に建築)かで補助対象制度が変わる。
↑こちらです。左側が木造住宅、右側が京町家等。
まずうちが京町家か木造住宅なのか調べる必要があったので、家を購入する際に大量にもらった資料に建築日が書いてないか調べてみたが、『建築不詳』とあるのみ。どうやって調べられるのか聞いてみたところ
「法務局にいけば建築が登録された日などがわかりますねぇ〜」
そうなんだ!でもなぜ、それくらいの情報をあの分厚い資料にはいってないのかなとおもいましたが。
ということで法務局にいって来ました。
分からないことばかり。
そこで建築日ではなかったが初めて物件として登録された日があきらかにされた訳です。いままで所有してきた方達の名前もわかりました。古くて手書きでした。
昭和37年なら京町家ではなく、木造住宅の枠に入るので有筋の基礎の増設の補助が対象になるわけですね!
これで補助対象の耐震と防火の工事内容として何をすればいいのかわかりました!!
頂いた手続きの資料↓
分厚いです。
次回は、工事の見積もりを出す為に改修内容をまとめて共有していきます◎