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「ブリティッシュ・ベイクオフ」始まる

NHKで「ブリティッシュ・ベイクオフ」開始

NHKにて「ブリティッシュ・ベイクオフ」第1シリーズと第2シリーズの放送が始まった。アマチュア・ベイカー10人が、イギリス各地をまわりながら6ラウンドにわたる勝ち抜き戦で腕を競うBBCの番組。

第1回と第2回はケーキ対決。舞台はコッツウォルズ! I'm so excited! 何しろ、コッツウォルズは初海外旅行にて訪れた思い出の地。

コッツウォルズ一人旅

もう30年近くも前のことだけど…
大学の卒業旅行で友人2人とともにロンドン旅行に行き(ANAの往復切符+ホテルというよくあるタイプの格安のやつ)、1日だけ個人行動をしようってことになり…
イギリスの田舎に憧れていたわたしはコッツウォルズに行ってみることにしたのだった。英語も話せず、スマホもなく、「地球の歩き方」だけを頼りに宿も決めず…かなり無謀な一人旅だった。

「地球の歩き方」に載っていたB&Bを訪れたら「今日はウェディングで貸し切りだから泊められない」と言われ(!)途方に暮れたけれど、オーナーさんがご近所さんに電話をかけてくれて、泊めてもらえる算段となり(宿ではなく普通のお宅)、同じく「地球の歩き方」を見てやってきた日本人男性とともにその家に向かい、1泊させてもらったのだった。

夜ご飯は自分たちでなんとかせねばならないので、その男性とともにレストランに行き、帰り道は、電燈がないため日本で経験したこともないような真っ暗闇の中を、両脇に張り巡らされた金網に引っかかったらどうしようという恐怖におののきつつその見知らぬ男性につかまって歩いたこと、ロンドンの学校に行っているという娘さんの部屋に泊めてもらってプチホームステイ気分を味わったこと(こんな部屋でした↓)、旅は道連れで、翌日も一緒にオックスフォードなどを回ってロンドンのホテルまで帰ったこと。何から何まで忘れられない経験だ。

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彼はわたしよりずっと英語ができたから本当に助けられた。
彼が一緒でなければわたしは果たしてどうなっていただろうか? 紹介された家にはたどり着けたとしても、夕飯に一人で出ることはできず、ひもじい思いをしたに違いない…否、もっと危険な目にあった可能性もある。当時は怖いもの知らずだったけど、今思い返すと身震いする。

見どころ多き「ベイクオフ」、英語学習にも

話をベイクオフに戻すと…
共通の課題で技術を競う回でのお題は「ビクトリア・サンドイッチ」だった。
びっくりしたのが、1つのスポンジを横にスライスして2つにするのではなく、2つの薄めのスポンジを焼くところ(これが正式らしい)。それと、卵・砂糖・バター・粉、すべてを一気に混ぜちゃう「ホール・イン・ワン」方式にもびっくり。

バターケーキはバターと砂糖を白くなるまでよーく擦り混ぜ、そこに常温に戻した卵を恐る恐る少しずつ入れ(”分離”しないように)、最後に粉を入れる、っていうのがスタンダード、というか一択だと思っていた。

ホール・イン・ワン方式、今度やってみようかな。そんな簡単なやり方でいいの!?って感じだけど。
きっと生地の食感が違うんだろな。ちょっとざくっとした感じになるのかな? と想像する。材料や分量が同じでも作り方で仕上がりが違ってくるから面白いよねbakingは。

この番組を見ていると、挑戦者たちが卵の白身と黄身を素手で分けている!とか、小麦粉がビンに入ってる! とか、いろいろ発見がある。
そして、英語学習者としての感想は…英語がブリティッシュ!! 以前見ていたときよりだいぶわかるようになっていて感動。と、実にいろいろな点から今後の放送が楽しみなのです。

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