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<投稿型小説サイトのリスク>チャット小説アプリ「Balloon」が突然使用不能に。


チャット小説アプリBalloonが、もう半年ほど開けない状態が続いているようです。

読者がチャット小説を投稿する、一昔前のケータイ小説のような仕様で、使っていた若い女の子たちもそれなりにいました。セリフをLINEのような感じで書ける新世代型の読み物です。

なのに自分の投稿は読めない、書けない、データも取り出せない様子。

これは余りに気の毒です。

サイトからは1度アナウンスがあったっきり。
社長のアカウントもだんまりのまま。
アプリは画面が真っ黒で開けない状態が続いています。

若い社長が始めたビジネスで、有名な会社が何社も協賛に名を連ねているはずです。noteに取材記事が投稿されたこともありますね。

いろいろと芸能人や出版社とコラボした企画や実写ドラマやイベントも行われていたはずです。チャット小説大賞もありましたね。


このままでは利用者さんが気の毒です。

こうしたサイトを閉鎖する時には例えば1か月くらい前に呼びかけて、データを取り出す猶予を与える必要があるはずです。

もしかしてデータが全部消えちゃったのならお詫びするべきですし、そうではなくデータが残っているのだとしたら、なんとか救済してあげてほしいです。

このまま終わってしまうのだとしたら、ちょっとかわいそうだなと思い、書いてみました。

私自身はただのウォッチャーで、このアプリとは全くの無関係なのですが、見ていて、このアプリは、話題づくりは上手だけれど、投稿作品には実在の芸能人の画像や名前が(おそらく無断で)使われている作品も少なくなく、中の人は、作品のチェックやパトロールは行っているのかな? と疑問を感じることがありました(サイトが使えなくなったこととは関係ないかもしれませんが)。

また、こうした読み物サイトは、話題づくりで盛り上げ、ただ芸能人とコラボすればいいというわけでもありません。読者が読んで楽しい作品であることが必要です。作品を読んだ読者がどう思うかということを大切にする、つまり読者ファーストの姿勢は必要だと感じています。それだけに突然のサイト不能状態は疑問に感じます。

チャット小説は新しい読み物として大きな可能性があるはずです。

まさかこのような立ち消えのような状況になるとは、びっくりですし、残念です。
せめてユーザーに事情説明はしてあげてほしいです。
私もウォッチャーのひとりとして、いったい何があったのか、知りたいです。

そして、こういうことが起きる可能性はゼロではないので、
投稿型小説サイトで作品を書いている人は、自分自身でも作品をしっかり保存しておくことをおすすめします。

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内藤みか(作家)
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