かなしすぎて、泣ける曲を選ぶ余裕もない夜は
素敵だなと思っていた人に、恋人ができてしまった。
照れ笑いしながら彼女の写真を見せる彼を、周りの皆が祝福している。
だけど、おめでとう、と言った私の声は、震えていた。
その瞬間、私は、失恋してしまったんだから。
家のドアを閉めて、どっと落ち込む。
もう、何も考えたくない。
今夜だけは、どっぷり悲しみに浸って過ごしたい。
悲しい曲を聴いて、思いっきり、散った恋を送り出して、泣きたい。
なのに、曲を選ぶ気力も出ない。
こんな時は、誰かが選んでくれた曲を聴こう。
AWAのプレ