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続・真菰の菰野町へ〜(株)スズガミネさんの工場見学〜
こんにちは、こあらです🐨
本日は以前の投稿でもお話した、三重県菰野町についての投稿です。
みなさんは株式会社スズガミネさんをご存知ですか?
11月某日、私は菰野町で真菰手延べ麺を製造販売されている(株)スズガミネさんの工場を訪問させて頂きました。
《菰野町についての以前の投稿はこちらからお読み頂けます⇩》
10月に奄美大島で開催されたマコモサミットに出席した際に、サミット後の懇親会の会場で一際目立つ団体さんがいらっしゃいました。
その団体さん方は、背中に菰野の真菰と書かれた黒いTシャツを着ていて、その中でもおしゃれなハットを被った年配の男性が一際貫禄あるまばゆいオーラを放っていました。
私はこの日たくさんの方とお話をさせて頂いたのですが、菰野町の方とは必ずお話をしたいと始めから心に決めて来ていました。
なぜなら、菰野町では真菰手延べ麺以外にも真菰の粉末やのど飴、パスタやクッキーといった様々な真菰関連商品をお土産品として販売されており、この商品のバリエーションの多さは真菰を粉末にすることができる事に鍵があると思っていました。
私もゆくゆくは真菰茶だけでなく、様々な真菰商品を作ってみたいと考えているのですが、特にお香を作ってみたい思いが強く、自宅の業務用製粉機で真菰の葉を一生懸命粉末にしてお香づくりに挑戦していました。
しかし、業務用製粉機のはずなのになかなか微細な粉末になりません。
ほんの一握りの量の真菰を製粉するために、30〜40分とかなりの時間を要します。しかも、一握り分を製粉し終わる頃には製粉機がめちゃくちゃ熱を持ってしまい、しばらく休憩しないといけない状態になってしまいます。
これでは粉末の真菰を商品として製造できない…!
菰野町の真菰商品はどのように粉末にして食品に混ぜているんだろう?
と、ずっと気になっていたのです。
そこでサミットの懇親会の場で、菰野町の方々にお声がけをし、直球で「どのように製粉されてますか?」と質問をしてみました。
その時に質問に応えて下さったのが、(株)スズガミネさんの前川社長でした。
前川社長は私が真菰農家を目指していると聞くととても喜んでお話をして下さり「今度見に来てください」と仰ってくださいました。
「絶対に来なさいよ✨」と仰ってギュッと強めの握手を交わして懇親会の場ではお別れをしました🤝
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そして約束通り、11月に私は再び菰野町へやって来たのでした。
到着して応接用チェアに座るやいなや、前川社長から「水は綺麗な所かね?」と質問されました。
前川社長曰く、真菰を育てるならば何よりも大切なのは水が綺麗かどうかだそうです。
幸い、私が来春から真菰の栽培をする田んぼは山間部の棚田の1番上に位置していて、すぐ横に流れる川から水をひいており、水質は問題のない場所でした。
それを聞いて前川社長は安心したようで「そうか、それはいい✨」と言ってニッコリ笑い、手延べ麺に真菰を入れようと思った経緯やこれまでの栽培経験、人との繋がりなどをお話して下さいました。
夢とロマン溢れる前川社長の話を聞いた後に、製粉機がある工場へと案内をして頂きました。
工場の中に入ると、高さ2M以上の大型の機械が2台ありました。
1台で製粉したのちに、さらに別の機械で製粉をすることで、より微細な粉末を作るようにしているそうです。
前川社長曰く、製粉加工業者さんが使っているのと同じサイズの機械を1000万円以上もかけてご自宅に導入されたのだそうです。
大きさも値段も桁違いで、私は圧倒されながら見学をしていました。
1000万円なんて今の私にはとても手の届かない数字です。ですが
これが真菰界の高みか…✨
と、とてもワクワクしながらお話を伺いました。
その後も前川社長から興味深いお話をたくさん聞かせて頂き、外で記念に写真を撮ってお別れをしました。たくさんお土産も頂き、貴重な時間を割いて私が訪問することを受け入れて下さった(株)スズガミネさんに心から感謝です。
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「先を走る者にそろばんはいらない。夢とロマンを追って駆け抜けるのみ!」という前川社長のお言葉が印象強く心に残っています。
私もいつか、「瀬戸市といえば真菰のお土産が有名だよね!」と言ってもらえるような、素敵な真菰のお土産を作りたいと思います。
やりたいことを全力で!夢とロマンを追いかけながら楽しんでいきたいと思います!