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旧東海道を歩いてみた。(14日目その2:(10)箱根宿~間の村 畑宿、箱根湯本)


いきなりですが、番外編です。

なぜ、いきなり番外編なのかというと、あまりにも順調に箱根登山をしてしまい、昼食をここで摂る予定だったのが、早すぎて尺が余ってしまったからだった。がーーん。

ということで…

【番外編】芦ノ湖で箱根海賊船に乗船!

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◆10:00 海賊船に乗船
写真を撮った直後、突然ハッとした。放送で、まもなく海賊船が出航するとのアナウンスが流れた。迷うこと1秒足らず。慌てて乗船券を買った。ほぼ飛び込みに近いが、乗る。飛び込み乗車ならぬ、飛び込み乗船だ。

時間潰すというより、これに乗ればいい思い出にいなるだろうと思ったからだった。せっかくだし。人も少なかったこともあって、これなら大丈夫だろうと。

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なぜだか私は、結構遊覧船に乗るのが好きなようで、そういえば宮城・松島に行ったときも遊覧船に乗ったし、大阪でも大阪港から出ているサンタマリア号にも乗った気がする。横須賀では軍港巡りの船にも乗った。

乗り鉄の素質があるかもしれないと思っていたけど、どうやら乗り物全般が好きなようだ。

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おや、ホテルらしい建物が。すごく景色が良さそうだ。こういうところで優雅な朝食…いいなぁ、憧れる。

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お次は鳥居が見えてきた。とても目立つ。映えますな、これは。だが私はインスタグラムに興味はない。

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芦ノ湖は決して大きな湖ではないけど、見るたびに景色が変わっていくのが面白い。

なお、富士山は雲がかかっていて見えなかった。

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海賊船の相方が停泊していたので撮影。ちなみに私が乗った船はとても豪華なものだったけど、このビクトリー号(写真に写っている船)の内装も同じく豪華なのかな?

(なお、乗った船の内装はこの後に写真を載せています)

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デッキに上がってみた。すごい風だったので、気持ちいいんだけど、ちょっと息苦しくなってきたぞぞぞ。

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なんだか優雅な気分だ。海ではなく湖だから、波が揺れなくていい。
先ほどから気になっていたけど、芦ノ湖の水の色って、ちょっとほかの湖の色と違う気がするんだけど、気のせい?

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またも船を撮影。
観光用の船とはいえ、すごく豪華だと思う。ちょっとしたクルーズとしては最高だ。

さて、次からは内装をバシバシ撮ったのでご紹介。

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よく見ると、床はいかにも箱根名物の寄木になっている。正直、遊覧船でこんな豪華な仕様の船に乗ったことはない。

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有料スペースもあったけど、私は無料スペースに滞在。お客さんがいないうちに撮影したけど、途中から大勢乗って来て満席に近い状態になった。おそらく、芦ノ湖周辺のホテルに泊まっていた人たちだろうと思われる。

早めに撮影しておいてよかった!

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デッキから降りてくるときに撮った写真。ちょっとセレブ気分を味わっているが、私の身なりはいかにも旅をしている人というか、トレッキングしている人の格好だ。

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なんだか、トレッキングの格好(東海道ウォークのときは、トレッキングの格好をしております)で乗っているのが申し訳ない気分になってきた。それなりに着飾った服で乗っていたら、雰囲気も一層濃く味わえただろう。

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な、なんじゃこりゃ!! こんなの見たら、もう、こんな格好で申し訳ございません!!! と頭下げたくなってしまう。箱根登山してきた格好で、ほんっとうに申し訳ございませんでしたぁぁぁ!(平伏)

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いやぁ、贅沢な気分を味わったものだ。
今日泊まるホテルも、実は(個人的には)奮発している。なにせ、箱根に泊まるのだ。奮発しない理由がない。(と、正当化してみる)

(10)箱根宿から間の宿・畑宿へ

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◆11:12 箱根ホテル(箱根宿本陣跡)
なんと、箱根宿の本陣は箱根ホテルになっているらしい。本来なら、ここに泊まるのがいいんだろうけど、それだとあまりにも三島宿からの距離が短すぎるので断念した。というより、宿泊料金を見るのもオソロシイ。

「箱根宿本陣」なる表記がないか気になったけど、ホテルマンの方が玄関に立っており、さすがに不審者みたいな格好をしているので、近づくのは遠慮した。

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◆11:20 ランチ 山菜そば
空腹になったので、少し早めのランチにした。天ぷらそばにしようかと思ったが、体が山菜を求めていたので山菜そばにした。疲れているときはそばを食べたくなる。なぜだろう? 

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◆11:35 箱根関所
新居関所に続いて、ザ・関所!を通過。ここを通ると、いよいよ関東に入ったという気分も高まってきた。

子どもの頃に、どうやら箱根関所は来たことがあったらしいけど、全く記憶にない。こんな感じだったっけ?

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おっと、地面に「御用」!とな。小技が効いている。

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関所ストリートを進んでいく。人が少ない。いつもなら、ここは人でごった返すと思うんだけど…。写真を撮る人間からすると、まあ、ありがたいといえばありがたいんだけど…複雑な気分。

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◆11:37 箱根関所京口御門
箱根関所の京方からの門。黒塗りというのが、いかにも古めかしくて厳粛さを醸し出している。

なおここから先、通行だけなら無料で通過できるが、見学をする場合は料金を払っていくことになる。見学しても良かったが、先を急ぐので通過した。

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さっき通った関所ストリート(勝手に命名)に向かって振り返ったもの。いかにも関所を通っているなぁ、と実感していた。

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おや、みたらし団子のオブジェと甘酒の文字が。休憩したいところだが、さっき昼食休憩を摂ったばかりなのと、なにより休憩場所はもう決めているので、先を急ぐ。

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◆11:38 箱根関所江戸口御門
あっという間に箱根関所を通過。江戸方からの門も撮影。

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さて、ここからほんの少し緩やかな坂を登っていく。ほとんどの人はここを歩かず、店の多いところや駐車場などに逸れていった。まだ箱根関所の観光エリアなので、歩きやすく、周りの草も手入れがなされている。

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石畳発見! といっても、すごく歩きやすい加工がされている。こんな真っ平な石畳なら、いつでも大歓迎だ。

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一里塚跡。おそらく、葭原久保の一里塚と思われる。
山道らしいところに入ったかと思えば…

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箱根神社の大鳥居前を通過。またも観光エリアに戻ってきた。

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◆11:54 賽の河原
たくさんの石塔があるなと思ったら、賽の河原らしい。う、うむ、そんなまだ私には早いですよ…(汗)

ところで、この場所はやや東海道からは逸れているので、気を取り直して旧東海道に戻ることにした。

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◆11:59 箱根旧街道へ
この看板が登場すると、旧道に戻ってきたという実感が湧く。さすがにここから先は、観光客はやって来ない。またも一人旅復活だ。

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木の歩道橋とは、なかなか珍しいのでは。と、思いながら進んでいった。なお、あまりこのときは怖いと感じなかった。

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うわぁぁぁぁ! また来た、石畳!
この凸凹感は、足に疲れが溜まっていると結構辛い。足を引っかけて転んでしまってはいけない。擦り傷程度ならいいけど、捻挫でもしてしまったら大変だ。

下りなので、転がり落ちないよう、慎重に歩く。

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◆12:03 権現坂
え、箱根駅伝のアレですか? と思いながら撮ったけど、この先、いろんな「○○坂」に遭遇する。あまりの多さに、いちいち反応しなくなってくる。

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箱根湯本まであと二時間とのこと。ということは、あと8~10kmくらいの距離かな。

明るいうちにゴールする、というのがこの旅通じてのモットーなので、その希望は叶いそうだ。

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◆12:08 「箱根八里は馬でも越すが こすに越されぬ大井川」の碑
ほとんど下り始めている京方からの旅人の私にはいいが、江戸方からの人に、この句はとってもキツいと思う。

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◆12:15 天ヶ石坂
後ろの大きな石が、どうやら天ヶ石らしい。昔の人って、こういう岩や石に名前をつけるセンスが絶妙だと思う。きっと、今と違って超アナログ世界だったから、感性が豊かなのだろう。

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◆12:20 白水坂
こういう坂って、どうやって名づけるんですかねぇ。何か由来はあるんだろうけど…。

というより、昔の人はいちいち坂の名前を憶えているのがすごい。

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おっ! 次の目的地の「甘酒茶屋」はもうすぐだ。楽しみ!
この有名な「甘酒茶屋」になんとしても入るために、スケジュールを組んだと言っても過言ではない。

この「三島宿~箱根宿~小田原宿間」のスケジュールお悩みエピソードは、いずれ番外編に書きたいと思う。

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甘酒茶屋、楽しみ! と思ったけど、突然道が山道になった。トレッキング状態。このあたりで、先行して歩いていた、おそらく東海道ウォーカーと思われる男性を追い抜いてしまった。声をかければ良かったかなぁ。

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◆12:28 甘酒茶屋着
ここで休憩する! と息巻いていた休憩スポット・甘酒茶屋に到着。東海道ウォーカーには有名なお茶屋さん。

外国人の家族(駐在員と思われる)たちがここで休憩していて、日本家屋造りのこのお茶屋さんを眺めて、楽しんでいた。耳を澄ましても、英語ではなかった。フランス語かな?
可愛いお子さんがいたので、ニコッと笑って手を振ったら、お母さんとお子さんが手を振り返してくれた。かわいぃいぃぃ!! 一気に癒される。

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そして頼んだものが届いた。甘酒と鶯餅。おまけでお茶もついている。とてもありがたい。

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お茶屋さんの中ではなく、テラス(このテーブルも、切り株のようになっている)に出ていただいた。とても良い眺め。ほっこりとしながら、甘酒とお餅をいただいた。

普段、私は甘酒は甘すぎて全く飲まないけど、体が糖分を求めていたらしく、すっと体になじんでいった。旅人への甘酒の提供は理にかなっているのかもしれない。

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看板によると、かつてはいくつか甘酒をふるまう茶屋があったらしいが、今ではこの一軒しかないとのこと。すごく貴重なお茶屋さんだった。ぜひ、このお茶屋さん、お立ち寄りください。おすすめです。

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◆12:56 追込坂
さて、甘酒茶屋での休憩を終えてすぐのところで、追込坂との看板が。甘酒茶屋までの追い込みということらしいが、京方からの旅人にとっては、休憩後の坂なので、どうということもない。

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◆13:11 甘酒橋
さきほど、甘酒をいただいた後なので、ふふふ、という笑みを浮かべながら歩いた。江戸方からの旅人は、このネーミングを見て、「あと少し!」と気合を入れなおしたのでは??

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また、少し上り坂。山というのは、ずっと上り坂や下り坂があるわけではなく、登ったり下ったりを繰り返していくものだ。一応、下山に向かっている。まだこのあたりは、アップダウンが続く。

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◆13:12 山根橋
昔、川があったらしい。間の宿・畑宿まであと1.5kmとのこと。中学時代の元陸上部1500mの選手だった私としては1.5kmと聞くと、「ああ、じゃあ、あとちょっとね」という感覚だ。
(そのせいで、友人たちからは「あんたの距離感はおかしい」という苦情をしばしば受ける)

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◆13:16 橿木坂
もはや、ノルマのように坂の看板を撮っているような気がするが、ちゃんと「日本遺産」なのだ。噛みしめたい…が、それより早く集落に出たい思いが強い。

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車の通る道に出てきた。ちゃんと歩道もあり、歩きやすくなっていて、ありがたい。ただ、歩道の脇の草木が手入れされておらず、そのままなのが、なんとなく昔の街道だった名残を感じ…られないこともない。

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歩道が、なんとなく石畳になっている。街道の名残、名残。
それにしても、ここを江戸方から登ってくるのか…厳しいなぁ。

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◆13:24 七曲り
「下るのも、膝が笑う」と、下山するときによく言われているが、膝は全く笑っていない。勢いあまって転がらないようにしないと。上り坂の写真を撮ってみたが、かなり急だ。車で登るのも、かなり大変そう。

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◆13:25 西海子坂
さて、ふたたび旧東海道の山道に戻ってきた。

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おなじみの石畳。何度も言うが、日坂や菊川坂の峠の石畳よりはずっと歩きやすい。が、やっぱりボコボコしていて、つま先をひっかけそうなので、慎重に歩いていく。

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やった! 集落に出てきた! 長かったーー!!
七曲りからここまでの距離は、それほど長くはなかったけど、人里が見えると、なんでこんなに安心するんだろう。まさに、リアル・ドラクエ。

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◆13:31 畑宿の一里塚
間の宿・畑宿に到着。緊張感をもって歩いていたので、体よりも精神的な疲労があったらしく、ものすごくホッとしてしまった。この写真は、江戸方からの写真となる。

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箱根といえば、寄木細工。でも、お高いんでしょう? と、思ってこの時は買わず。

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畑宿は、鈴鹿峠における坂下宿のような感覚だろうか。江戸方からは、これからまさに箱根峠を越えるので、休憩地点としては最適な場所だと思う。

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なんだか、こういうのがあると、今まで歩いてきた道のりを振り返られて良いなぁ。畑宿から日本橋まで、双六で言うと、あと10マスだ!

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◆13:35 畑宿を通過
街道の雰囲気が残っていて、とてもいい集落だ。
この、カーブした少し細めの道は、なんだか街道っぽくて良いなぁと、いつも思う。

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◆13:36 畑宿本陣跡
畑宿は五十三次の宿ではないけれど、その立地の関係で、どうやら栄えた間の宿だったらしい。本陣もあった。

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ほっこりするー!
このあたりまでは、車でも来れるようで、駐車場も整備されていた。関東の方はここまで車で来てもいいのかも。ただ、ここから歩いて甘酒茶屋に行くとなると、かなりきつい上り坂なので覚悟してください。いっそ甘酒茶屋まで車やバスで行った方がいいかも。

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バス停の名前も「本陣跡」というのが、非常に素晴らしいネーミングセンスだと思う。

間の宿・畑宿から箱根湯本へ

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さて、そんな、ほっこり畑宿を通過して、再び旧道へ向かう。民家のすぐ脇の細い路地のようなところを通っていくが、看板が示しているから、間違いないだろう。

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◆13:43 大澤坂
今更だけど、こういった坂、一つ一つに碑を建て、看板を立てるって、すごい労力だよねぇ…。

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小川のせせらぎと花が美しく、和んだので撮影。山の中にいるなぁ、と実感。川の水が澄んでいて、なんとも綺麗だ。このまま川の水を飲むと、いかにも江戸時代の旅人っぽくていいなぁと思ったけど、さすがに控えた。

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自然探勝歩道と書かれてある。一部旧東海道、というのが、なんだかミソだなぁ。一部かぁ…全部じゃないということは、迷ってしまう自信がある

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◆13:49 接待茶屋跡
今やなくなってしまった、接待茶屋の跡。
お茶屋さん欲しいなぁ…。またほっこり、休憩したい。

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わずかながら、「江戸時代の石畳」なるものが残されていた。距離にしても、20メートルもないだろう。だが、その石畳を保存して、そこを歩けたのは、東海道ウォーカーとしては感動的だ。

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◆13:59 道を間違える
やっぱり、道を間違えたらしい。どうやら、自然道に行ってしまったようだ。あの看板はフラグだったのだ。

川の流れているところに出てきてしまった。板を乗せたような簡単な橋が架けられている。峠を越えてきてふらついた体では、細い橋を安全に渡れるか不安だったが、なんとか渡り切った。

グーグルマップ先生によると、道は間違えたけど、旧東海道に戻れるようなので、このまま進んでいく。

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「そうだ、奥湯本に向かうのだ。そうすれば旧東海道に合流する」
と、グーグルマップ先生は言っている。

方向さえ間違えなければ、このあたりは問題なく進めるだろう。とはいえ、山の中なので遭難の恐れもある。適宜グーグルマップ先生に尋ねつつ、整備された道を通っていくことを心掛けた。

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途中、アスレチックのように丸太がポンポンと置かれていた。普段なら、軽快に歩いていくが、ヘロヘロなので、「楽しいーなー」と、変なテンションで歩いて行った。

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◆14:07 旧東海道に戻る
グーグルマップ先生、無事に戻ってこれました。ありがとうございました。

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◆14:16 ホテルはつはな通過
お高そうなホテルの前を通過した。奥湯本だろうか。

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さて、このあたりから歩道がなくなった。車があまり通っていなかったので良かったが、もし観光シーズンであれば、車との接触に注意しなければならないところだ。

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◆14:29 奥湯本
ズラーッと並ぶ、ホテルや旅館たち。今、宿泊状況は芳しくはないだろうが、早くお客さんが戻ってこれるよう、この非常事態が落ち着きますようにと思う。

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ものすごく大きな旅館だなぁ。子どもの頃に来ていたら、ワクワクしただろうなぁ。迷路みたいな旅館だ。

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車道と別れて、旧街道を歩いていく。だけど、ほんの少しだけ。すぐに旅館街近くの道に合流した。

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うっわーー!! これまためちゃくちゃ大きな旅館だ。横、横にながーーーーいお付き合い(by京都銀行CM)
端から端まで走ったら、どれくらいかかるだろう。

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コンビニが、箱根湯本の雰囲気に合うようになっている。景観条例でもあるのかな?

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◆14:44 箱根湯本
どうやら、箱根湯本に着いたらしい。観光客は少ないが、ちょこちょこ歩いているのを見かけた。東京からだと電車で来れるので、関東からのお客さんだろうか。

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おおー、箱根関所から15kmも歩いたのか! 下りがほとんどだったとはいえ、結構足は疲れている。

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◆15:08 ゴール(三枚橋交差点)
なぜか電車の写真を撮ってしまったが、箱根湯本駅の見える三枚橋交差点で本日のゴールとした。

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さて、ここから本日のお宿に向かう。あれが、本日のお宿。

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◆15:16 湯本富士屋ホテル着
今回のお宿は、最大の難所・箱根峠を越えたことや、神奈川県に入ったことで、ゴールまでの道筋がはっきり見えたということで、セルフ・お祝いをするべく、奮発して、この東海道歩き旅・最高のお宿(注)に泊まることにした。

とはいえ、一人で和室に泊まるのもどうかと思い、このホテルの中では安いプランを選びました。

(注:今まではビジネスホテルばかりだったので、このような観光ホテルに泊まったことがなかった、という意味です)

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昔、家族旅行でこういう宿に泊まったことはあったが、個人でこんな立派なホテルに泊まったのは…初めてだ…ドキドキ。
カーペットが歩きやすい! エレベーターホールが広い!!

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ここが私の泊まる部屋。どんなお部屋だろう…ドキドキ。
洋室を選んだんだけど…

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ここにずっと住んでいいですか??(真剣な表情)
広い! シンプル! 素敵!
部屋はシャワールームがあり、湯船はないが、大浴場(温泉)があるので、今回はシャワールームは利用せず。

(改めて見ると、かなりピンボケしてますね…写真撮ってゆっくりしたかったんだと思います。すみません)

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さて、今回は夕食をホテルで摂ることにしていたので、1階を歩いていると…当時の天皇皇后両陛下(現 上皇・上皇后両陛下)のお写真が。
なんだか、畏れ多くなってきた。こんな東海道ルックでウロウロして、すみません(汗)

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本日は、フランス料理をいただくことにした。
普段は断然和食党の私だが、フレンチを食べてみたくなったのだった。フレンチはランチならたまにいただくが、夜にいただくのは初めてだ。

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一応、部屋を出るときに髪は梳かして、せめて身だしなみは気を付けてきたつもりだが、なんだかこんな格好で座っているのが申し訳ない気がしてきた。

接客はもちろん…大満足です。こんな身なりなのに、丁寧にしてくださって、ありがとうございました。ニコニコと笑顔で来てくださる、ホテルのスタッフの皆様のホスピタリティの心が、じーんと胸に染みた。

【またまた番外編】ホテルディナー

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せっかくだから、地ビールをいただく。「箱根富士屋ビール」。とても飲みやすく、美味しかった。

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【前菜】鶏胸肉ガランティーノ、林檎ピュレとコンソメジュレ
当然、美味しい。

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キャロットスープ、檸檬オイル
心と体に染みる、優しいおいしさ。

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鱸ポワレ 香草風味 ナージュ風
ほくほくと美味しい。

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牛フィレステーキ シャリアビン風 ペッパーソース
美味しさは体を駆け巡る。

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フォンダンショコラ フランボワーズソルベ添え
美味しさの締めは、やっぱり美味しいものを。

美味しいしか感想がなかったですね。これじゃあ、絶対に食レポの仕事は来ませんよ。何を食べても、美味しく感じられたので、最高でした。ご馳走様でした!

14日目を終えて

今回は東海道の旅・最大の難所「箱根峠」を越えた。そして、初めての寝台特急サンライズ号乗車。サンライズ号はぜひ乗ってみたかったが、こんな風に乗る機会を得られるとは思っておらず、大変いい経験ができた。

京方から旅をずっと続けていたので、体が長距離ウォークに慣れていたこともあり、予想よりも箱根峠の難易度は高くなく、意外とサクサクと進むことができた。とはいえ、下山の頃にはやはり疲労が出てきたので、舐めてはいけない。

箱根湯本に着いた時点で、一気に小田原宿まで行くこともできた気もするが、せっかく箱根に来たのだからと、箱根湯本で温泉に浸かってゆっくりと充実した時間を過ごすことができ、東海道の旅を続けて良かったと心底思った。自分へのご褒美だー!

本日のまとめ

歩いたところ:三島宿(11)~箱根宿(10)~間の宿・畑宿~箱根湯本
歩いた距離:28.82キロ(寄り道含む)
歩いた時間:6:15~9:45 、11:10~15:16 約7時間(休憩含む)
宿泊ホテル:箱根湯本富士屋ホテル(箱根町)
費用:
 ・交通費:19,020円(サンライズ瀬戸・シングル個室) 
 ・飲食代:1,180円(朝食・昼食代等のみ)
 ・宿泊代:14,900円(夕食代込)
 ・遊興費:2,220円(芦ノ湖海賊船)

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