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➀香港(香港→マカオ→深セン→マニラ旅)
今回は5月14日から約2週間ほどかけて4ヶ国を回ってきました。
フィリピンのマニラに行く予定ができたのですが、マニラだけの往復ではつまらないなということで、香港にもついでに行こうということになり、香港に行くなら香港からすぐ近くにあるマカオと深センにも行っておこうということで今回の旅のプランが決まりました。
そして、まずは香港からです。
香港は世界一不動産が高い都市で、ビジネスもグローバル化している国なので行ってみたい国でした。
香港へは成田空港の香港エクスプレスで行きました。
香港は日本から行く人も多いので便数も多く航空券も安く行くことができました。
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香港には夜8時くらいに到着しました。
成田空港からは約5時間です。
香港に到着したらまずはオクトパスカードを購入しました。
日本でいうSuicaやPASMOのような交通系カードで、電車だけでなく、コンビニや飲食店でも簡単にピッと支払いができるカードです。
クレカは使えないけどオクトパスカードは使えるという飲食店も多く、香港に来るなら必須のカードです。
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空港から香港のセントラル(金融街)までMRTという香港の快速電車に乗って移動しました。
セントラルは夜にも関わらずバスやトラムなどが走っており都会ですね。
そしてビルがたくさん建っています。
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香港の名物という点心(dim sum)が食べたかったのでYUM CHAというお店に閉店間際に駆け込んでギリギリ間に合いました。
思ったより量が多く頼み過ぎましたが全部美味しかったです。
ここで香港の洗礼を食らうのですが、水が出てこないので水を注文すると料金が1,500円でした。。
この料理の中で水が一番高いです。
香港の飲食店では基本的に水は出てきません。
ペットボトルを持ち込んでその水を飲むらしく、持ち込みはOKなんですよね。
謎な文化です。
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次の日の朝はお粥からスタート。
香港の現地の方は朝ご飯に粥を食べるとのことで、実際に食べてきました。
ヘルシーで出汁が効いており美味しいです。
写真に写っているもう一つの料理は「腸粉」というぷるぷるとした米粉にチャーシューが入っているという料理です。
日本人の苦手な八角の匂いがして、油もギトギトでここの腸粉は微妙でしたね。
お粥は美味しかったので日本に戻ってきてもたまに食べたくなります。
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ここから香港の街を散策です。
本島行きのフェリー乗り場に向かいます。
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セントラルから香港本島へ「スターフェリー」というフェリーが出ており、値段も安く気軽に船で移動できます。
天気も良くて最高でした。
ニューヨークや上海のように海とビルの光景が「成功した都市」の象徴です。
東京湾も頑張ってもらいたいです。
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この湾のことをビクトリアハーバーというみたいです。
一杯1,000円程するスタバのフラペチーノを飲みながらビクトリアハーバー満喫です。
物価は高いですが、街の雰囲気は最高です。
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このエリアには「K11アートモール」というアートをベースに作られたおしゃれな建物がありました。
買い物できる美術館というコンセプトらしく、外装もおしゃれですが、中にもおしゃれなアートが飾ってありました。
「アート×ショッピング」勉強になります。
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初めて訪れた都市ではいつも展望台に登ります。
香港でも展望台に登ってきました。
展望台からの景色はタワーマンションしかなく、ビルが隙間なく建っており過去一圧巻な光景だったかもしれません。
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土地が足りないので建物を上に伸ばすしかなく、世界一の不動産価格というのも納得できます。
そして上から見ていて気付いたのですが、香港の金融街と本島の間にあるビクトリアハーバーには一切の橋が掛かっておりません。
すべての道路、電車は海中を通っており、上から見ていると車が海中に入って行くのが見えます。
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海外に行った際は展望台と同じくスーパーマーケットも必ず見に行きます。
香港の食料自給率は約1%と、ほとんどの食料を輸入に頼っているので、日本の食材もたくさん入っていました。
シャインマスカットが一房11,000円、マンゴーが1個7,000円などとんでもない金額で販売されています。
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中国が近いということもあり、中国産の食材が多いです。
円安とインフレが重なりとんでもない金額になっています。
この値段を見ると、輸出して外貨を稼ぐ方法を本気で考えないといけないですね。
香港やシンガポールなど輸入に頼っている国に向けて輸出できる商品を作っていきたいです。
夜は香港名物100万ドルの夜景を見るべく、ビクトリア・ピークに向かいました。
ビクトリア・ピークとは香港の夜景が見える山で、そこまでケーブルカーで登って行きます。
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ケーブルカーで10分ほど山を登ると頂上に到着します。
見えました、香港の100万ドルの夜景。
100万ドルの夜景の意味は、六甲山が起源らしく、光っている電気の電気代を換算すると100万ドルになるとのことでこのように呼ばれているみたいです。
この夜景を見ることに100万ドルの価値があるかと思っていましたが違いました。
が、それくらいの価値はあると思ってます!
ビルが高いので建物がすごく近くにある気がします。
ずっと見ていても飽きない夜景でした。
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翌朝もお粥からスタート。
お粥のお店には持ち帰りのお客さんもいたりと結構人が多いです。
今回は挑戦して豚の血を固めた豬紅(ツーホン)という食材が入ったものにしました。
慣れるまでは異質な食べ物でした。しかし香港に住んでいる日本人は豬紅が好きという人も多いです。
海外ではできるだけ初めて食べる料理を食べたいので毎回未知な食べ物に挑戦しております。
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ご飯を食べた後は、香港で有名な観光名所のモンスターマンションに行きました。
マンションに囲まれており、すごい作りになっています。
ベランダに窓を付けて部屋にしたりしているみたいで、中がどんな部屋になっているのか気になります。
気付いたのですが、香港のマンションの1階はほとんどテナントになっているので、マンションへの入口はテナントとテナントの間に位置し扉1枚分という横幅のみでとても狭いです。
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近くのパン屋さんでエッグタルトを買いました。
マカオの名物のようで、マカオと香港では少し焼き方やタルト生地が違います。
僕はマカオのエッグタルトの方が好きでした。
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モンスターマンションがある太古(Tai Koo)というエリアはたくさんのガラス張りのオフィスビルがあり、ビジネス街でした。
引き続きそこら辺にあるスーパーに行き、どのような商品が売られているかのチェックを行いました。
僕の地元鳥取県の千代むすび(日本酒)がしっかりと売られています。
流石の営業力です。
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コンビニには同じく鳥取県で有名な牛乳の白バラ牛乳が置いてありました。
小学校の時に毎日給食で飲んでいた牛乳が香港のコンビニで売ってあるのは感動です。
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午後からは、M+という新しくできた美術館に行きました。
夜から会食が入っていたので1〜2時間ほどしか時間がなかったことに加えて、中が広すぎて、一区画しか見ることができませんでした。
たくさんのアートがあり心が動かされました。
「ビジネスはアートとサイエンス」と言われるのでアートも勉強していきたいです。
こういうしっかりとした美術館で見るとアートは面白いです。
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夜は香港での会食でした。
20人ほどの会食でそのうち香港人の方が10人ほどでしたが、そのうち2人が漢方の事業を行っていました。
香港は漢方文化が発展しているなと改めて思いました。
世界長寿ランキングも1位が香港で2位がマカオですが、漢方が関係しているんですかね。
香港もマカオも漢方屋が街のいたるところにありました。
香港領の返還の話やSARS(伝染病)の話など、香港の歴史のリアルも聞けてとても勉強になりました。
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翌朝は昨夜の会食でおすすめされた亀ゼリー(グイリンガオ)を食べてみました。
廿四味(twenty-four herbal tae)という名前の通り24種類の漢方からできたお茶もおすすめされたので一緒に頼みました。
超絶苦くて食べるのが精一杯でした。
亀ゼリーは苦すぎるのでシロップをかけて食べるみたいです。
体に良いらしいので頑張って全部食べました。
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この後はマカオに移動です。
トラムに乗ってマカオ行きのフェリー乗り場まで移動しました。
このトラムは60円ほどでとてつもなく安いです。
トラムの二階に乗ると香港の街並みを感じながら移動できるのでおすすめです。
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まとめ
香港はとにかくビルが密集していてすごい迫力でした。
そして国の面積が狭いので輸入大国なのとお金持ちが多く購買力の高い国なのでとてもチャンスのある国でした。
不動産価格が高すぎるので住む気にはなれませんが、ビジネスの可能性はすごく感じました。
次はカジノの街、マカオです。
マカオも街並みがド派手で楽しい国でした。
ぜひご覧ください。