見出し画像

私改革。

私は日々、小さな諦めを積み重ねている。
会社や家庭、友人の集まりでもそうだ。
本当はこうしたいのになぁ。
そんな事を思いながらも、作り笑顔で周りの状況に合わせている。
誇る事ではないのだけれど、そんな私も昔はわがままな人間だった。
なにが要因となり私は変わったのだろう。
少し考えてみた。

はじめに浮かんだのは、家庭環境の変化だ。
21歳で現在の家に嫁いだ私は、それと同時に、相手側の家族と同居生活が始まった。
身分という表現が適切かわからないが、家庭の中で私が一番下の立場だった。
私よりも主人や姑の存在が優先だったのだ。
そのほうが自然と揉め事も起きず、平和に暮らせると嫁いで数日で理解した。
その頃から自分の優先順位は最下位だった。
今でも年上相手には自分らしさをさらけ出す事が苦手だ。

次に思い浮かんだ原因は、仕事場での立ち位置だ。
平日会社員をしている私だが、周りは皆、年配の方や男性が殆どだ。
3回ほど部署異動を経験しているが、どこに行ってもそうだった。
円満に働くためだからと言い聞かせ、指示された事を淡々とこなしていく。
そんな毎日を繰り返していた。

他にもいくつか要因はあるかもしれないが、大きくはこの2つが影響していると考えている。
こうやって、今までこの小さな諦めを積み重ねてきたわけだが、ここ最近、この癖を改善したほうが良いように思えてきた。
なぜなら、このままでは意思のない人間になってしまうと感じたからだ。
私の意思が通るかどうかはさておき、せめて意思を通そうとする行動があっても良いのではないかと思ったのだ。
そして私は、この文章を書きながら、私を変えるための“私改革”を起こそうと密かに企んでいるであった。




いいなと思ったら応援しよう!